よしお酒さんが投稿したTHE SAKAI Aoyama(東京/外苑前)の口コミ詳細

乾杯といただきますの冒険

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THE SAKAI Aoyama外苑前、表参道、乃木坂/寿司、日本料理

1

  • 夜の点数:4.7

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2022/09 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.3
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク5.0

南青山にある鮨とお酒の最高のペアリング

めっちゃいい店あるよ!と言われてやってきた南青山「THE SAKAI Aoyama」

ドイツでミシュランを獲得している世界に認められた逆輸入の鮨屋。目がいくかもしれないけれど、そこにまったくドイツ感はなく、東京の鮨好きをも唸らせる鮨と割烹料理を味わえる。

お任せペアリングコースを。
料理に合わせてワインや日本酒を提供してくれる。

前半は懐石料理中心で後半は鮨の流れだが、途中で差し込んでくるコース全体がゆっくりと歩きながら飽きの来ない感動が続いていく。

もうすぐ秋はくるけどザサカイアオヤマは絶賛春夏冬。

大将が山葵をおろしながら準備が始まる時にまずはしっかり冷えたシャンパン登場により、喉を潤し、スイッチ入る。

★甘鯛と金目鯛のあらで取ったスープ。
言えなかったけど二日酔いだったため、めちゃ染みた。主張するというよりは、スーッと入ってくる優しさ。まずは胃を温める。

★茄子と豆乳の寄せ、雲丹いくら乗せ

固められた豆乳の中に茄子により層になっている。
香ばしさと甘さで夏の終わりを感じながら、雲丹とイクラがいい塩梅のアクセント。こう見えて下にある寄せが主役。

★カツオの燻製
パカーンと蓋を開ければ、煙がもくもくしておじいちゃんに。
鰹の塊を捌き、青を巻く。
バルサミコとたまり醤油、胡麻のソースと共に。

ほのかに香る煙感、しっとりな身にこのソースが合いすぎる。。
シャキシャキ薬味も散らないため全体がまとまる。

鰹の鉄分を渋みのないブルゴーニュのロゼと合わせる。第二にソースになる面白さ。

★海老しんじょう、あわび茸、平茸。
温かいとろみのあるこちら、きのこと銀杏などもあり、早めの秋見つけた。
海老ックボスのプリっと感とキノコのサクッと感。ホッとする。。

こちらに合わせるのはフュメという火山灰などという意味の葡萄を使用したワイン。
葡萄自体に煙が染み、スモーキーさがあり、ミネラルも豊富。
それを海老に合わせる。風味の豊かな海鮮に合うね。

★松茸、帆立フライ
秋の味覚の王様登場。今年初のキングマツ。
逆らうことなんて許されない。巣立ちを絞ってついて行きます。。
帆立はアーモンドを衣にして揚げたナッツの香ばしい香り。
ただ、火の通りが絶妙すぎる新鮮帆立が感動的なうまさ。。
ヨーニャホタナッツが好き。

イタリアのトレッヴィアーノの酸味で油分を流すイメージ。
揚げ物って酸味のあるものがあうから、柑橘系のサポートするようなイメージでもある。

★金目鯛西京味噌ホワイトソース。
ホワイトソースなんだけど、味噌特有の甘味が奥から抜けてくる。
一見洋のテイストながら、この白身を包み込む優しい和の心。

ジョージアのオレンジで。
ワインの語源ともなったツボにいれ土で熟成させる製法。
優しい発酵感のあるソースとよく合う自然の恵み。

この料理とお酒だけでも十分なコースかも知れない。

ここから鮨の旨さに圧倒される、、、
まずシャリがとんでもなく好み!
硬さはもちろん甘み、酸味もさりげないけど、違和感がないネタを引き立たせる土台になっていた。

・岩手産秋刀魚
秋だねー。
いい感じの脂乗りとしまった身。うまくてから騒ぎしてしまう。

・青森産平目
美しい白い身は、噛むほどにほのかな甘味を出す。寝かし具合が本当いい感じで印象的だった。

・墨烏賊
歯切れの良い食感。包丁の入れ方がかんだ後アシスト。塩をかけることで海にいた頃を思い出すのだろう。

・いくら小丼
これも赤酢のしゃりを使った丼もの。プチッとはじける柚子の香りが爽やかにしてくれる。
スプーンですべられて食べるので鮨とは口当たりが違い、全く別物になる。

ここ雄町を使った兵庫の雨酒。いくらに負けない強い味で互いの角をまろやかにする。

・沖縄産車海老
鮮やかな紅白を纏う厚みのある身。ボイル加減が良くしまった身がプリンプリン。

・中トロ
決めの細かい身がスーッと溶けていき、その脂がシャリを包み込んでいく。

・佐賀産小肌
酢〆具合と中の身の生感が完璧すぎる。エロスを感じるしまった身。
江戸前の心を持ち、伝統を越えていく技を感じる。

青魚食べるとビール欲しくなるからエビスを注文。

・厚岸産雲丹
出された瞬間から溶け出し形を保つのが難しくなる雲丹。
海の中で一番甘い存在。世界で一番甘やかせてくれる存在。

十四代登場。言わずと知れた名酒。龍の落とし子。共に溶けていく。

・大トロ
ヤマサの焼きそば専用醤油を焦がして出すオリジナルな一貫。
表面の香ばしい香りがたまらない、、そこに脂が合わさる絶品中の絶品。

・対馬産穴子
タレとシオの2種類。
蒸されたての熱々ほろほろの身。
タレに頼らずしっかりと穴子本来の旨さを感じるから、どっちも捨てがたい。

・漬け
ここでまさかのづけ鮪。
濃厚なものが続く中で赤身が出てくる。さっぱりだけど身の味が濃厚。
鮪をしっかりと感じられる。

・最後トロたくねっとりの身とぽりぽりな食感を海苔が包み込む。
おいしかったー。
宍道湖しじみの赤だしでホッとする。

お鮨屋のデザートはフルーツが多いけど、こちらはさすが酒のエキスパートがいる。

目の前でシェイカー振ってくれてカクテルとして登場。鮨屋のカウンターで見る景色ではないが、その姿が凛として美しい。

これだけで店できそうな、、さっぱりで自然な甘味を感じさせるフルーツカクテル。

最後アイス最中でごちそうさまでした。

お鮨はもちろん、お酒は任せてと言う彼女のトークにより時間を忘れてずっと聴きたくなってしまい、お酒も止まらなくなる。

料理とお酒を一品ずつ合わせる理由、酒の生まれた土地や想いなどを交えた説明をしてくださり、その景色が浮かぶトークが絶妙で、今まで色々なソムリエの方の話を聞いてきたが、特に表現が印象的。

1人で行ったけど、楽しくもためになる話がたくさんできてよかった。

大将の素材にこだわり、技にこだわり、さりげないもてなしの心。

王道ながら、さまざまな感性が取り入れられたこちらは人の心を鷲掴みにして離さない。

お鮨屋好き和食好き、お酒好きな人は一度は行って欲しい名店。
ごちそうさまでした。

2022/10/01 更新

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