1回
2020/05 訪問
上品かつ繊細で芸術的な中華
ずっと行ってみたかった茶禅華さんへ。
中国料理の麻布長江で10年、和食の龍吟で5年の経験を経た川田シェフのお料理は「和魂漢才」をテーマにしているそうで、日本の旬の食材に中国の技法や調理法が織り混ぜられてどのお料理も丁寧で繊細で絶品!
干し鮑を含む季節のおまかせコースをいただきました。
岩手県吉浜産の干し鮑を2日間水につけ、1日炊いているのだそう。
香菜とニンニクを刻んで和えた春雨と一緒に蒸した蝦夷アワビは半分にカットしてあり肝の風味とXO醤の風味の2種が楽しめました。
アワビの煮込みも絶品。
七輪で仕上げる蜜汁叉焼や蛤と蕗の薹の春巻き、酢橘の中にはクラゲ、ホタルイカは生姜、紹興酒、五香粉の三種の味わい。
スペシャリテの雉のワンタンのスープは優しい口当たりなのにものすごく深みのある味で驚きました。
アワビも素晴らしかったのですが感動したのがフカヒレ。非常に肉厚で繊維が太く、立派なものでした。
フカヒレ餡で作られた一口サイズの小さな雑炊も絶品。
山椒の風味が効いている四川風のスペアリブは外側はさくっと中はジューシー
ラムチョップはクミンと麻辣醤ソースで中華な仕上がりに。
ラストにスープの美味しさを堪能するシンプルな麺でコースは終了だったのですが、満腹にもかかわらずどうしても麻婆豆腐も食べてみたくて追加。
この麻婆豆腐が本当に美味しくて、次来るときはコースに組み込んでもらえるようにお願いしたいと思います。
2022/11/11 更新
「和魂漢才」川田シェフワールド
2020/05/29 更新