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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)+【奈つやの茶碗カレー】(¥300)
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【奈つやの茶碗カレー】(¥300)
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)
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外観
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)
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【奈つやの茶碗カレー】(¥300)
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外観
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【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)+【奈つやの茶碗カレー】(¥300)
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店へ入れば常連さん。個人経営の居酒屋が圧倒し、駅前のチェーン店すら潰れる呑んべえの街“下丸子”で行列を見かけるようになったのは1月のこと。聴けば学芸大学の名店『びぎ屋』出身の店主と、松戸『中華蕎麦とみ田』の姪である店主の奥さんが不動前での間借り営業を経て、中華そば屋さんを創業したとのこと。店名の『奈つやの中華そば』は店主の奥さんの名前と店主の修行先「びぎや」に由来。いわしの煮干しを使用した中華蕎麦は『慈悲深い』という言葉が相応しい一杯。
◆場所
下丸子駅から徒歩2分
◆営業時間
11:30〜14:30
日曜営業
◆定休日
火曜日、金曜日
◆混雑状況
休日の昼に足を運びました。
土曜・日曜は試験的に9時から記帳制です。
平日も時間に余裕を持って列に並びましょう。
◆本日は【もちもち雲呑味玉中華そば】(¥1250)+【奈つやの茶碗カレー】(¥300)を注文。
現在は試験的に土曜日、日曜日は9時から記帳制、平日は通常営業となっている。ど平日のお昼でもかなりの人数が並んでいるため、今回は土曜日の朝に記帳して来店。
お店に着くと「お待たせしちゃってすみません」と一人一人に対して丁寧で、笑顔を欠かさない店主の奥さんが迎えてくれた。梅と鶯のように息のあった接客はもちろんのこと、「ありがとうございました」など全く同じタイミングでお客さんに声かけしている姿は感じが本当に良い。整理券には番号がついているので、並んだ順にしっかりと入れるなど目に見えない気づかいも鏤められていた。
『もちもち雲呑味玉中華蕎麦』は大きな雲呑や、美しい色合いのメンマ、チャーシュー、味玉、そして透明感抜群のスープが合わさったビジュアルから食欲をそそる一杯。
レンゲを手に取りスープを口にする。煮干しの苦味を感じるか感じないかギリギリのところをピンポイントで狙った唯一無二の味わいで、『慈悲深い』という言葉が1番しっくりくる。食べログ・ラーメンTOKYO百名店の選出店は煮干しを使ったお店が多いが、他に追随を許さないオリジナリティにワクワクさせられた。麺はぱつんとした歯切れとしなやかさを併せ持つ中細麺。ほどよく硬さがあるので一度啜るとクセになり、どんどん進む。
とぅるりと滑る雲呑は通常のサイズよりも大きく、もっちもちの歯応え。むしろネタの味をよく覚えていないくらい雲呑自体に魅力がある。チャーシューは弾力があり、林SPF豚かと思うほど豚肉本来の甘さをストレートに感じる。かと思えばもう一枚のチャーシューは脂が溶けるように流れるから驚きだ。味玉はほろりと崩れ、黄身の味わいを十分に堪能できる。極め付けは美しい色合いのメンマ。コリコリとした食感が煮干しのスープと絡み合い舌鼓を打つハーモニー。
素材のレベルを考えるといわゆる“特製らーめん”で1250円というのは破格すぎるんじゃないかと思った。
最後に『奈つやの茶碗カレー』。店主の両親が川口で35年続く洋食屋さんを営んでいるそうで、そのレシピを受け継いでいると話されていた。とろみは家庭で食べるものに近いが、食べてみるとまるでボンディのカレーのようにフルーティ。フルーツや野菜の甘さでご飯がすぐになくなってしまうくらい自分の好みにどんぴしゃだった。カレーがメインメニューにあったら絶対に注文する。
どんなふうに研鑽を積んだらこのらーめんが産まれるのだろうと想起してしまうほど、走馬灯が浮かぶ完成度の高い一杯だった。今年の代表的なお店になることは間違い無いだろう。