2回
2023/05 訪問
スターシェフ有島総料理長がもてなすコースは一瞬の抜かりの無い絶品の数々、そして思わず笑みの溢れる温かい丁寧でお客さま思いなサービスの集大成。
西麻布の高級中華料理店「香宮」広東料理ベースの中華が楽しめるお店です。
有島シェフはマンダリンホテルのセンス出身。
有島シェフを知ったきっかけは人気番組「ジョブチューン」
ランチでも料理長の有島スターシェフがしっかりと料理を作ってくれて、料理の紹介まで丁寧にしてしてくれる、この親近感も素敵。
店内は8席のカウンターと6名まで入れる個室を用意。
ライブ劇場型キッチンが魅力の一つで、アフリカ取り寄せの一枚板のカウンターは奥行き70cm、1人が座るカウンターに設けられたゆったり空間と広さが堪らなく心地よい。
コースが始まるときにキッチンの方が皆私の方に来店ありがとうの挨拶とコースが始まりますの号令をしてくれて、これが正直一番感動しました。思わずニヤけました。本当に嬉しかったし、この店絶対また来ようってこの瞬間思いました。そのくらい初体験で一人のお客さんを大切にしていることがよくわかる素敵な時間でした。
さていただいたコースの内容はこちら。
■揚げ点心、大根の金華ハム入り・サクサク揚げパイ
こんなにホロホロの衣にトロトロに煮込まれた大根、そして世界三大ハムの一つ金華ハムの塩味が美味しい。アミューズのこのレベルを出されたら完全にノックアウト。
■車海老とアオリ烏賊のオリジナルX.Oソース炒め・彩り野菜を添えて
一般家庭の6-7倍の火力で一気に火入れをする職人の技。見てて楽しい見たことのない炎。X.Oソースは自家製。
■サーロインスライス肉の水菜巻き・ピリ辛よだれソース
よだれ鶏にかかっている四川風ソースがいいアクセント。クラゲが苦手なのでこちらに変えてもらいましたが、しゃぶしゃぶ風で個人的に大満足。
■タラバ蟹肉と蟹玉子 卵白入りフカヒレスープ 中華風茶碗蒸しと共に
フカヒレの中でも希少なアオザメのを使用、蟹の身もたっぷり。今まで食べた中で最も贅沢な茶碗蒸しだったであろう。
■広東伝統 釜焼き肉二種(叉焼、豚トロ肉)とコールドチキンの生姜ソース
北京ダックを焼く釜で蒸焼きで松阪ポーク、コールドチキンは
■伊豆半島下田沖産 金目鯛のスチーム 香港フィッシュソース
身厚なので通常6-7分はかかるであろう蒸し時間を特殊なスチームで3分急速に蒸すことで身がふっくら、ぷりぷりになる。フィッシュソースは魚醤ベースでこれが美味しすぎてソースだけ進んでしまうくらい美味しい。パクチーが良いアクセント、とても合うなと思いました。
■赤ワイン風味の柔らか和牛頰肉入りもち米チャーハン 蒸籠仕立て
八角が鼻から抜ける、この感じがすごく良い。
和牛頰肉もこのチャーハン用に仕込んでいるだなんて贅沢すぎます。
炒飯は一度炊いたもち米はしっとりしていてすぐいためることが出来ないので一晩寝かしてお米をといてから中華鍋で炒めるようです。手間がかかってる。本当脱帽。
■シェフスペシャル・デセール
マンゴープリン、ココナッツクリーム。
専任のパティシエ(元々は銀座のピエスモンテ?というアップルパイが有名なお店で働いてた様子)がこの店ならではのデザートを作っているようです。
■お茶菓子 黒烏龍茶
香宮特製焼きカステラ 大納言
カステラを想像して食べたらイケません!
長崎出身の私ですが、カステラとは概念が違うくらい美味しいです。オリジナリティもあってこちらのパティシエ、すごいですね...。
料理はどれも圧巻。5000円台のコースであまりに贅沢なラインナップで、コスパも半端ないです。
特に美味しかったのはアミューズのパイと車海老とアオリイカ。
デザートの際にはなんと席を移動してお茶菓子と共にゆっくりできる部屋へ。
常連さんはここで読書をする方もいるそうです。
トイレにはイソップ、ニコライバーグマンとこの辺も抜かりない高級店にふさわしいご準備。
いやー、味も雰囲気も最高なのですが、何よりこのお店はサービスが素晴らしいですね。
誰を連れて行っても恥じない、大切な人を連れていきたくなる素敵なお店でした。
また再訪させていただければと思います。
ごちそうさまでした。
西麻布 香宮
2023/05/21
井手上 真樹様
昨日は、数あるレストランの中から当店へご来店頂き、誠にありがとうございます。
井手上様から、お褒めのお言葉を賜り、感謝の気持ちでいっぱいです。
昨日もお話しさせていただきましたが、6月からメニューの変更を予定しております。
より一層、皆様にご満足して頂けます様に努めてまいります。
今後ともご愛顧・ご贔屓のほど、よろしくお願い致します。
またのお越しをスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
2023/05/21 更新
広尾の星条旗通り沿いにあった香宮は2021年に移転。
いわゆる西麻布の地にカウンターを主体としたお店をオープンし、今もその人気は凄まじい。
2023年に訪問し、衝撃を受けた感動体験を是非妻にも感じて欲しいということで2度目の訪問。
カウンターから厨房が丸見えの状態で料理を振る舞うのは自信の表れだろうし、恥ずかしさなんてこれっぽっちもない、そんな料理とサービスを届けている姿がお客様の信頼を増大させる。
有島シェフと言えば敢えて私が紹介する必要のないくらい、中華料理の世界では有名人だが、彼の経歴をおさらいすると京王プラザホテル「南園」、ペニンシュラホテル「ペニンシュラ」、マンダリンホテル「センス」とホテルを中心に修行を積んできたお方。
TVジョブチューンの出演も有島シェフを有名にした大きなきっかけの1つだったことは言うまでもない。
11:30の予約、11:20頃と早く着いたのにスタッフの方がお店の前でお迎えに来てくれるのがもう入店前から凄く嬉しい。
劇場型ライブキッチン、11:30~ショータイムの始まり。
1度目の訪問時に感動を受けたあの挨拶をどうしても妻にも届けたくて、ちょっとわがままなお願いも聞いてくれました。もちろん我々は大喜び。笑
いただいたコース内容は下記の通り。
<料理>
・真蛸とブロッコリーと蕪 インカのめざめのサラダ・翡翠ソースで
・揚げ点心・大根と金華ハム入りサクサク揚げパイ
・自家製釜焼き叉焼と豚トロ肉・コールドチキンの葱ソース・3点盛り
・メジロザメのフカヒレ入り・カリフラワーのポタージュ風クリームスープ
・油麦菜(A菜レタス)のあっさり塩炒め・上海蟹味噌ソース
・若鶏とエシャロット パプリカの強火炒め煮・黒豆(トーチ)風味
・腸詰とキノコ入り・もち米チャーハンの蒸籠仕立て・蓮の葉を敷いて
・シェフスペシャル・デセール
<飲み物>
・中国茶 ジャスミン茶
今回一番衝撃的だった料理は炒め物2品目の「若鶏とエシャロット パプリカの強火炒め煮・黒豆(トーチ)風味」信じられないくらい鶏肉が柔らかくて、中華鍋で強火でほんの少しだけ火を通しただけなのにこれだけ美味しいのは一度揚げているのがポイントのようです。
こんなの絶対家では作れない、真似できないレベルの料理を体験させてくれるのはやはり高級店で食事をすることの醍醐味、感動しました。
あ、ちなみに前回大ヒットだったサクサク揚げパイは今回も120点満点の大好きな味でしたよ。笑
最後のティータイム。
カウンター席からホテルのアフタヌーンティースペースのような席に移動しますが、この空間が個人的にとてもお気に入りの時間。贅沢すぎてお客さん入れればもっと儲かるだろうにと今回も思いましたが、そんな空間にこだわるのもこのお店の素敵なところで好きなところ。
専属のパティシエが作る「フォレノワール」というドイツでクリスマスシーズンに定番のチョコレートとチェリーのケーキ。これにローストアーモンドの香りが堪らないキャラメル蒸しカステラ。
抜かりない。全部の料理が全部あまりにも美味しすぎる。
サービスも料理も雰囲気も体験も全てがドストライク。
これぞ大切な人を是非紹介したいお店の大本命です。
有島シェフをはじめ、いつも良くしていただき、ありがとうございます。
またお伺いできるのを楽しみにしています!