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夜の点数:4.1
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¥40,000~¥49,999 / 1人
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握りの芸術、そして人々の心をつかむ鮨あらいの夜
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2024/05/03 更新
昨年末、友人の強い推薦により、東京の新橋にある隠れた寿司の名店「鮨あらい」を訪れる機会に恵まれました。この店は、すし職人としての確かな技術と、料理への深い愛情が感じられる場所です。店主の新井さんは、かつての名店「久兵衛」と「すし匠」で磨かれたその技術を活かし、独自の寿司道を築き上げています。
店に足を踏み入れると、目の前に広がるのは美しい白木のカウンター。その上質な空間に、期待感がぐんと高まりました。座席はわずか7席。こじんまりとした空間で、それぞれの客が特別な扱いを受ける設計です。私が座った席からは、新井さんの手元がはっきりと見え、彼の手際の良さに見惚れました。
この日のメニューは「おまかせ握り」と決めていました。14貫の寿司が、一貫ずつ丁寧に握られていきます。最初に供されたのは「鯛」。しっとりとした食感と優雅な味わいが口の中に広がり、寿司への期待が一層高まります。続いて、「墨烏賊」、「赤身」、「中トロ」と続き、どのネタも鮮度と質の高さが際立っていました。
特に印象的だったのは、シャリの大きさについて事前に確認してくれる心遣い。日本の寿司店では珍しい配慮で、客一人ひとりの好みを尊重する新井さんの姿勢が垣間見えます。私は普通の大きさでお願いしましたが、確かにシャリは一般的な寿司よりも一回り大きく、食べ応えがありました。
握りの一つ一つが完璧で、特に「金目鯛」の握りは、その脂ののった深い味わいが絶品でした。新井さんの握りは、どこか慈悲深くもあり、寿司への深い敬愛が感じられます。
また、接客も洗練されており、スタッフの対応は非常にプロフェッショナル。細やかな気配りが随所に見られ、居心地の良さを感じさせます。それでいて決して煩わしさはなく、食事の邪魔をすることなく、自然体で接してくれました。
「鮨あらい」での食事は、ただ美味しいだけではなく、一つ一つの寿司が語りかけてくるような体験でした。新井さんの寿司には、ただならぬ情熱と、食材への深い敬意が感じられます。この夜の食事は、私の寿司に対する価値観を新たなものにしてくれました。