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夜の点数：4.8
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￥2,000～￥2,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.7
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|雰囲気 4.8
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|CP 4.8
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|酒・ドリンク 4.7
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［ 料理・味5.0
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| サービス4.7
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| 雰囲気4.8
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| CP4.8
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| 酒・ドリンク4.7 ］
高田馬場が世界に誇る、説明不要のとんかつ名店です
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2024/03/16 更新
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以前、高田馬場に住んでおり週1で「とん太」さん、「成蔵」さん、「とん久」さんをローテする高濃度なとんかつライフを送っていました。
後の世に「馬場とんかつ四天王」となるうちの３店が鎬を削る黎明期、「成蔵」さんは新進気鋭で昭和からの名店2店に対峙し、「ひなた」さんはまだありませんでした。
などと言っても、カツ道を極めて修行していたわけでは全くなく、馬場に職場があった揚げ物好き同士気が合う友達と誘い合って女二人、近所の美味い店で毎週ランチしていただけの認識だったのですが。
幸せというのは真っ只中にいる時はそれが普通で気付くことはできず、後から振り返った時に「嗚呼、あの頃は幸せだったのだ」と気付くと言いますが、今から思えばなんと幸せな日々だったことでしょう。
すでに10年以上の歳月が流れ、友達は結婚して遠くの地方へ、成蔵さんは馬場を去りちょっとやそっとの覚悟では食べに行かれない店となり、私も今は少し離れた別の街のご近所とんかつ屋で女ひとりメシする身となりました。
けれども「とん太」さんはあの頃のまま。
何も変わらず(値段はもちろん上がってますが)ずっと新目白通り沿いのあの場所に今日ものれんを掲げ続けてくれていました。
高田馬場に用があり、相方が晩ご飯は要らないよ〜といっていたのでひとりで何か食べて帰ろうとお邪魔しました。実に久々、5年ぶりくらいでしょうか。
迂闊にも18時開店と思い込んだまま確認せず、17時40分くらいに到着すると20人以上の行列。
あら、すごい！でも開店したら14〜5人が入るからちょっと待てばすぐ順番になるでしょうと思っていたら、とっくに開店していて14〜5人が吸い込まれた後に残った20人以上の行列でした…アマカッタ。
待つこと1時間半。日頃は真冬でも手袋なんてあまり必要を感じませんが、今は必要、切実に必要。
凍えて手の感覚がなくなっていきます。箸持てるかな、いやもう何かスーパーで買って帰ろうかしら？デモココマデナランデリダツデキナイ、サムイサムイと葛藤しているうちにやっと店内へ。
・「特ヒレカツ定食 2,500円」を注文します。
最初の一口め、カウンターおひとり様なのに「うまっ」とちっちゃく声が出ちゃいます。チラッと視線を投げて明後日方向にニヤリとする大将。
大将、美味しいです！本当にありがとうございます！今、私、幸せを味わっています！と心の中で感謝の念を送りつつ、海塩と岩塩を交互に付けてわしわし食べます。
そう、塩でとんかつを食べることを覚えたのはこのカウンターでした。いやマジで本当に美味しい。幸せに衣を付けて揚げたらこんな食べ物になるんじゃないの？と謎ポエムしか出てこないくらい美味しいです。とんかつは良いですねー。元気が出ます。
世の中は変わっていくけど変わらないものを頑固に守ってくれている人もいて、それを失いたくないなら応援しなくちゃな、と思いながらほくほく帰宅しました。