4回
2022/11 訪問
大美しき白い衣の低温バカウマトンカツ
平日予約し19時30分頃来た、店内は当然満席
3回目の来店、トンカツ界では西荻窪のけい太と並んで断トツのクオリティのお店、これまでに特上ロース、ヒレ、バラ、エビフライは食べたことがある
なので、とんかつ定食2個(シャ豚ブリアン、ミルフィーユ)5500円にメンチカツ600円を注文、リブロースが食べたかったが売り切れていた、6100円、値段は張るように見えて、適切な価格だと思う
3分ほどで前菜のブルドポーク、小鉢(ピクルスとひじきの和え物)、サラダ、ご飯に豚汁、漬け物が到着、8分ほどで最初のシャ豚ブリアンが到着した後、続々とよきペースでカツたちが提供される、本日の豚は雪室熟成黄金豚、らしい
全く知らん豚なので調べてみたら、新潟の豚で、雪の中に藁を被せた低温かつ高湿度の空間でじっくり肉を熟成するらしい、聞いただけで旨そう
いつ見ても美しい白美人なトンカツたち、鮮やかだし見惚れる、それでいて抜群の旨味があるのが凄いギャップ
シャ豚ブリアンは1頭から500グラムしか取れない貴重部位ヒレの真ん中部分、つまりトンカツの中では脂身の少ない部位
なのだが、この店のはその辺のロースでは太刀打ち出来ないほどの濃密で芳醇な脂を持ったヒレになってる、上品なのに旨すぎる
柔らかく噛みきれるけど、ほどよく赤身の固さも残る、岩塩がこんなに際立つトンカツはないだろう、フルーティーなソースやカラシとも相性抜群
ミルフィーユカツは、ロースをスライサーで薄くスライスし重ねた品、赤身と脂をバランスよく重ねている、工夫の凝らされた品
スイートチリソースで食べる、ジューシーという言葉はこのトンカツのためにあるのかと思うほど、脂の海で溺れたい人は注文必須
やや人を選ぶかもしれないが、ピリッと辛いソースで口の締まりも良く、米が進むというより、米がないと進まない
メンチカツは値段の割りに素晴らしすぎた、メンチの爆発力というか、詰まりに詰まった肉汁と旨味が口内で解放されたような一品
肉汁が喉を通ってもなお、香りと旨味を残していて庶民の見方メンチカツがこんなにも高級になるものかと驚愕
〆のフレンチトーストも温かく優しい甘味、コースとして完璧な構成で、何回来ても圧倒されるクオリティだ
2022/11/24 更新
2022/03 訪問
大低温異次元とんかつ定食②
休日予約し18時頃来た、店内は常に満席で予約者がローテーションで入れ替わる
二品セット(バラ、ヒレ)に大エビフライを注文、5800円、高いが、惜しげなく払えるクオリティ
2年ぶりの訪問、昔は一品選んで定食として食べていたが、今はベースで二品か三品か選べて、色々な部位が楽しめる仕組みに変わったみたい、素晴らしい改変だ
前菜が出た後、豚汁とご飯、そしてカツたちが順々にやってくるコースのような形式で豚カツを味わえるお店だ
前回はロースを頼んだので、今回はバラとロースを、まずはバラが到着、低温調理の色をしていて、衣のザクザクしてそうな力強さも印象的
味はというと、凄まじく脂が乗っていて、とろけるような味わいの豚カツ、塩で食べても脂と最高の反応を起こすし、フルーティーなソースやからしと合わせてもジャンクになりすぎないレベルで濃厚になり、バラ専用の柚子胡椒と合わせると、ピリッと爽やかなさっぱりになる
つまり何を付けても最高で、ご飯によく合う
間に挟む豚汁もグッド、少し薄味だが、優しい豚の油が出ている、サラダのキャベツも最高にシャキシャキだし、付け合わせの漬け物も口リセットに有効
次にヒレ、脂ばかり味わっていたが、ヒレを頼むと肉本来の脂の少ないパワフルで上品な味わいがあるのがヒレだ、バラもロースも脂がスゴいので、ヒレは絶対に頼んだ方がいい
物足りなさも感じない、特にヒレにはソースとからしがぴったりだった、それにしてもここのフルーティーなソースはあまりに美味しいね
最後にドデカイ大エビフライが到着、これまたプリプリでジューシーな海の幸、こんな高級店で食べるタルタルソースも最高、卵とマヨネーズの旨さ以外に、大根?のジャキシャキ感も上手く混ざる
デザートは衣を使ったフレンチトースト、とっても甘くて美味しい、衣の要素は感じなかったけど、うまけりゃ何でもいいか
2022/03/19 更新
2020/09 訪問
異次元大低温ロースカツ定食
予約し平日19時頃きた、完全予約なので席は常に満席
特上ロースカツ定食にはもフライをトッピング、約6,000円、とんかつにしては史上最大の高さ
10分ほどで提供された、目を見張るザクザクの衣はうっすら白くて唯一無二、中身も低温調理のだけありミディアムレアといったところか
他にキャベツはもちろん、豚汁に漬物などの小鉢が2つ付くのが胃もたれしないための気遣いが見れる
肝心のロースカツだが…これはあっぱれ、脂がこんなにも旨く閉じ込められたトンカツを食ったことがない、噛めば噛むほど肉の脂が美味しい、ザクザク衣も肉自体が柔らかい分、口当たりの高低差がスゴい
ヒレは塩が合うかもしれないが、ロースにはやはりソースだろう、そしてカラシ、これが黄金バッテリー、フルーティーになり、ツーンと刺激も加わる
脂が多すぎると思う反面、前述した小鉢やキャベツたちがさっぱりと気分を変えてくれる、脇役たちも主役を支える
ご飯が進むといったらない、正直二きれあればご飯を一杯食べきれていたと思う
トッピングしたはもフライだが、こちらも感動的、肉を食べたあとに魚を食べると違いが際立つ、梅肉ソースが殺人的に会うのははもフライくらいだろう
接客は素晴らしく、あまり細かいルールがあるわけでもない、しっかりと楽しい時間が過ごせた
2020/09/02 更新
平日予約し19時30分頃来た、店内は予約客で満席
1年ぶり4回目の来店、引越前ラスト、トンカツ食べログランキング日本1位が徒歩圏内にあるありがたさ、最後に噛み締めたい
とんかつ定食(2個)を注文、本日の豚は岩中豚、部位はリブロースとシャ豚ブリアン、カキフライも追加し、1人6100円、適切な価格
コースの構成は、きんぴらとピクルス、サラダ、とんかつ2品、コシヒカリのご飯、TOKYOXの豚汁、デザートにフレンチトースト
リブロースは背中の肉で、ロースの中でも肩に近い部位、脂と赤身のバランスが良く、ロースの中でも4分の1しか取れないらしい
これだけ今まで食べたことのないお初の部位、脂の旨味が異次元、甘い肉汁が口一杯に広がる、全部位の中でも一番好きかも
胡麻油が香りが良く相性が抜群、脂に油が加わると、濃厚になると思いきや、爽快であっさりした味になるのが不思議
シャ豚ブリアンは1頭から500グラムしか取れない希少部位、ヒレの中でも中心で最も柔らかいもの、唯一のリピート豚
こちらは岩塩と相性抜群、赤身が多い分、肉の旨味が塩によって引き出されることで、パンチ力あるストレートより、じわじわ効くボディのよう
そして、やはりどちらの部位もソースとカラシの組合せに勝るものはなかった、フルーティーな甘みと酸味が足される
その上でカラシがピリッと刺激を加えてくれて、くどくなりがちな終盤を締めてくれ、大満足のまま終われる
最後に、感動が止まなかったのはカキフライ、この大きさで、味は複雑な牡蠣の癖になる旨味が詰まりに詰まっている
牡蠣の汁は感動するほどの味で、ソースとタルタルソースを合わせるとより一層複合的な旨味がある、カキフライも日本一だわ