Mr.ぴぃさんが投稿したメッシタ(東京/目黒)の口コミ詳細

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掲載保留メッシタ不動前、目黒、武蔵小山/イタリアン

1

  • 夜の点数:4.6

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/02 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

Sette uomini d'oro

初訪は昨年の太郎月
行きたい店に振られ、さて如何するか思案顔の中、繋がらない筈の電話が繋がる。少し時間を潰さなければならなくなったが、如何にかこうにか訪問を果たすことが出来た。

カウンター僅か12席の、「へっ? こんなとこ??」と云った佇まいの店内に、豚の小物が其処彼処に溢れ返り、黒板の字は読めないは、其の品書きの大半は売り切れ止めになっているは、テーブルは狭いは、椅子の座り心地は悪いは、誰だか判らない隣人とガシガシしなければならないは、出来上がっている客は騒々しいは。
そう云う想いも束の間で、気が付いたら大層居心地が良く、騒々しい客のひとりになっていたりして、やれやれ、そんな爺ぃ(笑)

愉快痛快奇奇怪怪、カラリと明るく華やかで鮮やか、軽快かつこってり、うーん、良い店だ。惜しむらくは予約の電話が繋がらない…
好きな人はこの上なく好きだろうが、駄目な方には如何しようもなく受け入れられない店なんじゃないかな。
御世辞にも綺麗とは云い難い黒板に書かれた食材が兎に角垂涎もの。

再訪の黄金の7人(笑)、以下の通り

ポロ葱のマリナーレ
白アスパラガス アンチョビソース
フレッシュアーティーチョークとグリーンピース軽い煮込み
ヒゲダラとジャガイモ
のれそれのスパゲッティ
うさぎのリグーリア風
苺のコンポート アイスクリーム添え


トリッパ、トリッパと喧しく喚く知り合いを制し、品書きを読むように諭す。確かに此方のトリッパは魅力的だが、其の気持ちを揺るがすに十分な品書きが並ぶ。再訪が故の悩みと考えていただければ。
前回はミートソースがなかったんで今回は是非にと思っていたのに、のれそれにいっちゃうし(笑) 前回のトマトパスタも満足出来たから、何を選んでも良いんだろうけどね。
抑々、なんで、此処にヒゲダラ、ヨロイイタチウオがあるの? と思われた方、うん、良く解ってらっしゃる。pesce が決まれば、あか牛と云いたい calne をスルーしてうさぎ、えへへ、どうよ。
そうか、もう白アスパラガスの季節なのね。ラディッキオとアーティーチョークで迷い、其の隙にポロ葱、リーキを押さえていたりする。

こう書くと、なんか格好良く見えるかもしれないが、恐らく適当に黒板から撰んでも外れ無いのが、此方の店の最大の魅力。だから何処ぞのオッサンの言葉の羅列なんか無視してよい(笑)

品書き選びの段階で、二人の瓶ビール二本は空。小さな瓶だから当たり前なんだけど、料理に合わせて白葡萄酒を此れ亦適当に撰んで、兎に角始まりだ。

古代エジプトで既に栽培されていたポロ葱は、実は明治初期には日本国内に渡来していたのだが、昔からの葱に押されて普及せず、此処にきて需要が大幅に伸びた野菜で、ま、そんなことが如何でも良いぐらいに旨い。

前回は目玉焼きが乗っていた白アスパラは、定番のオランデーズソースではなく、アンチョビソース。塩味と旨味が合わさって、アスパラガスパラダイスが今宵も始まるのである。

江戸時代に栽培されていたと記録が残る、ってもうええか(笑)、アーティーチョークは空豆のような、栗のような味わいで、其れ以上に面白かったのはグリーンピース。緑とくすんだ鶯色の二種類のグリーンピースが混在しており、味わいのフレッシュさと旨味をぎっしり背負い込んだグリーンピースが食感も全く別物で同居している様といったら、幸せ以外の言葉が見当たらない。

上質の白身が口の中でホロホロと溶けていくように柔らかいヒゲダラ。トマトとジャガイモが食感に変化を与え、矢張り、こう云う汁物で食べるヒゲダラは格別。食べるのも忙しいが、呑むのも忙しくって仕方がない。

あれ? pesce の後にパスタ? なんて細かいことは気にしない気にしない。そんな店じゃないんだから。レプトケパルスののっぺりとした感じとスパゲッティのしっかりとした骨格の組み合わせが大層面白い。

そして、うさぎ、うさぎだよ。リグーリア風を謳っているから、ジェノベーゼ・ペーストを使っているのかな。バジル風味が慈悲深く、骨離れが良く、肉の奥底に迄スープの味わいが染み込んでいる。

店の雰囲気から信じられないぐらい上品な味で構成されており、でも、しっかりと下拵えが出来ているからか、決して酒に負けない強さが味わいの中に潜んでいる。つまり、呑みたい人には是が非でも訪問すべき店ってことである。

ドルチェはひと皿しか残っていないと云われたので、同行者と修羅場(笑)
此れでもかッ! と云う巨大苺が蜜たっぷりで、アイスクリームが良いクッションとなって、もうすぐ春なのねと鼻唄のひとつも零れてきそうな夜会も終わりが近い。
嵌ると、ハート鷲掴み。もう少し電話が繋がれば良いのになぁ…

2015/03/05 更新

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