1回
2021/09 訪問
美味しすぎて動揺を隠せなかった
京都に行ったなら、絶対に行きたかったお店はもちろんこちらの天下一品である
10年くらい前に一度だけ食べたこちらのお店になんだか感動したのもあって、その味を改めて脳裏に刻みたいと伺うことに
東京に住んでいて京都はそこまで慣れていない人間にとっては行き方を調べるのはなかなかに大変だったが
JRの奈良線で東福寺まで行き京阪線で出町柳、そこから叡山鉄道で茶山という駅まで行けば
あとはひたすら歩くだけだ
過酷だが、それでもいく価値があるというのが本音である
ちなみにラーメン二郎などもそれで行けるね
さてその過酷なルートをいくと煌びやかに光る天一とSUGIZOさんのポスターを発見
店に入ると明るくて可愛らしい雰囲気の店員さんに案内され、コロナ対策のされたカウンターに供される
今回はSUGIZOさんにあやかり
噂のコロッケ定食にキムチ
そしてラーメンにはネギ多めのスープ多め
また滅多に行けない身としてチャーシューメンへと変更、牛すじも入れておいた
もちろんにんにく薬味も別皿で追加して、滅多に行けない聖地ゆえ一回に全てをいただく欲張りプランを強制敢行することにした
水を飲みながら色々と見渡すとグッズが売ってたりして、なんかすげえなあと思った
また遠出の故、トイレを借りたが、ウォシュレット完備のスーパートイレだったりして抜かりのない環境にさすがと感じる
供されるのはまずコロッケとご飯とキムチ
コロッケはサクッと柔らかい食感が混じり合い
ジャガイモの味わいが優しく甘く、正直ここまでのコロッケはなかなか食べれないだろうというくらい美味い
ソースをかけると甘味が強くなりそれはそれで美味い、そしていい感じのボリューム
ご飯は沢庵がついていて、それも意外に美味かった
キムチは辛味とにんにく感、そしてさっぱり感のバランスが完璧でこれだけでもお酒のつまみとかにも最高だ、売って欲しい
ラーメンが供される、全部盛りのようにしたため、ドーンというような迫力がある
まずスープから、普段食べている天一の深さをより掘り下げたような味わいで、全ての具材の味わいが絶妙に溶け合った、まじで美味しすぎる
そして天一の中太麺はそのスープをからみとるように作られたもので食いながら美味すぎてどうしていいかわからなかった
もちろん足したネギはスープにしとやかに絡み、味をたっぷりと深くした
ラーメンを啜りながらネギとスープをご飯にかけても、やはり天一はご飯と一体となった食べ物だと涙を流しながら実感する
チャーシューは普通の天一よりも堅めだが、メルティー成分が他の天一よりかなり強いため、まさにこれといった完璧な相性を見せた
牛すじは柔らかく甘く天一のスープや麺に最高の相性を見せる
甘辛いだけではなくメルティーに溶け切ったこの感覚は他の天一ではきっと作れないから本店だけなのかもしれない
キムチはラーメンに少し落として食べると複層的な味わいが展開されて美味しい
辛すぎず、そして辛くなさすぎず
ラーメンに寄り添うお味はナイスの一言だ
コロッケはそのままでも美味しいが
天一スープをかけた時の美味しさは筆舌に尽くしがたい
にんにく薬味はラーメンに投入すると
天一ネギチャーシュー、キムチ、牛すじのかけらとも複雑に混じり合いながらラーメンに刺激を足し
また別のメニューに昇華してしまったのも驚いたね
もちろん上記したものたちをご飯に絡めとり食べる
キムチもにんにく薬味もなによりもスープやチャーシュー、牛すじに至るまでがご飯のおかずとして町一流であり
この街に住んでいたら酒をやめても生活ができるなあと思ったよ
あまりにパーフェクトな一杯
この世にこれ以上に美味しいものはなかなかに存在しないと思わせるほど
天一ファンが聖地と崇めるのを言葉なく理解できた
最高の一杯に心の底から感動した
2021/09/15 更新
他の店舗もものすごく美味しいところは多いのだが、こちらは一つ二つレベルが違う
2022/03/01 更新