2回
2024/01 訪問
ミシュラン東京2024の「お蕎麦」では星一つ2店の他に、ビブグルマンが13店あり、そのうちの一店です。
東京は六本木駅から徒歩6分、西麻布の交差点からほど近い「おそばの甲賀」で、この日は開店15分前に行きまして4番目でした。
明治7年から続く老舗蕎麦屋の『赤坂砂場』で修業した店主がオープンしたお店で、お蕎麦は、蕎麦本来のウグイス色に拘り、その色が出る埼玉県入間郡の蕎麦を取り寄せ、石臼で挽いた挽きたての蕎麦粉で打っているそうです。
お昼ではありましたが、蕎麦前に板わさと丁寧に煮たあさりを美味しく頂き、日本酒は奈良の「みむろ杉」を頂きました。
さて、いよいよお蕎麦でありますが、私は初めてのお店の場合は、必ずシンプルな冷たいお蕎麦、せいろやもり・ざるを食べますが、実はこの日はギリギリまで迷いました。といいますのも、両隣の女性一人客の方が食べていた「かき(牡蛎)芹そば」が本当に美味しそうで、滅茶苦茶そそられたからであります。
結局は初志貫徹でせいろ950円を大盛りにしましたが、これはもう、また来て絶対に食べようと誓ったのでした。(ちょっとお高いですが)
お蕎麦はやはり、蕎麦の味、風味、歯ごたえ、のど越し、冷たさ、おつゆ、全て大事ですよね。とても美味しくいただき満足して帰路につきました。
小さなお店なのに、お料理の方や店員さんの数が多く全体にとても丁寧で色々こだわりのある感じで、再訪したいお店がまた一つ増えました。
2024/02/19 更新
我慢出来ずに「おそばの甲賀」を再訪です。
信州出身で蕎麦に目がない私はお蕎麦屋さんに行くと殆どの場合冷たいお蕎麦を食べるのですが、前回行った際に両隣の女性一人客の方が食べていた「かき(牡蛎)芹(せり)そば」が本当に美味しそうで、どうしても食べたくなりました。芹は秋田産だそうで、歯応え、独特の苦味と甘味が絶品で根っこまで美味しい。牡蠣も味、風味が最高で、味の染みた蕎麦つゆをすすると幸せな気分になります。お蕎麦は体が温まり、お蕎麦の風味と味、歯応えがあって大満足です。このかき芹そば、一杯3700円と良いお値段ですが、その価値ありだと思います。
キチンとお仕事をしているお店だけに、食材に拘っていて、残念ながら芹は1月29日でお終い、牡蠣は2月末で終わりです。芹蕎麦はまた来年食べに行こうと思います。