オビキンさんが投稿した東京チャイニーズ 一凛(東京/築地)の口コミ詳細

勝負ランチ

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東京チャイニーズ 一凛新富町、築地、東銀座/四川料理、中華料理、海鮮

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2019/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

辛味と甘味と旨味の熱い抱擁、それが四川。興奮、感動「東京チャイニーズ 一凛」。

★殿堂メニュー 白子入り麻婆豆腐
 今夜はちょっとした記念日、背伸びして四川料理の名店「東京チャイニーズ 一凛」に初めて訪問しました。予約をする時にいろいろ希望を伝えておきました。その情報がきちんと伝わっていてストレスなく楽しむことができました。さすが名店。
 正直、築地で寿司や海鮮以外を食べるのは結構勇気がいるのです笑。

 厨房丸見えのカウンターに座ります。ライブ感溢れるカウンターが大好きです。シェフの動きがよく見えます。齋藤シェフのお顔を存じていないので齋藤シェフではないのかも知れません。またお隣で腕をふるう職人も、客席を見ながら慣れた動きで中華鍋を操っています。今夜はお二人のライブコースでお願いしてあります。さあ楽しみましょう!
 厨房を見ていると、それぞれのテーブルでの好みを全部聞き入れているので、同じ料理でもちゃんと分けて調理しています。さすが名店。

「一凛のおまかせコース」本日の内容
1 上海蟹の紹興酒漬け
2 よだれ鶏
3 レンコンの黒酢がけ(*デザートの代わり)
4 アオリイカとホタテ 青ネギと山椒のソース
5 牛肉と玉ねぎとパプリカの唐辛子炒め
6 上海蟹の春巻き
7 豆苗と干し海老の炒め
8 白子入り麻婆豆腐

「上海蟹の紹興酒漬け」
 前戯なしでいきなりこれですか。紹興酒に生きたまま10時間漬け込んだ上海蟹だそうです。楽しみにして空きっ腹で来たので、これですぐに酔っ払いそうです。おお、カニみそ美味しい! ハサミで殻をカットして身をほじくり出します。身も美味しい。紹興酒が効きますね。酔っ払い蟹、より私が酔っ払いました。

「よだれ鶏」
 事前に過度な花椒は苦手だと伝えていたので、花椒少なめで提供されました。このタレ、最高ですね。辣の辛みもピーナッツの歯応えも鶏の下ごしらえもパーフェクト。鶏皮、美味しいです。このタレ、持って帰りたいです。というよりスプーンで全部すくって飲んでしまいました。貧乏人のすることです、許してください。

「レンコンの黒酢がけ」
 デザートはいらないので何か他のものを、とわがままを言ったらこちらが提供されました。お酢があまり好きではないのですが、これは別物でした。甘い黒酢に頬が引き締まります。
レンコンも柔らかく、とてもいいツマミとなります。わがまま言ってみるもんですね。

「アオリイカとホタテ 青ネギと山椒のソース」
 箸休め的な料理です。素材も淡白ではありますが味付けも薄めで、急いる気待ちが落ち着きます。青ネギと山椒のソースもそれほど主張せず、風味付けの体です。

「牛肉と玉ねぎとパプリカの唐辛子炒め」
 XO醤でしょうか。辛味の中に深い味噌系の香り。唐辛子は香りづけなので除けて食べて下さい、とのことでしたが、いくつかかじって食べてみました。…辛っ! 中国料理では風味づけのために唐辛子を大量に投入することはよくありますが、いつももったいないなあと思っています。だからいつも2、3欠片食べてみるんです。こちらの唐辛子はすごい辛いのですが旨味も感じます。
 メインの牛肉、もちろん美味しいです。やはり醤が効いています。

 ここで中国酒、つまり紹興酒をいただきます。

「東胡 12年」¥900
 おお、深い。スモーキー。口の中で味が膨らみます。日本酒と泡盛とウィスキーのいいところを凝縮したような、複雑かつ解りやすく美味しい紹興酒です。
 さあ、後半戦行ってみよう。

「上海蟹の春巻き」
 アチッ! パリパリの皮の中は激熱の餡でした。餡には上海蟹の身とミソが入っています。食べた事がない何とも言えない、甘さや苦さやしょっぱさが混ざった味です。旨味が強くクセになる味。一本じゃ足りませんて。

「豆苗と干し海老の炒め」
 豆苗といえば文鳥が食べるものと思っていましたが、これは文鳥に食べさせておくのはもったいない料理です。干し海老が前面に出ず優しい香りとして包んでくれています。

「白子入り麻婆豆腐」
 この味を言葉で表現するのは難しいです。この辛味ソースを使えば何でも美味しく感じるはずですが、ここに白子が入るんですよ。辛みと甘みの熱い抱擁に絶句。いや、正確には食べている間すーっと「美味しい美味しい!」を連呼していました。美味しい!

 デザートは別品にしてもらったので、これにて終了です。いやあ、大満足のコースでした。もちろん高価なのですがホスピタリティと料理のクオリティを鑑みればリーズナブルです。築地は億が深い! 一凛さん、ごちそうさまでした。常連になりたいと本気で思えるお店です。

  • 白子入り麻婆豆腐

  • 上海蟹の紹興酒漬け

  • 上海蟹の紹興酒漬け

  • よだれ鶏

  • 東胡 12年

  • レンコンの黒酢がけ

  • アオリイカとホタテ 青ネギと山椒のソース

  • 牛肉と玉ねぎとパプリカの唐辛子炒め

  • 上海蟹の春巻き

  • 上海蟹の春巻き

  • 豆苗と干し海老の炒め

  • 白子入り麻婆豆腐

  • 白子入り麻婆豆腐 オンザライス

  • シェフ

  • 店構え

2019/12/02 更新

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