てつ925さんが投稿した鮨 いとう(福島/いわき)の口コミ詳細

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鮨 いとういわき/寿司

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.8
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2018/07 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

いわき市が誇る最高の名店

日曜の夜に予約して訪問しました。
カウンター数席のみのお店で、二回転ほどしかしないため、予約が必須です。3回目でようやく予約がとれました。

【お店について】

訪問時点で、食べログ福島県のお寿司ランキングで2位、いわき市の全ジャンルで1位の人気店です。

【総評】

日本全国から新鮮な魚介類を仕入れ、それを独自調理にこだわり、温、冷、時間を自在に操って、最高の食感と旨味のバランスを見つけ出す、そんなほかにはない魅力的な料理を堪能できる素晴らしいお店です。
初めて来店しましたが、大将の温かなユーモアある接客に惚れ込みました。

【雰囲気】

小さなお店ですが、割烹料理屋の洗練された雰囲気です。
調理場を囲うようにL字のカウンター席があります。

【料理】

料理は、いくつかのおまかせコースがあるようですが、この日は、1つしかなく、15000円のおまかせコースでお願いしました。

おまかせでは、最初に先付け、刺身、焼き物といったおつまみ系の料理が出て来て、後半でお寿司が出てくる構成です。

最初に、地元の木もずくといわき産のじゅんさいが到着。

木もずくは、若干太めのもずくで、ザクザクとしたしっかりとした食感があり、じゅんさいのとろみとコリっと感の食感のコントラストが楽しいですね。

次は、低温調理の牡蠣が到着しました。
63℃を狙って調理された牡蠣は、低温でゆっくりと熱を通すことで、牡蠣から海水が全て出て、生牡蠣のエグミや苦味がとれるとのことでした。
一口食べると、牡蠣の滑らかな食感と旨味を感じた後、出汁の優しい味わいが口いっぱいに広がります。生牡蠣よりも繊細な味わいで、抜群に美味しいです。

次に、地物の星カレイ、五島列島の生鯖の刺身が出て来ます。
地元の星ガレイはヒラメを超える高級魚で、ねっとりとした食感とこりこり感が楽しめました。
生鯖は、臭みが全くなく、きめ細かな脂と旨味がありました。

次に蒸し鮑、肝添えと水ダコが到着しました。
蒸し鮑はここ最近で最高のアワビとのことですが、身が柔らかく、コリコリ感もあり、濃厚な肝ソースをつけて食べると抜群の美味しさです。

次に、岡山産の子持ちしゃこと地物の渡り蟹が到着。
子持ちのしゃもは身はしっとりしていて柔らかく、卵の旨味を味わえます。渡り蟹はカニの旨味が凝縮すれた濃い味わいで、まさに最高のお酒のあてだと思います。

■焼き物
次に、南相馬のサワラの塩焼きが出てきました。
厚めに切られたさわらの身は脂が乗っていてふわふわで、旨味があり、お酒が進むおつまみです。

■お寿司
ここから後半のお寿司に入ります。

最初にガリと五島列島の剣先イカが到着。

剣先イカを細く刻んだイカは、ねっとりした食感 の中に甘さがあり、口の中でとろけるような味わいです。

続いて下記が出てきました。

・富山のアイナメ
・熟成させた地物のスズキ
・五島列島のアカアジ

どれも抜群に美味しいですが、8日熟成させたアカアジは、熟成させているとは思えないほど身はぷりぷりで、味わいは熟成特有の旨味がありました。

次に、車海老の昆布締めが到着。
なんというか、昆布の旨味を吸い込んだ海老はねっとりしていますが、生のサクサク感があり、海老の旨味も十二分に引き出されている抜群の味わいです。
生の車海老をさっとお湯にくぐらせ、生の食感を保ったまま甘みを引き出すという大将オリジナルの調理法とのことです。

静岡のしんこが到着。
しんこは小さなしんこを4匹使った手の込んだお寿司で、その身は柔らかく、芳醇な酢が香る抜群の仕事です。

次に下記が到着。

・相模湾のカマス、神経じめ、熟成
・カツヲ、藁の燻製
・いわきのホッキ

とくにカツヲは、香る程度の燻製ではなく、鼻を突き抜けるようながつんとくる藁の香りが特徴的でした。
いわきのホッキは表面を色が変わらないぐらいにさっと炙ったホッキで、サクサクした食感は生そのものですが、熱を入れることで、ホッキ貝の旨味が引き出されて、抜群にうまいです。

次に、まぐろの赤身と中とろが到着。
赤身は、赤色が濃いマグロは、熟成感があり、濃厚な旨味を感じた後、口の中でとろける味わいでした。
中とろはキメが細かな脂が美しく、赤身の旨味を残しつ、脂はほのかな甘みがあり、口の中で溶けて無くなりました。

次に、北海道利尻産のむらさきうにが到着しました。
軍艦の上にはこれでもかと贅沢にむらさき雲丹がうず高く盛り付けられています。
一口食べると、高貴で気品のある繊細な味わいを舌先で感じた後、口の中でとろけていくような味わいで、これまで食べた雲丹の中で間違いなく一二を争う美味しさです。
雲丹は、シャリが温かく、雲丹は冷たく、海苔はパリパリという三拍子揃うことでのみ生じる奇跡のような味わいです。

次に、トロたくが到着しました。有明産の海苔の中には、マグロの隙見の脂が少ない赤身が入っており、たくあんのサクサク感とマグロの旨味を感じますが、脂が少ないため、さっぱりと頂けました。

最後に宮城松島のに穴子としじみの味噌汁、卵焼きがでてきました。
宮城の穴子は肉厚がすごく、ホロホロと口の中でとろけ、穴子の味わいと、あとを引く味わいのつめが口の中で一体となり、悶絶する美味しさでした。

卵焼きは、スフレのようなふわふわで甘い仕上がりで、柔らかいなと感じたあと、口の中で溶けてなくなるような素晴らしい美味しさでした。

最初から最後までエンターテイメントのような素晴らしい料理の数々は、美味しいを通り越して、料理人に対する畏敬の念を覚えるような素晴らしい経験でした。

まさに、いわき市いや日本が誇る名店の1つだと思います。

2018/07/22 更新

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