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ぽん多本家上野広小路、上野御徒町、御徒町/洋食、とんかつ
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昼の点数:4.5
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¥4,000~¥4,999 / 1人
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料理・味 4.7
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|サービス 4.5
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.3
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|酒・ドリンク 4.3
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[ 料理・味4.7
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| サービス4.5
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| 雰囲気4.5
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| CP4.3
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| 酒・ドリンク4.3 ]
上野で4代続く老舗洋食屋さん 5代目様(おそらく)も厨房で鋭意奮闘中!
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2024/04/23 更新
御徒町の「蓬莱屋」さん、広小路の「井泉」さんと共に「上野とんかつ御三家(新)」の一角として昭和、平成と長年親しまれて来たこちら「ぽん多本家」さん(※旧御三家は2012年惜しまれて閉店された「双葉」さんが「井泉」さんの位置に入ります)ですが、
3店の中でも群を抜いて歴史があり(※創業1905年)、最も格式があるお店(※宮内庁料理人が初代)でもともとは、というか今も営業スタイルは「老舗洋食屋さん」です。
食の歴史を紐解くと明治時代、とんかつもエビフライもコロッケもハンバーグもステーキもトンテキも、シチューやパスタやオムライスもみんなひっくるめて洋食屋メニューだったわけで、
現在とんかつ屋さんを名乗るお店でも古いところだともともと洋食屋さんからスタートしてとんかつ専門になったお店もあり、最初からとんかつ専門で創業開店したお店は、少し歴史が新しいお店が多いと言えましょう。
「ぽん多本家」さんの場合は、明治の創業期から現在に至るまでずっと洋食屋さんとして営業されているお店なのですが、何故に「とんかつ御三家」に指名され続けるかと言いますと、ズバリ「とんかつという料理を日本で初めて産み出したお店」だからです。
初代・島田信二郎シェフが自店メニューの一つとして「豚肉を天ぷらの技法で揚げてみてはどうだろう?」と考え「カツレツ」を開発した…とお店の沿革史にも記されており、それが「とんかつ」として現在のように発展を遂げたため、「産みの親リスペクト枠」としてずっと「とんかつ御三家」と呼ばれ続けている訳なのです。
御三家はある意味とんかつの歴史をつくって来たお店に与えられた称号とも言え、蓬莱屋さんは「ヒレカツ」というメニューを初めて作り、井泉さんは「カツサンド」というメニューを初めて考え出したお店といわれております。
「食べログ百名店」のカテゴライズにも「リスペクト枠」が採用されていたのか、長年「とんかつ」部門での選出でしたが、突然昨年から「洋食」部門に変わったのは、内部で何か議論があったのか、お店側、あるいはユーザーからの要望があったのか、分かりませんが面白い変化でした。
そんな歴史を踏まえ、、、ているわけでは全くなく、単に好きなので私のこちらのお店での推しは「ポークソテー」。今日も以下をいただきました。
・「ポークソテー 3,850円」
・「ご飯・味噌汁・漬物 550円」
デカいお肉を真ん中で半分に切ってくださるので、女性でもお箸で食べやすいのと、脂身がカリッカリに焼かれた右半分と赤身がしっとり焼かれた左半分の食感の違いも交互に美味しく楽しく食べられて、どちらからも溢れ出すジューシーな肉汁とバター醤油だれは真っ白なご飯ともベストなマッチング!
見た目のボリューム感に反し、女ひとり飯でもあっという間にペロリとキレイに食べきれてしまいます。本当に大好き。
我が家でも厚切りポークソテーはレギュラーメニューなので常々研究しているのですが、この焼き方、この味には何度食べさせていただいても未だまったく辿り着けず、遥かな高みです。ソリャソウダ。
最後にバターと一緒にフライパンで炒めておられる瓶に入ったあの醤油ベースらしき出汁 、あれ秘伝なのでしょうか、分けてもらいたいー!
4席しかない一階カウンター席に座れた幸運な日には厨房をガン見しまくりです。(仕切りが高くて手元までは拝見できませんが…それも音で補いつつ!)
そこで気付いたのですが、現当主・島田良彦様と、同年代の職人様にプラスで若様が厨房に入っておられますね。お顔立ち的に5代目様とお見受けしました。伝統のある老舗の後継はいろいろ大変なことも多いと思いますが、どうかどうか頑張って。いつまでもこのお店で美味しいお肉とご飯を食べさせてくださいねー!