1回
2023/07 訪問
最高の隠れ家イタリアン
こちらのお店、麦わら丘の朝市さん。店名からは想像出来ませんが自家製野菜を使ったコースのみのイタリアンのお店になります。
こちらは以前はTAVERNA da Ishiiというコースもアラカルトもやっていたお店でしたが、移転に伴いリニューアルオープン。
本当に素敵な隠れ家的一軒家レストランに生まれ変わりました。
さてこちらのお店、国道から凄く細い道に入りしばし進んだとこにひっそりとあります。カーナビでも辿り着くのは難しく、携帯等のナビが必要になるかもしれません。しかし、ようやく見つけたそこには凄くお洒落な一軒家風のレストランが現れます。
ここは以前も有機自家菜園のお野菜をふんだんに使ったイタリアンが絶品のお店だったのですが、シェフのおまかせコース一択の完全予約制になった事で、料理が更に洗練され、料理の味も見た目もクオリティも更にレベルアップし本当に最高のお店へと昇華したと思います。
敷地内には柿の木や柚子の木などもあり、更には畑などもどんどん作って自家製野菜が増えていく予定だそうで、お店としての見た目も料理のクオリティもこれから更に進化していくのが楽しみなお店でもあります。
そして本日、待ちに待った初来店日、お店の素敵さに心踊らされ入店、内装もお洒落で大きな窓から見える景色も気持ちがいいです。
テーブルは六つ程で、最大で十名強程ですかね、比較的こじんまりとしたお店でまたそこもいいですね。
さて、椅子に着き、まずはお水が出てきます。このお水は酒々井の源水を使用しており、料理等にもこのお水が使われています。
脇にはコースの内容が記された紙があるのですが、ここには素材しか記入されておらず、料理は出てきてのお楽しみ、わくわくして楽しいですね。
程なくして料理が運ばれてくる。
【アミューズ】とうもろこしの冷製ポタージュ、レシュティ、トマトとバジルのバゲット
こちらはとうもろこしの旨味が凝縮された冷製のポタージュで暑い夏にさっぱりと美味しい、レシュティと呼ばれるスライスしたじゃがいもを焼いたケーキのようなスイス料理で芳ばしい、バゲットに乗せられたトマトも甘くて美味、コースのスタートに相応しく、非常に期待が高まる。
【前菜】直火焼きナスとトマトソース、水ナス(シチリアレモンと塩)
直火で焼かれたナスとトマトソースの相性が良い、水ナスは生で提供、瑞々しくシチリアレモンと塩が口の中をさっぱりさせる。
【前菜2】モロヘイヤと温泉玉子の冷製パスタ
モロヘイヤは癖がありあまり得意ではないが、この冷製パスタとの相性が良くすごくあっさりと食べられ美味だった。
【前菜3】豚バラ蒸し、オクラとつるむらさき添え
シェフの遊び心か蒸籠に入れられた豚バラの蒸し物、新鮮なオクラとつるむらさきも一緒に蒸されている。この豚バラは抹茶と塩で味付けしてあり、豚肉はとても柔らかく抹茶の風味が食わられ絶品。自家製ポン酢も用意されていてこちらに付けても美味しい。楽しい一皿。
【前菜4】カルトッチョ
カルトッチョと呼ばれる包み料理。包みの中にはキタアカリが入れられており、シチリア塩と発酵バターで味付けされている。包みを開けると芳醇な香りが漂う。じゃがいもはほくほくで甘く非常に新鮮で絶品。
【魚】銚子産キンメダイのポワレ
ズッキーニのソースが添えられたキンメダイのポワレ、皮がパリパリで銚子産キンメダイはさすがに新鮮の一言。ソースとの相性も抜群。
【肉】北海道産黒毛和牛のステーキ
非常に柔らかく脂の旨味も焼き加減も抜群で、炭が練り込まれた塩がこれまた美味い。良くある一口食べるととろけるような高級肉とは違うがバランスが最高、このくらいのお肉が僕にとっては至高。
【パスタ】ズワイガニと枝豆のパスタ
ズワイガニがふんだんに使われたパスタ。麺はスパゲッティーニかリングイネかどっちだったか忘れましたすみません。ズワイガニの旨味が凄く溢れてて、枝豆が後味をさっぱりとさせる。こちらも絶品。
【パン】
お替り可能なパン。たねというパン屋さんのパンで、前の店から使われている、ふわっとしっとりモチモチで前から大好きなパン。引き続き使われてて嬉しかった。
【お口直し】
一度も過熱していない牛乳の寒天。甘くなく牛乳の新鮮さをダイレクトに感じられ、口がさっぱりする。
【デザート】
桃のデザート三種類。
どれも桃の味を最大限に活かされており、夏らしいフルーツを主役にしたデザート。
食後はコーヒーか紅茶が付く。
どの料理もシェフの素晴らしいセンスが光る一皿を味わえる。これだけのコース内容で4400円だというから驚き。
値段の安さを考えないとしても大満足のコース内容だったのに、この値段でこれをやられちゃ絶賛せざるを得ないですって。
しかも季節によって野菜や料理の内容も変わるので、春夏秋冬楽しめる。
お店もこれからどんどん素敵になっていきそうだし本当に楽しみなお店になった。
記念日は勿論、季節ごとに定期的に訪れたい我々夫婦の大切なお店になってくれた。
ぜひとも末永くよろしくお願いしたいです。
ごっそさんでした。
2023/10/19 更新
【僕達夫婦の中の究極のイタリアン】
2023/10/18 更新