いけずな京男さんが投稿した野の庵(青森/中央弘前)の口コミ詳細

おなじみの京都・奈良、時々・山陰・九州、夏は東北、気分で東京・名古屋・博多

メッセージを送る

この口コミは、いけずな京男さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

野の庵中央弘前、弘高下/そば、日本料理、郷土料理

1

  • 昼の点数:5.0

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2023/08 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

津軽そばを堪能する弘前のそば会席・地味溢れる味わいでした

今年は五所川原再訪と弘前を1日ずつ訪ねる予定で、春ごろからお店を探して、1軒目には津軽蕎麦を復活させたという野の庵が目が留まりました。食べログの中に蕎麦の知識や歴史、味わい方など、学ぶことの多いブロガーさんが1名おりまして、念のために拝見すると、こちらは蕎麦打ちが上手、と具体的な理由なども含めて頷くことしきりでした。

ただしこんな事を書いたからといって、本人はグルメでも食通でもなく、おいしい蕎麦が食べたい、それだけなのですけどね。自称、鈍感舌でございます。
市内には津軽蕎麦、何軒かあるようですし、そんなお店も訪ねてみたい。

出かけるのはお盆休み。昨年はお盆休業が重なってしまいました。その反省から、今回は早めの問い合わせを、三週間前の7月22日にしてみました。
当日は開店の11:30分、余裕があるそうで温かい蕎麦・冷たい蕎麦の両方が愉しめる、奥入瀬という あけび籠盛りコース を予約。さすがに京都から車で、には驚かれた様子で、優しい東北訛りで、気をつけてきてね・・・これでなんとか津軽蕎麦食べられそうです。

当日は少し早めに到着しました。
弘前城のお堀前の駐車場にクルマを停め、まずはお城を散策。
桜で有名ですが、今年の冬に雪の風景を撮った写真が人気を集め、冬の良さも知られるようになりました。お堀、城内の蓮池、堀に沿った桜並木等をゆっくりと歩いて回りました。
そうしてお店へ。
見た印象は和風のオーベルジュ、料亭といった趣のある建物です。
開店時刻、1名、声をかけると作務衣姿の女将が登場。
明るくはきはきとして、こちらに合わせてお話をしてくれました。
ひとりでむっつり食べることを思うと気持ちの良い時間です。

あらかじめ用意されていた1人用の席に案内されました。
正面にお堀の見えるいい席です。
室内は和風で郷土の家具や手作りの小物が配置され、津軽らしい雰囲気。

お茶を戴いてから待望の料理へ。
味噌だれのかかったそば練り、鴨肉や茹で野菜などを食べたあとに、
蕎麦の実の入った茶碗蒸し。
そうして、未知のそば、津軽蕎麦の登場です。

呉汁という大豆をすりつぶしたものをつなぎに使う蕎麦。
そのことで十割の蕎麦を食べやすく、作りやすくするもの、らしい。
それが絶えていたものを、こちらの主人が試行錯誤して復活させたようです。
女将に問うと、呉汁は少なめにしているとのこと。

温かい蕎麦。
汁を一口。
白湯かと思うほど薄味の汁です。
ネギの香りと蕎麦。
しっとりとした食感。細目の麺はのど越しも良く、癖はありません。
塩を振った天ぷらを相棒にするすると入ります。
薄味の汁が美味しい。
こういう味は初めてです。
蕎麦そのものの味を噛みしめる蕎麦でした。

次いでせいろ。
今度はしっかりと味の付いた濃いめの汁。
冷たいのでコシもあり風味のある噛み心地。
もともと塩味大好きなもので、後半はたっぷりと汁を付けて。
咽の通りの良い、印象はしっとり感のある蕎麦でした。

そば湯にも汁を足して、ご馳走さまでした。

デザートの蕎麦練りを食べてお腹満足の一時でした。

食べ終わる頃にご主人が出てきてくれました。
初めて見る職人さんのお顔。
津軽のオジサンそのもの。
ああ、電話を受けてくれたのはこの人だったのかと感謝です。

旅をして地元の人と話す一時ほど安らぐことはありません。
そんな時間を戴いて幸福な一時をおくれました。

これは1度だけではもったいないこと。
時間の許す限り何度も食べてみたい蕎麦です。

ご馳走さまでした。


このあと、りんご公園に向かい、
リンゴ追い分けの石碑の前で
美空ひばりの歌を目の前に岩木山を眺めながら
堪能しました。
津軽満喫です。


  • 前菜

  • 蕎麦

  • 温かい蕎麦

  • そば湯

  • 春陽橋

  • お堀

  • 弘前城

  • 弘前城・蓮

  • 春陽橋から野の庵

  • 野の庵・駐車場

  • 野の庵

  • エントランス

  • エントランス

  • 1名用の席

  • 庭園

  • 店内

  • テーブル

  • 津軽蕎麦復刻の証

  • そば茶

  • 蕎麦の実の茶碗蒸し

  • そば練り・味噌だれ

  • 果物とそば練り

2024/02/25 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ