トーマスタンクさんが投稿した旅館 洋々閣(佐賀/東唐津)の口コミ詳細

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旅館 洋々閣唐津、和多田、東唐津/料理旅館、日本料理

3

  • 夜の点数:4.5

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.5
3回目

2023/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

ここ(宿)は『唐津くんち』の喧騒を忘れる

『唐津くんち』が開催される前に訪れました。
街中が既に『くんち』一色です。
また筑肥線電車のヘッドマークにも『唐津くんち』に施されています。
今回も前回に引き続き2泊お邪魔しました。

◎前菜 
鮎味噌…フワッと香る鮎の香り、お酒(芋焼酎)が進みます、まつで鮎味噌は酒泥棒です。
海鮮松風…お節料理を思い出します、けしの実は食感と風味が好きです。
ササミの湯葉巻き…あっさりしているササミと湯葉の相性はばっちりです。
海老黄身寿し…黄身寿司ってご飯のお寿司ではありません、卵黄をお寿司に見立ています。
柿玉子…ねっとりし、えも言われない。

◎椀
板前の腕前が明確に判る料理です。
京都の料亭で提供される上品な味です。
上質な昆布と数種の節からとった一番出汁です。
体に染み渡る味わいです。
お出汁が旨すぎます。
イカ糝薯(しんじょう)の糝薯とイカのハーモニーが絶妙。

◎お造り
あら…お塩でいただくと、あらのよさが引き立ちました。
剣先イカ(白イカ)…ねっとり感が最高です、隠し包丁と飾り包丁が細かく入り更に柔らかく仕上がっています。

◎焼物
カマスが大きく、身がふっくりし脂にのり幽庵にとして文句ありません。
肉厚でとてもジューシーです。
本日外国から来られたインバウンドのゲストさんもさぞかし驚かれることでしょう。

◎炊合せ
はす蒸し…れんこん本来のもっちりとした粘りと仕上げにかける餡によって、とろりとした食感が楽しめます。
糸より鯛…日本よりもフランスやスペインで蒸し物やポワレにして何度か頂きました、クセがなくとっても上品な味わいです。
煮穴子…淡白ですが、餡がかかると味が増します。
(添え物・薬味)シメジ・ナメコ・銀杏麩・銀餡・振り柚子

◎留肴
天然舞茸天ぷら…鈍感な舌で嗅覚で天然物と人工物との比較ができません。
黒毛和牛蒸しゃぶしゃぶ…このお料理は昨年も頂きました、多分料理長のスペシャリテかもしれません。

◎季の雫
水羊羹…笹で包まれてありました。
豊水…みずみずしく、さっぱりとした甘さを楽しめます、果汁をたっぷりと含んだみずみずしい食感が特徴でした。

  • ヘッドマークにも『唐津くんち』に装飾

  • 前菜

  • 上から

  • 上から

  • お造り

  • 上から

  • 焼物

  • 上から

  • 炊合せ

  • 右:糸より鯛 左:煮穴子

  • 留肴:天然舞茸天ぷら

  • 上から

  • 留肴:黒毛和牛蒸しゃぶしゃぶ

  • すぐきの赤出汁

  • ひょうたんの漬物

  • 季の雫

  • さつま五代

2023/11/17 更新

2回目

2023/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

凛とした空気が漂っています

昨日も本日も呼子の「河太郎」さんで活イカを頂く予定でした。
しかし昨日から海がしけて活イカの入荷がなくあきらめました。
これで昨年から続いて5日間連続で振られぱなしです。
全く縁がありません。
従って、この日は唐津市内をウロウロしました。

【2日目の夕食】
◎先付
胡麻豆腐を椀種に、昆布と鰹でひいた一番出汁の旨味をいかした銀餡仕立です。
ワサビを出汁とからめたら、更に胡麻豆腐の風味が増しました。

◎お椀
オコゼ潮汁
骨までしゃぶりました。

◎お造り
ヒラマサ…コリコリしています。
キジハタ…すだちをたらし藻塩につけたら最高でした。
キジハタとワサビともいい抜群の相性です。
炙ったカマスの香ばしい香りもいい。

◎蒸し物
茄子のすりながしです。
茄子は一度焼いており、その後多分フードプロセッサーで混ぜられてあります。
茄子がわからないぐらい、ペースト状になっています。
茶色の糸状は、スルメを炙ったものです。
出汁の旨味と茄子のペーストに、スルメの味わい妙にあいます。

◎煮物
黄アラ(あおハタ)が新鮮でプリプリです。
こんな素晴らしいアラは、是非お鍋で食べてみたいな。
焼かれた赤は、パプリカの味が何とも言えず美味しい。
とうがらしの王様、緑の万願寺とうがらしは、ほんのりと甘みがあり肉厚で柔らかい。
椎茸口に含むとジュワと旨味が溢れます。 
白髪ネギとかもじネギを添えてあらを頂くと旨さが増します。
器の中で光っているのは、実山椒オイルです。
爽やかな香りに包まれるその時間さえも贅沢だと思わせてくれます。
まさに穏やかで上品な刺激に感服です。

◎留肴 
イチジクと松の実に微かに香るユズソースのバランスが日本料理ではなくフレンチぽく仕上がっています。

◎食事
ワサビ茶漬けでした。
驚かされたのは、鰹節でなく鶏節を用いています。
もちろん生まれて初めて経験でした。

◎季の雫(写真はありません)
ココナッツミルク餅。
何故かわからないがホッとします。
ほうじ茶のコンビネーション和みました。

  • 先付

  • お椀

  • お造り

  • 蒸し物

  • 煮物

  • 光っているのは実山椒オイル

  • 留肴

  • イチジク

  • 食事:ワサビ茶漬け

  • 食事:出汁

  • 食事:鰹節でなく鶏節をご飯にかけます

  • 1日目の朝食

  • 2日目の朝2

  • 今年もお世話になりました

  • 朝食にも登場する唐津名物 川島豆腐店さん

  • 唐津くんち

2023/11/18 更新

1回目

2022/08 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気4.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

文人墨客も訪れた、贅なるひと時を過ごす

8月の終わりに「洋々閣」にようやく念願叶い2日お世話になってきました。
2000年の頃は、福島・飯坂「御宿かわせみ」、箱根・強羅「強羅花壇」静岡・修善寺「あさば」「柳生の庄」、湯河原「指月(閉館)」「海石榴」「石葉」、熱海・伊豆山「蓬莱(閉館)」など
名旅館を多々訪れる機会に巡ることが出来ました。
その中でも、ここ「洋々閣」は以前から是非滞在したい宿でした。
エントランスは丁寧に打ち水がされ、上がり框の前で靴を脱ぎ室内を見やれば、活き活きとした生花に迎えられると、必然と質の高いおもてなしに期待がうまれます。
毎日35度になる温度と85%超える湿度ですが、打ち水がされたエントランスや生花に包まれていると一服の清涼感さえ覚えます。
2000年の頃から宿のスタイルや女将さん・板長も代替わりしました。
「洋々閣」もご多分に漏れず、名女将である四代目の女将 大河内はるみさんは引退されましたが、品のある凛とされたお姿は今でもご健在で毎朝のお元気なお顔を拝見することができ、何かほっこりし亡き母のことを思い出しました。
前振りが長くなりました。

◆初日の夕食
⦿『先付』生姜のジュレと渡り蟹<渡り蟹とジュレのマッチングは最高>
⦿『御椀』お椀の中(梅そうめん、茄子、椎茸、キジハタ)<キジハタの噛み心地はとてもジュシー>
⦿『御造り』オコゼ、芽ネギ、酢橘(すだち)<藻塩と芽ネギを巻いたオコゼは醤油よりもインパクトあり>
⦿『焼物』タチウオの塩焼き、周りは焼いた枝豆とトウモロコシに酒盗のソース餡 <少し塩気のある酒盗は焼きトウモコシと旨く絡み合う>
⦿『炊合せ』丸茄子のすり流しにとろろスルメ <変化球ながら、ほのかな香ばしい茄子のすり流しとスルメを味わうと、何故か安堵感に満ち溢れる>
⦿『留肴』春巻き、中身はスッポン <これぞ絶品>
⦿『御食事』『汁』大好きな赤だしとよい塩梅の糸瓜のお漬物 547
⦿『甘味』焼菓子

◆翌日の夕食
⦿『前菜』お煎餅風に調理されたとうもろこし、「松浦漬」(クジラの上顎軟骨を酒粕に漬けた一品)、笹に巻かれた新鮮な海老のお寿司、ホウヅキの中には「太陽のたまものゼリー」、鰻と胡瓜を湯葉で巻いた品、新銀杏
⦿『吸物』土瓶蒸し(魚の骨に出汁の中に鱧切された鱧、椎茸、三つ葉)
⦿『御造り』昆布締めされたキジハタ、剣先イカ
⦿『煮物』立派なアカハタの煮つけ 究極の醍醐味<これぞ洋々閣の王道、よく味が染み木の芽を口にほうばると味変のアクセントが楽しい 大満足>
⦿『炊合せ』柔らかなタコ、ズッキーニの上に乗っている緑はお麩、白ズイキなど餡出汁で供された品 <少し塩味を感じました>
⦿『留肴』チャツネ味に洋辛子の効いた出汁の中には、しゃぶしゃぶ風の和牛とエノキ <ここにきて炊合せ・留肴のスープは塩味がきつくなりました>
⦿『御食事』『汁』生憎満腹でパスしました
⦿『水菓子』 白桃ゼリー、シャインマスカット、巨峰

滞在中、「ネスプレッソ」から抽出されたエスプレッソ・コーヒーで安らぐことが出来、アロマでとても和ましてくれ何杯も頂きました。
最高の骨休めになりました。

  • 唐津城

  • 高島

  • 「洋々閣」歴史にある重厚なファサード

  • 渡り廊下から見た中庭、ふとスペインのパティオにオマージュ

  • 2階からのお庭の眺め

  • 樹齢200年の松と遠方の趣ある建物は四代目のご夫妻の私邸

  • 夜になると、お庭もドラマチックに変貌

  • 『先付』渡り蟹とジュレのマッチングは最高

  • 『御椀』梅そうめん、茄子、椎茸、キジハタ 椀のキジハタの噛み心地はとてもジュシー

  • 『御造り』オコゼ、芽ネギ、酢橘 藻塩と芽ネギを巻いたオコゼは醤油よりもインパクトありました

  • 『焼物』タチウオの塩焼き、枝豆とトウモロコシに酒盗のソース餡 少し塩気のある酒盗は焼きトウモロコシと旨く絡み合う

  • 『炊合せ』丸茄子のすり流し&とろろスルメ 変化球な品、ほのかな香ばしい茄子のすり流しとスルメを味わうと、何故か安堵感にしたりました

  • 『炊合せ』丸茄子のすり流し&とろろスルメ 変化球な品、ほのかな香ばしい茄子のすり流しとスルメを味わうと、何故か安堵感にしたりました

  • 『御食事』『汁』大好きな赤だし(具材は失念)&よい塩梅の糸瓜のお漬物

  • 『甘味』春日大納言を用いた焼菓子

  • 渡り廊下は解放感あり

  • わびさびをそこはかとなく感じられた枯流れ式風の「枯山水」これから2日目に夕食となります

  • 2日目の夕食スタート『前菜』右から順に…お煎餅風に調理されたとうもろこし、枝豆、盃に中は「松浦漬」(クジラの上顎軟骨を酒粕に漬けた一品)、笹に巻かれた新鮮な海老のお寿司、 ホウヅキの中には「太陽のたまものゼリー」(凝縮された完熟濃甘フルーツトマトをゼリーにした品)、鰻と胡瓜を湯葉で巻いた品、新銀杏 <枝豆以外は板場の粋を感じました>

  • 『吸物』土瓶蒸し(魚の骨に出汁の中に鱧切された鱧、椎茸、三つ葉<鱧の食感は感じながらも生憎、鱧本来の旨味は消失>

  • 『御造り』昆布締めされたキジハタ、新鮮な剣先イカ <ネットリ感が増し昆布からの旨味に包まれキジハタ、イカも抜群の新鮮さと弾力感に満ち、穂シソのアクセントも最高>

  • 『煮物』究極の醍醐味な一品 立派なアカハタの煮つけ <これぞ洋々閣の王道、よく味が染み木の芽を口にほうばると味変のアクセントが楽しい 大満足>

  • 『炊合せ』柔らかなタコ、ズッキーニの上に乗っている緑はお麩、白芋茎など葛出汁で供された品<少し塩味を感じました>

  • 『留肴』チャツネ味に洋辛子の効いた出汁の中には、しゃぶしゃぶ風の和牛とエノキ<ここにきて炊合せ・留肴のスープは塩味がきつくなり、残念ながら出汁を口に入れ楽しむることは無理でした>

  • 『水菓子』 白桃ゼリー、シャインマスカット、巨峰

  • 一輪挿しの花が可愛い

  • 2泊3日お世話になった唐津「洋々閣」

2022/09/08 更新

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