denji-papaさんが投稿したRISTORANTE IL NODO(神奈川/鎌倉)の口コミ詳細

猫のいる生活

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RISTORANTE IL NODO鎌倉、和田塚/イタリアン、海鮮

6

  • 夜の点数:4.2

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.2
6回目

2024/03 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

春野菜の苦みとえぐみは當店のお料理を更に美味しくする

昨年の11月以来の訪店。こちらでは皿数が読めないことと考え抜いたソムリエールさんのセレクシ
ョンが秀逸なのでワインもお任せで。ペアリングは5杯と7杯なんだけど、お料理に合わせて5杯で
も5杯+αでも7杯でもというスタンス。美味しいものをいただけるのでお客さんはどんどん怠惰に
なる(笑)

今宵は贅沢に貸し切り。前日は満席だったようだが木曜日と金曜日は割と空いているとのこと。行
きたい方はこの曜日が狙い目です。ご主人といろいろとお話が出来て贅沢な時間を過ごしました。

お料理は畑の収穫の前にほうれん草のタルトから。自家製の味噌が効いていて美味しい。お酒は以
前いただいた丹波のワイナリーの泡から。

お料理は続いてこちらの看板の一つである季節の野菜をいろんな形で提供いただく畑の収穫。エデ
ィブルフラワーも春らしさを演出する。この季節なので野菜には苦味やえぐみがある。それらが実
に美味しくなるように工夫されている。珍しい芹の根を乾燥させたものが更に魅力を引き立てる。

丹波の泡は日本の発泡ワインだけあってこういう複雑な味もカバーしている。

お料理は続いて炙ったホタテとトマト。こちらにも芹の根っ子が。それらをまとめる小松菜のペー
ストが苦味が効いていて美味しい。

合わせるワインはマルケの白。こちらでは苦みやえぐみをそのまま強調するお料理が多いせいかイ
タリアでもフリウリやマルケのワインを合わせることが多い。そしてこれが絶妙な相乗効果を生み
出す。マルケの白も若干スモーキーなニュアンスがあってすごくよかった。

お料理はその後サワラの香草パン粉揚げ、イタリア産ホワイトアスパラとアナグマのパンチェッタ、
と続く。ワインも色々出してもらうので付いていけてない(笑)でも美味しいのは間違いない。

お魚のメインは小坪のヒラメのブイヤベース仕立て。シェケンタロウでもいただいた。フィエルテ
のシェフがオリジナルだろうか。鎌倉界隈では流行っている感じだ。それぞれのお店の特徴があっ
てこちらのお皿も間違いなく美味しい。

合わせるワインは山梨の障害者支援施設Carefit Farmのオレンジ。こういうワインを持ってくるの
は流石です。

そして二つ目もこちらの看板料理のシラスの発酵ソース。春キャベツをお好み焼き風に仕上げてあ
る。このソースは本当に堪えられない。

今宵はお肉のメインが出てからパスタ。お肉はダッチオーブンで焼いて藁で燻して仕上げる。ダッ
チオーブンの状態でプレゼンテーションが。このスタイルも鎌倉で広がりつつある。ウチもそうだ
けどお客が同じで共通のお店にいくのだろう。

ウチの奥さんは豚はあまり得意ではないんだけどこれは蝦夷豚のヒレ肉でレアに仕上げてあり全く
抵抗なく食べていた。この人は高級だと大丈夫なのだ(笑)

合わせるワインはオーソドックスにトスカーナの赤。この赤がしっかりと渋くて実に美味しい。こ
の後のタリアテッレの時にはお替りでちょっと注いでもらう。

デザートは蕗の薹とクロモジを入れたアイスクリームにメレンゲが被せてある。これも風味がいい。

一緒にデザートワインを勧められる。お断りをする筋合いも無いのでいただく。フリウリの拘りの
造り手が陰干ししたブドウから作るユニークながら味わい深いワインでした。

次のデザートはガトーショコラ。上にベルガモットのソルベが。

最後に私がハーブティー奥さんがコーヒーを貰って〆る。

春は野菜が芽吹く時期。芽吹く時期だから苦みもえぐみも強いけど、それが當店のお料理を更に美
味しくしている。

次は梅雨の時期にでもうかがいます。ごちそうさまでした。

  • 3月畑の収穫

  • 帆立とトマトとハーブ

  • 編み笠茸のタリアテッレ

  • 北海道産蝦夷豚のヒレ肉

  • 北海道産蝦夷豚

  • 小坪のヒラメブイヤベース仕立て

  • シラスの発酵ソース

  • サワラの香草パン粉揚げ 甘夏と春キャベツのムース添え

  • イタリア産ホワイトアスパラとアナグマのパンチェッタ

  • ほうれん草とサワークリームのタルト自家製味噌添え

  • ガトーショコラとベルガモットのソルベ

  • 蕗の薹とクロモジのデザート

  • トスカーナの赤k

  • デザートワイン

  • Pino Bianco

  • 障碍者就労支援施設Carefit Farmのオレンジ

  • パン

  • マルケの白ワイン

  • ゴエミョー連続受賞

2024/04/02 更新

5回目

2023/11 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

晩秋のイルノード、絶品のお料理と絶妙なワインのペアリングと季節の移ろひ

季節の素材を大事にする當店には去年とは違う月に訪れたい。それぞれの月でその月ならではの素
材を違うお料理で用意してくれるからだ。食べログで確認すると昨年は12月に訪問していたので今
年は11月に。

コースはスパークリングワインと共に畑の収穫からスタートする。いつもながらの見事なお料理。
野菜を生だけで提供するのではなく乾燥させたり、干したり、摺り下ろしたり。いろいろな形状で
提供してくれる。いつ来ても満足できるお皿だ。

いつも5杯のペアリングも皿数が多い當店ではソムリエ―エルが苦労されるので今日は7杯で。食後
酒まで組み込んでいただき大満足でした。

お料理はいつものように多種多彩。今日は魚料理が前半に出てきてメインのカイノミは最後に。そ
して間には名物の鎌倉ホエーやシラスの発酵ソースを使ったお料理が。いつものお皿と新しいお皿
が混在して出てくるのでワクワクする。

今宵も全部美味しいお料理だったけど印象に残ったものを上げるとすると石鯛とひじきとまこもだ
け、3年アマゴと黄金イクラ、そしてカイノミ。

石鯛は添えられているひじきをいろいろとアレンジしたものが見事でちょっとびっくりした。

3年アマゴと黄金イクラは前も同じ素材をいただいたが全く違うプレゼンテーションで提供された。
こういうのはなかなかない。深紅の薔薇とビーツが彩り的にも素晴らしかった。

そして藁で香りを付けたカイノミ。當店でメインを食べる時はいつもワクワクする。

忘れてならないのはワインのペアリング。本日もイタリアだけでなく日本やオーストラリアを組み
合わせた絶妙なペアリングを愉しませたいただきました。最後にちょっとユニークなイタリアの食
後酒までいただき大満足。

いつまでも通い続けたいお店です。

  • カイノミ

  • カイノミ(調理中)

  • 晩秋の畑の収穫

  • 3年アマゴ、黄金イクラ、ビーツ、薔薇

  • クレソン、茸、牡蠣と柿、鎌倉ホエー

  • カリフラワーとシラス

  • 晩秋の畑の収穫(上から)

  • クレソン、茸、牡蠣と柿、鎌倉ホエーを崩したところ

  • 石鯛、ひじき、マコモダケ

  • キウイとパンナコッタ

  • イチジク

  • 赤ワイン(トスカーナ)

  • さつまいものモンブラン

  • ハーブティー

  • 食後酒:アクアヴェルディ

  • パスタ:ストロッツァプレーティとキノコ

  • 3年アマゴ、黄金イクラ、ビーツ、薔薇

  • ウニのタルト

  • うら肉野郎(赤ワイン)

  • ロゼ

  • オーストラリアの赤

  • シシリアのロゼ

  • もってのほか(菊)

2023/11/27 更新

4回目

2023/08 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

鎌倉エビと真夏の素材の至福それを包み込む見事なワインのセレクション

昨年の7月に初めてこちらにうかがったのだがその時に8月には鎌倉エビが手に入るのでというお話
をされていた。小坪漁港に揚がる小ぶりの伊勢海老だそうだ。2か月続けてうかがうほどの食通では
ない我々は翌年まで持ち越しとさせていただいた。そして満を持して訪店。

いつものように開始時間の6時に訪問。今宵は我々風ともう一組のご夫婦。こちらのお店は2組くら
いがちょうどいい感じになる。お店にとっては申し訳ないんだけど。

お料理もさることながらいつもあっと驚くワインを出してくれるソムリエールさん。今宵も期待が
裏切られることは無くスタートの泡は京都の丹波の産。食用のブドウを使いながら爽やかな飲み口
とちょっと重厚な後味が何とも言えない美味しい泡でした。

お料理は定番の野菜尽くし、畑の収穫祭からスタート。いつも思うんだけど素材を色々アレンジす
ることでどんどん進化していく。それに続いてアペタイザー的に野菜料理が3品。ニンジン尽くし、
タコとビーツに黒米、最後にサザエのつぼ焼きのタルト。

ワインは途中から広島は福山産のマスカットを使ったロゼへ。この味わいが苦味が効いた野菜との
相性がばっちりで堪能しました。

続いてウニと発酵トマトソースを使ったカッペリーニ。下には小松菜のソースが引いてあり紫蘇の
オイルが。紫蘇の香りと小松菜の苦み、発酵トマトソースの風味が溶けあい素晴らしい一皿。

そしてクエのお料理。ミキュイに仕上げたクエに玉ねぎのピューレとピーマンのソース。ピーマン
の苦みと香りが何とも言えないこれも素晴らしい一皿でした。

この2つに合わせるのがラッツイオのグレケットというブドウを使った白。小松菜やピーマンと言
った苦みもえぐみも強い野菜のピューレにマッチする絶妙のワイン。飲み口はやや甘さを感じなが
ら後味は苦みも残る見事なというか、よく探し出したとしか言いようがない。今宵最も恐れ入った
ワインでした。

続いてメインの鎌倉エビの1皿目。ヴェルモットのソースの上に炙った海老を載せて上に牛蒡の揚
げたものをあしらっている。甘みと香りが何とも言えないヴェルモットのソースと炙った海老の風
味がとてもよかった。

そして定番のシラスの発酵ソースを使った焼きナス。このお料理が食べたくてこちらに通うと言っ
てもいいくらいの美味しさ。

この2皿に合わせるのはオーストリアの白。辛口ながら少しブレンドしたシャルドネの華やかさが
鎌倉海老や発酵ソースを引き立てる。

鎌倉海老二皿目はパスタの上に海老の頭を乗せたリングイネ。頭に残ったお肉や脳みそをこそげて
一緒に食べる。美味しくない訳がない。

これに合わせるのはピエモンテのネッビオーロを使ったロゼ。ネッビオーロの風味が芳醇な鎌倉海
老に負けない美味しいワインでした。

今宵のメインはジビエの夏鹿。いつものように藁で燻して調理される。この時期の夏鹿はあっさり
していてとはいえ口の中でとろけるような赤身の食感で何とも言えない。

それに合わせるのが定番のブルネッロディモンタルチーノ。ただこのブルネッロは樽香が薄目でま
だ爽やかな感じが残り脂が少な目の夏鹿とベストマッチ。このワインもよくぞ見つけましたという
感じ。オーソドックスなブルネッロは冬の鹿には会うだろうと思うけど、夏鹿にはこれしかない的
な今宵二本目の恐れ入りましたのワインでした。

デザートは最近定番のくろもじのパンナコッタから木苺そしてカカオプリンのボネ。一緒に冷たい
ほうじ茶をいただいて今宵は終了。

うかがう度にコースのお皿の数が増えていて素材の生かし方が進化している気がする。こちらは季
節の野菜を始めとする素材を最大限生かして料理するけどその分えぐみや苦みも出て来る。お料理
はそういう味を生かしながらソースでまとめているんだけど、合わせるワインは本当に苦労するだ
ろうなと思います。それでもお料理に引けを取らないセレクション。いつもながらお見事です。

ごちそうさまでした。またうかがいます。

  • 8月 畑の収穫祭

  • ウニ、発酵トマトのカッペリーニ

  • 鎌倉エビ

  • 白:ラツィオ州、グレケット

  • 赤:ブルネッロディモンタルチーノ

  • 鎌倉エビと夏野菜、ヴェルモットソース

  • 夏鹿のロース

  • 夏鹿(稲藁、麦藁炙り)

  • クエ、玉ねぎとピーマンのソース

  • 鎌倉エビのリングイネ

  • 焼きナス、シラス、シラスの発酵ソース、コリアンダー

  • ロゼ:ピエモンテ州 ネッビオーロ

  • ニンジン尽くし

  • サザエのつぼ焼きのタルト

  • サザエのつぼ焼き

  • くろもじパンナコッタ

  • タコ、ビーツ、薔薇

  • 木苺、黒米、薔薇

  • カカオプリン(ボネ)実山椒、ビーツ

  • 白:オーストリア

  • ロゼ:広島、福山

  • 8月 畑の収穫祭(真上から)

  • スパークリング:丹波ワイン

  • ゴ・エ・ミオ連続獲得

2023/08/29 更新

3回目

2023/05 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

奥さんの誕生日祝いにうかがう

今年の奥さんの誕生日はこちらで。去年の夏にうかがってから3度目だが今宵は週中の平日と言う
こともあって貸し切り状態で贅沢な時間を過ごさせていただいた。

お料理は定番の野菜の前菜(畑の収穫)から始まって12皿にデザートが2種。今宵も堪能させてい
ただく。いただいたお料理は以下の通り。

① 5月 神奈川 畑の収穫
② 前菜-1 食べるバーニャカウダ
③ 前菜-2 縞エビとエシカルローズ
④ 前菜-3 カマスとアーティチョーク
⑤ アマゴ、ケール、ベルガモット
⑥ アオリイカのイカ墨パスタ
⑦ アオリイカとグリーンアスパラ
⑧ 真鶴岩牡蠣と鎌倉ホエー、金柑
⑨ ホワイトアスパラ、エシャレット、猪のパンチェッタ
⑩ 鎌倉のお好み焼き
⑪ 阿波牛のカイノミ 藁焼き
⑫ 〆のパスタ

どれも甲乙つけがたい大満足のお皿の数々ながら印象に残ったのはカマスとアーティチョーク、ア
マゴ、岩牡蠣、ホワイトアスパラか。

どれも付け合わせ(メイン)のお野菜の苦みと旨味をうまく生かしたお料理だった。私は素材やソ
ースの苦みを好むのでこれらは大変印象に残る。

もちろんスタートの畑の収穫、定番のシラスの発酵ソース、メインの阿波牛も筆舌に尽くし難い。

そしていつものようにお見事なワインのペアリング。野菜の苦みとワインのペアリングは相当難易
度が高いと思われるのだが、後味のきりっとしたフリウリやマルケのワインとのペアリングは文句
なく美味しかった。またロンバルディアのロゼの硬質感や遊びの要素も入る白ビールなどこちらも
十二分に堪能させていただいた。

貸し切り状態だったので店舗の物件を見つける時の苦労や、最近の鎌倉のレストラン事情などいろ
いろお話が聞けて大変堪能した夜でした。次は鎌倉エビの季節にうかがいます。ごちそうさまでした。

  • 5月 畑の収穫

  • 小田原の猪のパンチェッタ、ホワイトアスパラ、エシャレット、バジルソース

  • 阿波牛の藁焼き

  • アマゴ ケール ベルガモット

  • 鎌倉のお好み焼き 春キャベツ、ジャガイモ、シラス、コリアンシード、シラスの発酵ソース

  • アオリイカとグリーンアスパラ、イカ墨ソース

  • 真鶴岩牡蠣、鎌倉ホエー、金柑

  • くろもじと山ブドウのパンナコッタ

  • 木苺のジェラート、緑米ソースと薔薇+冷ほうじ茶

  • 2018年にオープンした時の絵

  • シチリアの赤ワイン(ネロ)

  • 〆のパスタ あみがさ茸、クリームのタリアテッレ

  • フリウリのピノグリ

  • マルケ州のヴェルディッキオ

  • アオリイカのイカ墨パスタ

  • 白ビール

  • カマスとアーティチョーク

  • ロンバルディアのロゼ

  • 食べるバーニャカウダ 新ニンニクと自家製アンチョビ

  • 縞エビと薔薇

  • シャルドネのスパークリング

  • 5月 畑の収穫(上から)

2023/05/29 更新

2回目

2022/12 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

個人的に今年最大の発見である當店で季節の素材を堪能する

今年のおさらいの後半のハイライトは今年最大の発見であるこちら。夏以来の再訪だが今宵も素材
のエッセンスまで使いこなす見事なお料理と絶妙なワインのセレクションに唸らせられることにな
る。更に言えば人の話を全然聞いていない傾向が強い私は、ペアリングのワインを先に飲み干して
しまい追加でいただくものもあった。

規則通り6時にうかがう。前回はちょっと早すぎて開錠していなかったので今回は5分ほど遅れて到
着すると我々以外の2組はすでに着席済み。シェフの準備が整うと一斉に今宵の晩餐のスタートと
なる。

お料理はこの季節の各種野菜とお花のサラダである畑の収穫からスタート。サラダと言ったけどサ
ラダなんて言葉を使うのが申し訳ないほどの取り合わせ。そしてそれぞれの素材の美味しいこと。
夏はそれぞれの野菜の爽やか感が前面に出ていたが、12月の今は滋味深さが前面に出ている。今宵
のお皿は畑の収穫を含めて10皿。詳細は以下の通り。

神奈川 初冬 収穫祭
・12月 神奈川県 収穫祭
・逗子小坪港の収穫 太刀魚 ヒラメ 鯵
・牡蠣と柿 鎌倉ホエー シイタケ 
・小松菜づくし

親子 成長
・天城の3年アマゴ 黄金イクラ ジャガイモ

旬を食べる
・白子 もものすけ かぶ 鵠沼魚醤

鎌倉を食べる
・菊芋 しらす カレーリーフ コリアンダー

第一のお皿
・タリアテッレ 12ヶ月のアマゴ 芹 葉大根

お肉料理
・蝦夷豚の稲藁・麦藁蒸し焼き
・猪のバラ肉 玉ねぎ シェリービネガー

デザート
・春菊、リンゴ、熟成煎茶のソルベ パンナコッタ
・サツマイモブラン 梨 ほうじ茶

・湘南ハーブティー

いただいたワインはシャンパンから始まりマルケの白ワイン(ヴェルディッキオ)、ピエモンテの
ロゼ、アルトアディッジェの白(シャルドネ)、カンパーニャの赤ワイン(アリアニコ)、追加の
ヴェネト州のオレンジワイン。個人的にはピエモンテのロゼとカンパーニャのアリアニコが今宵の
白眉でした。

お料理はどれがとはなかなか言いづらいけど、稲藁、麦藁で蒸し焼きにした蝦夷豚と夏にもいただ
いたシラスの発酵ソースを使った菊芋、そして小松菜づくしが印象に残った。

一日3組までしか予約を取らないようでどんどん予約しづらくなって来ているけど、来年以降も通
い続けたいお店ですね。ごちそうさまでした。季節の素材を堪能しました。

  • ⑨蝦夷豚ヒレ肉の稲藁・麦藁蒸し焼き

  • 蝦夷豚

  • 白子と桃のスケ(蕪)鵠沼の魚醤(上から)

  • ⑧タリアテッレ、12ヶ月のアマゴ、芹、葉大根

  • ⑦菊芋、シラス、カレーリーフ

  • ⑩猪バラ肉と玉ねぎ

  • 追加のオレンジワイン(ガルガネガ)

  • 赤ワイン(アリアニコ)

  • ①12月の畑の収穫

  • ④小松菜づくし

  • ⑤3年アマゴ、黄金イクラ、ジャガイモのピューレ

  • ②小坪港のヒラメと太刀魚、鯵

  • ③牡蠣と柿とホエー シイタケと小田原トリュフ

  • サツマイモのブラン、梨、ほうじ茶ピューレ

  • 春菊、リンゴ、熟成煎茶のソルベとパンナコッタ

  • アルトアディッジェ自治州の白ワイン

  • ⑥白子と桃のスケ(蕪)鵠沼の魚醤

  • 自家製パン

  • ロゼ(ピエモンテ)

  • 白ワイン(ヴェルディッキオ、マルケ州)

  • シャンパン

  • ハーブティー

  • コースの説明

2022/12/13 更新

1回目

2022/07 訪問

  • 夜の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.2
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

素材を最大限生かしたお料理と絶妙なワインのペアリング、言うことないですね

行こう行こうと思いながらなかなかチャンスが無かったこちらのお店に満を持して訪問。食べログ
にディナーは18時から一斉スタートと書いてあったのでまだ日差しがじりじりする17時過ぎに家を
出てお店にうかがう。噂通りお店は分かりにくいところにあって立札通りに進むと違うお店に行っ
てしまう(笑)

カウンターに2組分のセッティングがしてある。聞くと最大で3組までとのこと。18時をちょっと過
ぎで本日のお料理がスタートする。お料理はシェフとソムリエールが同時にサーブしてくれて、シ
ェフが細かい説明をするというスタイル。一斉スタートと言うのはそういう理由とわかる。

本日いただいたのは以下の通り。お料理が10皿とデザートが2皿とかなりの数に上る。

夏の収穫祭
・7月 夏 畑の様子(サラダ)
・渡辺農園 ズッキーニを収穫
・ガスパチョ(ウニとカッペリーニ)
・ハモカツとキノコ(〇〇茸、名前を聞いたのですが覚えられませんでした)

海のもの
・神奈川県 海の収穫 タコと蛤

川のもの
・琵琶湖の稚鮎のエスカベッシュ

香りもの
・小坪漁港の甘鯛ウロコ焼き 渡辺農園のナス パプリカ 万願寺唐辛子

鎌倉ならでは
・渡辺農園の焼きナス、もんざ丸のシラス カレーリーフ コリアンダー

第一のお皿
・黒米(にこまる)りぞっと 天城のアマゴ

お肉料理
・小田原の鹿ロース

デザート
・山北の木苺 平塚の薔薇 パンナコッタ
・ゴボーネ(ボネとごぼう)ビーツ 実山椒

・湘南ハーブティー

野菜を中心に地元のこだわりの素材を中心に素材の旨味を最大限に生かしたお料理が続く。どれも
ハッとするくらい美味しい。普段目にするお野菜ばかりだが、それが絶品料理になる。

例えば最初の夏の収穫祭の2品目のズッキーニ尽くし。ズッキーニを摺ったものの上に様々な方法
で火を通したズッキーニに最後にスライスを干したものを載せてある。素材が美味しいだけではな
くてそれぞれがすごくいい味わいを出していて全体で素晴らしい一皿になっている。

私も渡辺農園のズッキーニを買ったことがあるが(こころやさんも使っているので)基本焼くだけ
なので美味しいのは美味しんだけどここまで料理として高まることは想像がつかない。

それぞれがお皿を舐めてしまいたいくらい美味しいんだけど、敢えて選ぶとすると今夜印象に残っ
たのは甘鯛のウロコ焼きと焼きナスとしらす。どちらも付け合わせの野菜や葉っぱ(失礼)とのコ
ンビネーションがすごい。

甘鯛はウロコ焼きの香ばしさや食感はもちろんのこと、下に敷いたナスのペーストとちょっと発酵
させたパプリカのソースの旨味が堪えられない。万願寺唐辛子の食感も筆舌に尽くしがたい。

焼きナスとシラスもそれぞれの野菜うまみもさることながらこれもソースが堪えられない。

本当にどのお皿を食べてもハッとしたり、堪えられないとか、筆舌に尽くしがたいしか言えない。
とんでもないレベルのお料理だと思う。

そしてそれに合わせるワインがまた見事な相性を醸し出す。野菜やお魚の素材の力を最大限に引き
出すから、苦みやえぐみや生臭さみたいなものも魅力として出てくる。それに合うワインを選ぶの
は至難の業と思うのだが、それをさりげなく見事にこなすソムリエールの技量に頭が下がる。

ペアリングの最初のシャンパンから柑橘系の苦みが後味に残る。そしてそれがエディブルフラワー
の苦みを生かしたサラダ(夏 畑の様子)に見事につながっていく。そして随所に挟むロゼのそれ
ぞれ違う味わいと後味。それが癖の強いお料理に見事にマッチして引き立てる。

今宵一番印象に残ったのはフリウリのシャルドネ。私は個人的にはシャブリは生牡蠣には合わない
と思っている。けれどもこのシャルドネは潮風を感じるようなという説明の通り、甘鯛にもシラス
にも絶妙にマッチする。こういうシャルドネがあるのかと改めて認識させる、最高のセレクション
でした。

グラスもかなり凝ったものを使っているようで、ワイングラスを割るのが得意技の私は怖くて洗え
ないタイプのものが多く供される。それもお店の魅力の一つでしょうかね。

デザートも野菜の旨味や食感を生かしたものが供される。最後は私はハーブティーで〆る。

もう一組のお客さんが帰られたので、食後ご主人とソムリエールの方とおしゃべりをする。ご主人
は大船界隈の出身とのことで私のなじみのお店の方々のこともよく知っている。このあたりの出身
の方は湘南地方の海の幸や山の幸(畑の幸)の魅力に惹かれて出店するようだ。

美味しいものを食べて美味しいワインを飲んでおしゃべりをして家に帰ってもまだ10時にならな
い。こういうのは本当にありがたい。

通いたいお店がまた1軒できてしまいました。

  • 夏 畑の様子

  • ズッキーニ尽くし

  • フリウリの白(シャルドネ)

  • 甘鯛うろこ焼き

  • お店入り口(矢印は先に進めとも取れるが実は上に上がれ)

  • 焼きナスとシラス

  • 稚鮎のエスカベッシュ

  • タコと蛤

  • ゴボーネ

  • パンナコッタ

  • ハーブティー

  • 小田原の鹿(藁でロースト)

  • フリウリの赤

  • 鹿

  • 黒米リゾット アマゴ添え

  • 鍋の中のリゾット

  • トスカーナのロゼ

  • フォカッチャと

  • タコと蛤(鍋の中)

  • カーブドッチのロゼ

  • ハモカツに〇〇茸

  • 〇〇茸

  • ガスパチョカッペリーニ添え

  • ガスパチョを掛ける前のカッペリーニ

  • カンパーニャ州の白

  • テーブルセット

2022/07/29 更新

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