drunkwhaleさんが投稿した祇園 にし(京都/祇園四条)の口コミ詳細

酔鯨の美しき酒呑みたち

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祇園 にし祇園四条、京都河原町、東山/日本料理

3

  • 夜の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
3回目

2021/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

霜月の祇園にし

久しぶりの「祇園にし」。店先には懸崖菊。
暖簾も菊の柄で季節を感じます。

【前菜】
・雲子の蕪蒸し 蟹餡掛け

【お凌ぎ】
八戸の本鮪の大トロ 根室の雲丹 海鮮丼 キャビア

【お椀】
土瓶蒸し 長崎天然クエ 蛤 松茸

【お造り】
・大分の赤貝とアオリイカ雲丹和え
・羅臼の天然鰤の大トロ16kgぐらい 辛味大根

【八寸】
・銀鱈味噌漬け
・さんま棒鮨
・丸十レモン煮
・菊菜と舞茸白和え柚子胡椒
・ワタリガニの酢の物
・スモークサーモンほおづき 中にクリームチーズ

【強肴】
鹿児島牛ヒレ、海老芋、九条葱、銀杏

【揚物】
気仙沼のヨシキリザメのフカヒレとカニの春巻
実山椒を使った醤油利尻昆布塩

【ご飯もの】
・鮭といくらと松茸の釜飯
漬物は白菜昆布巻き ちりめん山椒昆布 胡瓜と明太
赤出し 鮭とナメコ
・にしんそば
・牛テールカレー

【デザート】
ピンクグレープフルーツのゼリーとラフランスのシャーベット、ソーテルヌぬ貴腐ワインのジュレ


よく考えたらトイレに行ったの初めてかもしれません
当たり前ですがとってもキレイで清潔。

前回からの変化はデザートが2種から1種に。
そしてどうやら大将お手製でなくお弟子さんにチャレンジさせている模様。
大将、「今日よかったよ」って耳打ちされてました(笑)

あとは今回なんといっても春巻きですね。
贅沢な春巻き、とっても面白い試みですしもちろん大層美味でございました。

いい意味で安定したところにまだ少しづつ新しいものにチャレンジしてブラッシュアップしているところ、まだまだ楽しみです。
また季節を変えてお伺いいたしましょう。

今回は〆て\51,600-
いつもほどは呑まなかったのでお手頃で済みました(苦笑)

2021/11/23 更新

2回目

2020/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

高陽酒徒、炊金饌玉に舌鼓を打つ

さて待望の「祇園にし」再訪です。
コロナウィルス感染対策の自粛要請により「祇園にし」さんにおかれても4月より自粛を余儀なくされておりました。
その際にお食事券を販売されておりまして、少しでもつなぎ資金にでもなればと買わせていただいておりました。
おかげさまで税サで\6,000ほどお得になってしまいました。
ありがたいやら申し訳ないやら

まずは生ビール
アサヒスーパードライ。
蒸し暑かったこの日、仕事を終えて駆け付けた身にはとても染みいる。

◆先付 長芋そうめん利尻雲丹のせ
のっけからキタ*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。..。.:*・゜゜・*!!!!
長芋をこういう・・・ホント腕ですよね。
雲丹が贅沢なのはモチロン、上にのった憶良と茗荷が素晴らしい。
どういうんだろう?歯ごたえというのかな、食感が計算しつくされているのが「にし」。
味覚とか食感とかすべてパーフェクトに美味。

◆椀物
ボタンハモの椀 白味噌仕立て 蓮根饅頭
モチロン濡れ椀。

牡丹鱧とは骨切りした鱧に片栗粉をまぶし湯引きしたもの。
牡丹のように花を開くことでこう言われるようです。
白味噌であること、付け合わせの蓮根饅頭、揚げた蓮根スライス。
すべてが着地点を理解したような。
鱧食べすぎだよなぁと思ってましたがこれならまだまだ食べたい。
椀も美しいです。

◆造里
・本鮪トロ ボタンエビ 雲丹和え 海ブドウ カシューナッツ
このトロ。Marvelous!!!
なんだこれ!?美味しいの遥かに上。
最早存在を感じないくらいの柔らかさ。
おそらく、だからこそカシューナッツやうみぶどうで食感を出していらっしゃる。
牡丹海老も恐ろしく滋味深い。
しかしてこのウミブドウですよ。
こんなもん好きじゃなかったってか嫌いだったんですけど美味しい。。。
で、大将に聞いてみると「特に何もしてない。生で洗っただけ」ですと。
マジすか。スゲェなぁ。

・天然本カワハギ薄造り 剣先イカ
あしらいも美しく。

この「肝ポン酢」!!!!!!
そして酢橘!
こいつらメチャウマ!!!
肝ポン酢は飲み干してしまうほど酒泥棒。
前回も白子でヤられたなぁ(;^ω^)

◆八寸
・長刀鉾の中身はイト瓜とイチジクの胡麻和え
・糖度の高いスーパートマトの白髪そうめん
・甘海老とたこの柔らか煮
・ごまどうふゴマジュレ
・とうもろこしのムース

まずは見目麗しく、中央には長刀鉾の器。
いや~今年は祇園祭が行われませんがここで鑑賞できました(笑)

そしてここにきて白髪素麺。すごいなぁ今回は本当に「切り」の腕を見せつけてくる。
しかもそれがこのトマトとものすごいマリアージュ。
甘海老は当然、蛸が「柔らか煮」ってこういうことだよなぁ・・・柔らかすぎ(笑)
胡麻豆腐も絶妙。
トウモロコシのムースはもはやデザート。

「にし」で一番好きなのはこの中盤で八寸が出てくること。
最初は口にしやすいものから椀物で、中盤にこの八寸は本当に酒好きにはたまらない。
八寸はいろいろチビチビやりたいので最初に出されるといきなり停滞してしまうのですよね。
旅館なんかではそれでいつも仲居さんを困らせてしまいます

◆焼物
ノドグロ。
下には温かい酢飯。
この酢飯の具合が酸っぱすぎず本当に面白い。
上には芽ネギ、キャビア、山葵。
このキャビア、たぶんベルーガ。
こんな美味しい魚が食べたいから「にし」に来るんだよなぁ。

◆ヨシキリザメの鱶鰭 蟹餡掛け 毛蟹みそ
フカヒレ、中華だと濃いめの味付けですが、こういう和風の味付けでもしっかりと美味しいのはフカヒレ自体がまず美味しいのだと思います。
フカヒレと蟹、美味いに決まってるやん(笑)

江戸末期の古伊万里とのこと。
器もだんだん自宅にもいろいろと気に入った作家さんのものを買うようになってヤヴァイのですが、古い器まで手を出すと怖いのでまだ踏み入れていませんが、いいですねぇやっぱり。

漬物は水茄子、昆布、胡瓜明太子和え。

お茶を置くコースターは組子。
涼しげでいいですねこれ。

◆とうもろこしと近江牛ミスジの炊き込みごはん
赤出汁 北海道のシジミと新物の松茸

今回の炊き込みご飯はミスジとトウモロコシってありそうでないやつ。

こんなもん美味しいに決まってますやん。
モチロンもりもりと御代わり・・・と言いたいところですが。
ここからが驚きの変化を遂げた「にし」さん。

◆パワーアップした「祇園にし」のアディショナルシメ(大将談w)
・冷やしなにわうどん
・にしんそば
・牛テールカレー
3つから選べるシステムなんですが女将さんが「よかったら全部ちょっとづつどうどす?」と来たもんだ(笑)
はい、ありがとうございますwww 腹パンパンwwwwww
でもどれも本当に美味しいので苦しくても手が止まらない

◆デザート 宮崎マンゴーのムースのプリン
相変わらず大将、さすがです。
デザートまできっちり美味しい日本料理屋なんてありますでしょうか。
おなかいっぱいなのになぁ・・・秒殺でした

手土産の炊き込みご飯の残り。
袋もオシャレにグレードアップしてました(笑)
ホテルに帰って呑んでたら夜中におなかがすいたのでペロリ
美味しいものっていくらでも食べれるので体にはよくないですね(苦笑)
今回も完璧に美味しい「祇園にし」。

というかコロナ自粛中にパワーアップしちゃうんだからとんでもないよなぁ(笑)
モチロン、また次回の予約を入れて帰ったのは言うまでもありません。

通常\15,000×2に税サで計\36,000のところお食事コース券で\30,000。
安定の酒代は\21,720-
やっぱ安い「祇園にし」。

2020/07/31 更新

1回目

2020/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

香美脆味で和気藹々なこの上なく巧みな極上日本料理

このご時節だからでしょうか、ふと思いついて電話してみたら当週で予約がとれちゃってずっと憧れていたこちらへ、やって参りました。

ディナーは\15,000か\12,000のコース。
無論\15,000でお願いしました。

折敷も美しく。

ビールは生も瓶もアサヒスーパードライ。

◆先付
・飯蛸、赤貝、宍道湖の白魚、ホワイトアスパラ 旨味ジュレ掛け

もうここで今宵は間違いなく最高の夕餉であると確信。
飯蛸の信じられない柔らかさ、白魚の解けるかどうかの絶妙な食感。
あと赤貝でこんなに滋味深さを感じたのは初めて。
ホワイトアスパラも含めてすべてが実に絶妙な加減。

そりゃ進みますわな(笑)
まずは田酒の特別純米山廃仕込。

オサレにワイングラスで供されます。

◆椀物
しっかりと濡れ椀でございますわねモチロン。

・知床のキンキ、筍、若布

優しい。ひたすらに優しい。
引き算の最終点のような味わいなのですがそれはおそらくキンキの力強さをより引き立てるためなのではないかと、とかよくわからんクセに偉そうに言ってみる。自信はない(笑)

而今純米吟醸山田錦無濾過生

◆造里
・障泥烏賊と車海老の湯霜造り、雲丹和え

お造り、こんな仕立てで出てきますか。
障泥烏賊と車海老どちらも湯霜造り?ってぐらいほぼ生なのですがそれにこれでもかってぐらい雲丹がネットリとたっぷりと。
いやぁ~ヤヴァイヤヴァイ。

而今純米吟醸千本錦無濾過生
(奥にしれっと美人女将を見切れさせてみたw)

・明石の天然鯛の薄造り 鯛白子ポン酢和え

これ参ったなぁ~。
この鯛の白子、和えてあるポン酢とのバランスがものすごくてもう旨味の塊。
鯛の薄造りより白子が主役のような。
っていうか残った白子でメチャメチャ酒が進み過ぎてかなりヤヴァイ。

澤屋まつもと純米吟醸守破離雄町

十九(純米酒)IlCumulonembo(※純米酒ですが、特定名称酒表示はしておりませんので括弧つきで)

"IlCumulonembo"とはイタリア語で「入道雲」という意味らしい。
読み方を聞いたら大将が女将に「発音してみ~な」って仲えぇのう。
で、iPadで調べて、照れながら発音してみる女将。(゜∀゜)ノキュンキュン!

◆八寸
・ノドグロ幽庵焼
・のれそれ
・蛍烏賊
・独活と筍の木の芽和え
・空豆クリーミチーズ挟み
・八幡巻

もう既にいつもの酒倍速化が始まってるのにここで八寸とか酒呑み殺し!(褒め言葉)
どれもこれも歯ごたえ、食感、味わいとすべてがほんと驚くほどの絶妙なバランス。
蛍烏賊もモチロンしっかりとした処理されていて見た目の普通さとは全く違う極上の味わいだし、空豆とクリームチーズ・・・言い出すとキリがないな。なにせすべて「これが至上」というべき調理だと思います。

播州一献 無濾過純米超辛口

羽根屋純吟煌火(きらび)生原酒

◆ミニ海鮮丼
・本鮪のトロ、根室の雲丹にキャビアのせ。ご飯は酢飯。

トロに雲丹にキャビアって。
そりゃもう極上に決まっちゃってるじゃないの。
今宵も痛風のことは傍らに置いておきます(笑)

日高見純米吟醸弥助芳醇辛口

◆強肴?
・鹿児島牛A5ランクロースのすき焼き風

関西風に牛を焼いてからなんですがもう一瞬の焼きでレアに仕上げてます。
ほんの二口ぐらいなんだけど、この「もうちょっと欲しい」ぐらいがちょうどいいんですよね。
これも抜群に美味いです。
京都人はお肉大好きどすからな~(^^♪

上喜元純米吟醸超辛

いつまでも呑んではらんとおぶうでもどうぞ。

さて来ましたえ。

どーん!

◆御飯
・蛤と香住の蟹の炊き込みご飯

ここに来たのは美味い炊き込みご飯が食べたかったのもある(先の北海道の宿がどこも白ご飯ばっかりだったのもある)。
に、してもなんじゃこりゃ美味すぎだろ。
蛤と蟹という、この微妙な季節でないと出逢わない両巨頭が絶妙(何回「絶妙」って言うのよw)なハーモニー。
腹はち切れそうだったのに美味すぎておかわりしちゃったので腹はち切れた(笑)

香の物もすべて一工夫してあって最後まで手を抜かない。

美人がよそってくれるとまた2段階ぐらい美味くなってもうリミッターカットやね。

こんなんもう贅沢すぎますやん。

◆余興
・牛テールカレー
出汁から身からすべてテールで仕込まれた、女将曰く「大将が一年に一回ぐらい急につくらはりますねん」というカレー。
お隣の常連さん用に仕込まれたようですが余ったものを少しだけご相伴にあずかりました。
料理上手い人ってホント、カレー作っても美味いっすよね。
瞬速で胃に行っちゃいました(笑)

◆デザート
・イチゴのムースのプリン

大将の西隼平氏はパティスリの勉強もされたという。
だからというか、ホント最後まですべてが絶妙に美味い。
デザートまでこんなに美味しい和食屋さんは初めてだ。

珈琲はエルメスの器かなたぶん。
こういうのも楽しいところですよね。

奥さんは賢明におかわりしなかったので余った炊き込みご飯をおにぎりにしておもたせいただきました。
最後までパーフェクトだわ...・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

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店主の西隼平氏、「日本料理とくを」さんで和食を4年間修業され、さらにイタリア料理店でも働き、ソムリエ資格を持ち、パティスリの勉強もされたという。
そのすべての経験が凝縮されたような本当にスゴイものを戴きました。

それに加えて大将も女将もイケメン美女でその上朗らかに場を盛り上げてくださる気安さ。
味だけではない、「居」も素晴らしいんですよね。

だからでしょう、迷いなく次回の予約を入れてしまいました。
一年中折々の料理をすべて楽しんでみたい、とここまで思ったお店は近いということもありますが初めて。
今後、定点観測と相成りました(笑)
「また逢いたい」と思うものがここにはあります。

あ、料金ですがコース\15,000×2+消費税+サービス料10%で\36,000。
酒呑みまくって\56,040。
日本酒は半合の提供という話だがもう少しあると思う。
だから而今なんて\2,000と\1,000とか記載されていたが思っていた以上に安く感じた。

美味しくて楽しい京料理食べたいんやったら悩まんとここに来なはれ。

2020/03/18 更新

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