87回
2024/03 訪問
色んな意味で銀座を(そして日本を)代表するお寿司屋さん
3月上旬の土曜日の午後8時半に2名で伺った。週末の遅い時間だったせいもあるのか、隣の席が1つ空いていたのでゆったりと。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。
お摘み(珍しいことに佐島のタコがなかった)
◯せりのお浸し
◯スッポンのお出汁。スッポンの香りは強いのだけど、どちらかと言うとサラリとしていて食事の最初の方でいただくにはちょうど良い。
◯フグのお造り。トラフグの白子、皮、身の湯引き、身の刺身、それらが渾然一体となっていて、上にポン酢おろし。分かりやすいシッカリなお味。
◯ヒラメとトリガイのお造り。先月に引き続きトリガイの甘さがお見事。
◯蒸した黒鮑
◯藁で燻したサワラ、山わさび
◯スペシャリテのホタルイカのペースト。辛子が絶妙。すぐには食べ切らず、握りに入っても日本酒でチビチビと続ける。
◯カラスミ
◯アンキモ
握り
◯スミイカ
◯サヨリ
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯トリガイ
◯ブリ
◯カスゴ
◯ハマグリ
◯サバ
◯バフンウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ネギトロ、干瓢)
お酒は、手取川と鄙願(それぞれ1合)を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。2023年には遂にミシュラン三つ星を獲得。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は銀座の中でも最も高い部類に入ります(とはいえ、最近のお寿司屋さんはどこもお値段が高くなってきたので、最近は青空さんのお値段も普通に感じられるようになってきました)。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン三つ星、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2024/03/11 更新
2024/02 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
2月中旬の平日、友人と2名で伺った。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。はやくもトリガイが登場、既に肉厚で甘味もしっかり。
お摘み
◯京しろ菜のお浸し
◯佐島のタコの塩茹で
◯トラフグの湯引き
◯白甘鯛(愛媛)の炊いたもの、フグ皮
◯お造りはヒラメ
◯蒸した黒鮑
◯藁で燻したサワラ、山わさび
◯トラフグの白子、スッポンだし
◯ナマコ
◯アンキモ
握り
◯スミイカ
◯サヨリ
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯トリガイ
◯アカガイ
◯サバ
◯ハマグリ
◯ブリ
◯ムラサキウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ヒモキュウ、干瓢)
お酒は、二人で、エビスビール3杯、日本酒は手取川、国稀、鄙願(それぞれ1合)を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。2023年には遂にミシュラン三つ星を獲得。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は銀座の中でも最も高い部類に入ります(とはいえ、最近のお寿司屋さんはどこもお値段が高くなってきたので、最近は青空さんのお値段も普通に感じられるようになってきました)。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン三つ星、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2024/02/24 更新
2024/01 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
2024年の営業初日の午後6時に伺った。河井寛次郎の花入が見事だった。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。年初だしシケだったこともあって、サヨリなどの定番ものがなかったりしたが、それでもさすがのクオリティであった。
お摘み
◯京しろ菜のお浸し
◯のれそれ
◯佐島のタコの塩茹で
◯クエ(だったか?)の湯引き
◯白甘鯛(愛媛)の炊いたもの、聖護院蕪
◯お造りはヒラメ
◯蒸した黒鮑
◯藁で燻したサワラ、東京湾の海苔
◯トラフグの白子
◯ナマコ
◯バチコ
握り
◯スミイカ
◯サバ
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯イクラ
◯アカガイ
◯コハダ
◯ハマグリ
◯コバシラ
◯ブリ
◯バフンウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ヒモキュウ、干瓢)
お酒は、マスターズドリーム、手取川、綿屋を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。2023年には遂にミシュラン三つ星を獲得。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は銀座の中でも最も高い部類に入ります(とはいえ、最近のお寿司屋さんはどこもお値段が高くなってきたので、最近は青空さんのお値段も普通に感じられるようになってきました)。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤自分を含め殆どの客はお任せですが、お好みでやられる常連客もいます。まさに「お客様のお好きなように」という昔ながらのお寿司屋さんです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
④「ざっくりとした2回転制」という感じで、5時〜6時半くらいまでにスタートする第1組と8時〜8時半以降にスタートする第2組とがありますが、厳密な2回転制ではなく、料理が一斉にスタートしたりお客さんが一斉にいなくなるということはほとんどありません。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン三つ星、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2024/01/10 更新
2023/12 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
土曜日の午後6時半、2名で伺った。遂にミシュラン三つ星を獲得されたので本当にたくさんの胡蝶蘭が部屋中に。親方の後ろにあった盆栽はなんとあの三輪休雪さんからのお祝いとのこと、改めて青空さんの凄さを認識。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。
お摘み
◯菊菜のお浸し
◯藁で炙ったカマス
◯佐島のタコの塩茹で
◯タラの白子の焼いたもの、柚子
◯クエ(だったか?)の湯引き
◯お造りは松川鰈の湯引き
◯白甘鯛
◯蒸した黒鮑
◯藁で燻したサワラ
◯マナガツオの味噌遊庵焼
◯アンキモ
◯カラスミ
◯バチコ
握り
◯スミイカ
◯サヨリ昆布締め
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯アカガイ
◯サバ
◯ハマグリ
◯ブリ
◯ムラサキウニウニ(北海道吉岡)
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ヒモキュウ、干瓢)
お酒は、マスターズドリーム、酔右衛門、国稀、綿屋、松本(半合)を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。2023年には遂にミシュラン三つ星を獲得。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/12/24 更新
2023/11 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
この日は平日、1名で伺った。午後6時半に予約していたのだが、人身事故の影響で電車が遅れ、15分遅れて到着してしまった(もちろん遅れる旨は連絡したが)。でも手際良くお料理をお出しいただいた。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。
お摘み
◯菜の花のお浸し
◯酢締めしたカマスの湯引き
◯雲子ポン酢
◯佐島のタコの塩茹で
◯お造り(松川鰈、マハタ)
◯白甘鯛、レンコン摺り流しのなかに
◯蒸した黒鮑
◯鰹のタタキ
◯北海道のオスのししゃもの焼き物
◯カラスミ
◯アンキモ
握り
◯スミイカ
◯キス昆布締め
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯アカガイ
◯イクラ
◯ブリ
◯バフンウニ(昆布森)
◯サバ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(トロ鉄火、干瓢)
◯赤出汁
お酒は、マスターズドリーム、酔右衛門、一本義を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/12/08 更新
2023/09 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
先月と同様、水曜日の午後6時に1名で伺った。もちろん満席。
この日もお摘みからスタートして握りで終わるという一通り。
お摘み
◯金時草のお浸し。他のお客さんの一品目は珍しいことに伊勢海老だったそうだが、自分は甲殻類アレルギーなのでパス。金時草のお浸しはこの時期のお決まりともいえる定番もの。
◯サンマの炙り、肝醤油
◯ハモのミニ握り2貫。一つは酢橘と塩、もう一つは玉ねぎ醤油。鱧と玉ねぎで出汁をとったスープも一緒に。玉ねぎもハモも淡路から。
◯お造りは淡路のアマテガレイと唐津の赤ウニ。どちらもとても美味しく、一口食べては日本酒をチビっと。
◯常磐のクロアワビ
◯カツオのタタキ、ギョウジャニンニク
◯宍道湖の鰻の蒲焼。プリップリ。
◯バチコの炙り
◯カラスミの炙り
握り
◯スミイカ
◯キス昆布〆
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯イクラ
◯ブリ
◯天草の赤ウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(干瓢とネギトロ半分ずつ)
お酒は、マスターズドリーム、手取川、国稀。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/09/28 更新
2023/08 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
水曜日の午後6時に1名で伺った。もちろん満席。この日は平日の割りには落ち着いた客層で、同伴組は1組だけ。全員がご常連という感じであった。
この日もお摘みからスタートして握りで終わるという一通り。
お摘み
◯黄韮のお浸し
◯シロイカがポン酢スープの中に入ったようなもの
◯鱧の焼き霜、鱧の骨のジュレ、とても冷たかった
◯アナゴのの白焼、こちらもポン酢で、プリっとした食感が素晴らしい
◯お造りはマコガレイ
◯新イカのゲソ、握りで出てくるであろう新イカへの期待が高まる
◯千葉の黒アワビを蒸したもの
◯カツオのスモーク、ポン酢のなかに濃厚な卵を溶いたものでいただくというもので、自分は初めて頂いた。とても美味しい。
◯宍道湖の天然の鰻の蒲焼
◯カラスミ、軽く炙って
握り
◯新イカ
◯キス昆布〆
◯赤身
◯中トロ
◯大トロ
◯シンコ(2枚、コハダかな?)
◯コバシラ
◯イワシ(丸々と太ったイワシ、脂の乗りが素晴らしい)
◯イクラ
◯唐津の赤ウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯追加でカツオ
◯巻物(干瓢とコハダを半分ずつ)
お酒
◯マスターズドリーム
◯手取川2合
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/08/26 更新
2023/07 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
前回に引き続き、土曜日の午後5時に2名で伺った。先客2名1組。この日のお客さんはほぼほぼ常連さんであった。土曜日はやはり落ち着いた感じの客層であることが多い(自分は平日の華やかな客層も好きだが)。
この日もお摘みからスタートして握りで終わるという一通り。
お摘み
◯久世茄子のお浸し
◯唐津の赤ウニ、その上にハモの骨の出汁のジュレ
◯ハモの焼き霜
◯佐島のタコ(タコの薫りが高い!)
◯お造りはホシガレイとシャコ
◯カツオ
◯宍道湖の天然の鰻
◯アワビの肝
◯カラスミ
握り
◯アオリイカ
◯キス昆布〆
◯シマアジ
◯赤身
◯中トロ
◯大トロ
◯シンコ(4枚、もうコハダな感じで美味)
◯コバシラ
◯車海老
◯鱒子
◯ブリ(脂のノリがとても良い)
◯萩の赤ウニ(甘い!)
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(干瓢とネギトロ半分ずつ)
◯タマゴ
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/07/16 更新
2023/06 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
土曜日の午後5時に2名で伺った。自分たちが一番乗り。午後5時スタートは自分たち以外にもう1組。6時になるとカウンターは満席。
この日もお摘みからスタートして握りで終わるという一通り。
お摘み
◯モグス酢。酢が軽かったので飲み干してしまうほど美味しかった。
◯クエ
◯アサリの漬け込み(アサリ出汁でアサリを1日漬け込んだものとのこと)
◯佐島のタコ
◯お造りは淡路のマコガレイの七尾のトリガイ(写真撮り忘れ)
◯銚子のキンメダイ(おろしポン酢)
◯房州のクロアワビ
◯カツオ(辛子醤油)
◯ノドグロの焼き物
◯バチコ
◯カラスミ
握り
◯アオリイカ
◯キス昆布〆
◯カスゴダイ
◯マグロ赤身
◯マグロ霜降り
◯マグロ蛇腹
◯コハダ
◯アカガイ
◯トリガイ
◯アジ(薫りが素晴らしい)
◯コバシラ
◯シマアジ
◯アカウニ(口当たりはさらりとしているけど甘い)
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ヒモキュウと干瓢をハーフハーフで)
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/06/07 更新
2023/04 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
4月末の訪問。
◯アカガイのクオリティが圧巻。分厚く、大きく、そして磯の香り。
◯シマアジも良かった。先日、表参道の「あお」さんで頂いたシマアジは熟成のためかシマアジ独特の青臭さというのが影を潜めていて、あれはあれで美味しかったのだが、やはり自分の好みは青空さんのアプローチだな。
おつまみ
◯もづく。出汁がとても柔らかい。
◯キンメダイの炙り。ポン酢おろしにアサツキ。
◯あさりだし。新海苔とワカメ。
◯お造りはヒラメと愛知の鳥貝。この日のトリガイは(親方から事前に前出しがあったのだが)少し小振り。
◯蒸しアワビ
◯メジマグロの辛子味噌和え
◯ホタルイカのペースト、ウズラの卵が乗せられていてユッケ風
◯東京湾の太刀魚の焼き物。大根おろしで。
◯バチコ
◯カラスミ
握り
◯アオリイカ
◯キス昆布〆
◯シマアジ
◯マグロ赤身
◯中トロ
◯大トロ
◯カスゴ
◯コバシラ
◯トリガイ
◯アジ
◯ムラサキウニ
◯ハマグリ
◯アカガイ
◯アナゴ
◯赤身の鉄火巻き(半分)
◯干瓢(半分)
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/05/05 更新
2023/03 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
この日は久しぶりの閖上が絶品。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/03/18 更新
2023/02 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
2月中旬の訪問。握りの中では大粒なコバシラ、甘いトリガイが絶品であった。サバを頂いたのはすこし久々だったが、やはり青空さんのサバは日本一だと再確認。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/04/29 更新
2023/01 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
2023年最初の訪問。この日は2名での訪問。こちらの営業初日の午後5時半に伺ったのだが、先客6名ほど、6時頃にはもう満席。
この日いただいたのは下記の通り。
お摘み
◯白菜のお浸し
◯アナゴの稚魚
◯佐島のタコ
◯トラフグの炙り、ポン酢で
◯白甘鯛と蕪、出汁も白甘鯛から
◯お造りはヒラメ
◯常磐のアワビ
◯サワラ
◯フグの白子
◯カラスミ(軽く炙ってもらって)
握り
◯スミイカ
◯サヨリ
◯マグロ三兄弟
◯コハダ
◯コバシラ
◯サバ
◯バフンウニ
◯ブリ
◯アナゴ
◯巻物(干瓢とトロタク)
同伴者は上記に加えて車海老とサバをもう一貫。
お酒はマスターズドリームでスタート、その後で白ワイン1本(ルフレーヴのクラヴォワイヨン2018年)、そして日本酒(鄙願)を1合。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/01/09 更新
2022/12 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
2022年最後の訪問。今年もコンスタントに月1回、お世話になりました。
この日いただいたのは下記の通り。
お摘み
◯一品目のお浸しはなんだったか?ほうれん草?
◯カマスの炙り、ネギ塩乗せ
◯佐島のタコ
◯雲子の餡掛け
◯クエの湯引き、一味で
◯お造りはヒラメ
◯白甘鯛、出汁も白甘鯛
◯常磐の鮑
◯サワラ
◯マナガツオみそゆうあんやき
◯カラスミ
◯アンキモ
握り
◯スミイカ
◯サヨリ
◯マグロ三兄弟
◯コハダ
◯コバシラ
◯車海老
◯サバ
◯イクラ
◯ブリ
◯ウニ
◯アナゴ
◯巻物(干瓢とトロタク)
お酒はマスターズドリームの後で日本酒を2合。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2023/01/03 更新
2022/11 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
11月上旬の金曜日、午後6時に1名にて訪問。この日のお客さんは落ち着いた常連さんがほとんどで、外人さんが一組、同伴が一組。同伴客が一組だけとは、銀座の勢いはまだ完全には戻っていないのか。。。そういえば、こちらのお店の客層が悪いと揶揄される方も多いが、下記ベース投稿の末尾に書いているとおり、華やかな同伴もあれば、外国人もあり、そして(まさにこの日の客層がそうであるように)こちらに長く通うお歳を召した上品なお客さんも沢山いる、そんな客層の広さがこのお店の特徴の一つだと思う。
さて、この日に頂いたお料理は以下のとおり。お摘みの中では白甘鯛が白眉。そして久々に(3月以来)お目見えしたサヨリとサバに舌鼓。
お摘み
◯菜の花のお浸し
◯カマス。少し酢〆して、皮目だけを炙って、その上に長ネギ微塵切りをたっぷりと。
◯鱈の白子。ポン酢で。
◯佐島のタコ
◯お造りはクエの湯引きとマツカワガレイ
◯白甘鯛、加賀蓮根の摺流しのなかに
◯煮アワビ
◯藁でスモークしたサワラの焼き物。鰹出汁のわさび醤油で。
◯ノドグロ
◯鮟肝
握り
◯スミイカ
◯サヨリ
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯シマアジ
◯サバ
◯イクラ
◯ブリ
◯ウニ
◯アナゴ
◯巻物(干瓢と梅キュウ)
お酒はマスターズドリームを1杯、日本酒を2合頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2022/11/23 更新
2022/10 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
金曜日の午後5時半に1名にて訪問。久々に外国からご旅行でやって来られたと思しきお客さんがいらっしゃった。実に喜ばしいことである。
この日に頂いたものは下記のとおり。
お摘み
◯銀杏
◯北海道のシシャモ(毛蟹の代わり)
◯ハモの湯引き(ポン酢に一味を入れて)
◯サンマ(肝醤油)
◯お造り・・・マツカワガレイとカマス
◯アワビ
◯マハタの湯引き
◯宍道湖のアナゴ
◯カラスミ
ここから握り。カスゴダイは常連メニューから外したとのことであった。
◯スミイカ
◯キス昆布締め
◯シマアジ
◯マグロ三兄弟
◯コハダ
◯コバシラ
◯コイワシ・・・先月に続けての登場。美味。
◯イクラ
◯ブリ・・・脂のノリがとても良く、この日の白眉
◯北海道のバフンウニ
◯アナゴ
◯巻物(干瓢、コハダとガリ)
お酒はマスターズドリーム、鄙願、綿屋を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2022/10/15 更新
2022/09 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
土曜日の午後5時に1名にて訪問、一番乗り。午後6時ころには満席御礼。
一品目は金時草のお浸しで、ちょうど1年前の訪問時と同じものでスタート。昨年からお摘みの新メニューとして登場した鱧のミニ握りは今年も登場。肝醤油で頂くサンマももちろん登場、ようやく脂が乗ってきた、と。お造りはマハタ、とても大きな塊から切り出されたその厚みもなかなか。
握りはアマテガレイからスタート。イカとコハダはいずれも少しだけ子供の雰囲気を残す絶妙なお年ごろ。この日の白眉は王道のマグロ。特に赤身の蒼い香りが凄くて、巻物も鉄火巻にしてもらったほどである。
サクっと食べて2時間弱という効率の良さ。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2022/09/19 更新
2022/08 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
土曜日の午後8時に2名にて訪問。L字カウンターの角3名分を2名でゆったりと。2回転目なのだと思うが、8時半ころにも、9時ころにも、次々とお客さんがやってきて、ほぼほぼ満席。空いていたのは自分たちの隣の1席だけだ。
まずは新銀杏からスタート。もう銀杏なんだ〜なんて言いながら秋の食材の到来を楽しむ。いい意味で青臭くてフレッシュで、この時期の銀杏って美味しい。
ここからはここ数年のこの時期の青空さんとほぼ同じパターン。安定のお料理が続く。が、後述のとおり今回は二品ほど新メニューが。
まずはイカソーメン。ケンサキイカがポン酢おろしのなかに。
鱧の湯引き。鱧出汁ジュレ。ジュレの味わいはとてもサッパリ。ゴマが全体を引き締めるという感じか。
穴子のポン酢仕立て。握りで使う穴子とまったく同じネタだとのこと。
お造りはマコガレイのお刺身。前回訪問時も一種類だけだった。いままでは二種類あることが多かったけど、今後は一種類だけにするのかな。
新イカのゲソの炙り。一味唐辛子と共に。
いつもの常磐のアワビ。
カツオ。今回は新しい仕立て。鰹節を使った出汁醤油にネギと生姜で香味付けをして、そこに鶏卵を落としたもの。さらにゴマ。よく混ぜ混ぜして、カツオをたっぷりと潜らせて頂く。美味しくないわけがない。鶏卵はとても濃厚なものだが、出汁醤油に潜らせて頂いたカツオは予想外にスッキリとしている。
宍道湖の鰻の蒲焼。これも定番。ただこの日の鰻はいつもとは少し違ったイメージ。いつものプリッとした感じではなく、しっとりとオトナな感じ。
珍味にも新顔が一つ、鱒子の味噌漬けである。予想外に浅めに漬けられていて上品な味わいながら、それでも日本酒がススムススム。
ここから握り。
◯新イカ
◯キス昆布〆
◯シマアジ。旨味たっぷりで味が濃い。素晴らしい。この日もカスゴダイがなかった。
◯マグロ三兄弟。
◯シンコ
◯コバシラ
◯イクラ
◯アジ。これも旨味しっかり。
◯萩のアカウニ。濃厚。
◯穴子
ここまでで一通り。食べてないネタは別の種類のウニだけとのことだったのでそれを頂く。天草のアカウニだったが、これも濃厚なお味でとても美味であった。また、ウニの温度が上がるまでしばらく時間が欲しいとのことだったので、シマアジを追加して天草のウニを待った。最後の巻物は干瓢とトロたくのハーフ&ハーフ。
お酒はマスターズドリーム、鄙願、国稀、黒龍、そして松本。
2時間15分ほどの素晴らしきディナータイムでした。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2022/08/21 更新
2022/07 訪問
色んな意味で銀座を代表するお寿司屋さん
平日の午後6時に2名にて訪問。ヅケ台が夏仕様になっていた。いままでは季節に関係なく黒の真塗りだったけど、その日は美しくカットされた江戸切子。特別に作らせたものとのことで、相変わらず相当なお値段なのでしょう^_^
マスターズドリームで喉を潤し、まずは久世茄子の炊いたものからスタート。
二品目はウニ、上に鱧出汁のジュレ。
淡路の鱧の焼き霜、やはり同じく淡路から来た玉ねぎを使ったソースで。
佐島の蛸。ここまでは昨年の7月とまったく同じ展開。もちろん、自分はそういう展開に安心するタイプなのでまったく問題なし。
お造りは真子鰈の刺身。
千葉の鮑。
カツオ。薬味と東京湾の海苔。
宍道湖の天然の鰻は白焼きで。
おつまみの最後はカラスミとバチコ。
握りはいつも通りイカからスタートなのだけど、この日はケンサキイカ。いままで青空さんでケンサキイカ食べたことあったかな?結構歯応えしっかりでとても美味。
鱚の昆布〆。
三貫目、いつもだとカスゴダイがここで登場することが多いけど、いいカスゴダイがなかったのか、珍しいことにここでシマアジ。これまたとても美味。
マグロ(赤身、中トロ、大トロ)
シンコは4枚。
小柱。
同伴者には車海老、自分にはコイカ。
アジ・・・いつもとは違うサシの入れ方であった。身の大きさとかによるのかな?
天草のウニ。
穴子(ツメで)。
ここまでが一通りだったが、追加で、バフンウニとコハダ。同伴者はもう一つ別の種類のウニもオーダー。
巻物は穴キュウ、鉄火(赤身で)、干瓢。
この日はお酒をかなり飲んでしまったし、追加でも握りを頂いたりしたこともあって、お値段は過去最高になってしまったけど、いつも通りの安定感、さすがでした。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがの有名店。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は(自分がお酒とか珍味を多く愉しむこともありますが)銀座の中でも最も高い部類に入ります。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②日本酒はリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形になります。単に「日本酒を」というと「純米、純米吟醸、純米大吟醸がありますがどれにしますか。」というちょっと不思議な訊かれ方をします。もちろん、所蔵する日本酒の銘柄を訊けば教えてくれますので、日本酒に詳しい方は銘柄を確認してから選んでもいいと思います。移転してから少しラインナップが増えて、この投稿の時点(注:2017年)では鄙願、綿屋、まつもと、手取川、酔右衛門、黒龍、喜久酔が置いてあります。
<食事>
①おつまみは、だしがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外人客(極力2回転目以降に入れているとのこと。)も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン星付き、立派なお値段(スタッフ数とネタの良さを考慮すれば納得)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。
2022/08/20 更新
平日の午後6時に1名で伺った。
この日に頂いたお料理は以下のとおり。
お摘み
◯ソラマメ
◯金目鯛の炙り
◯アサリのお出汁。新ノリ、ワカメ、浅葱。
◯淡路のマコガレイとトリガイのお造り。
◯蒸した黒鮑
◯カツオ、表面を軽く炙ったもの、辛子醤油で。
◯スペシャリテのホタルイカのペースト。やはり辛子が絶妙。すぐには食べ切らず、握りに入っても日本酒でチビチビと続ける。
◯太刀魚の焼き物。
◯カラスミ
◯バチコ
握り
◯イカは珍しくアオリイカ
◯キス昆布締め
◯マグロ赤身
◯マグロ中トロ
◯マグロ大トロ
◯コハダ
◯コバシラ
◯カスゴダイ
◯アカガイ
◯アジ
◯ハマグリ
◯トリガイ
◯ムラサキウニ
◯アナゴ(ツメ)
◯巻物(ヒモキュウ、干瓢)
お酒は、マスターズドリーム、そして手取川と国稀(それぞれ1合)を頂いた。
下記は2017年時点のベース投稿(少し更新を加えて)。
<概要>
いわずもがなの有名店。2023年には遂にミシュラン三つ星を獲得。しっかりとした味付けがお酒とマッチして、ついつい呑み過ぎて食べ過ぎるお店。自分のなかではベスト寿司屋の一角を確実に占めています。お値段は銀座の中でも最も高い部類に入ります(とはいえ、最近のお寿司屋さんはどこもお値段が高くなってきたので、最近は青空さんのお値段も普通に感じられるようになってきました)。色々な意味で今の銀座を代表するお寿司屋さんです。
<お酒>
①ご修行先だった次郎さんと違い、お酒を存分に呑むことができる点がいいところ。ワインも置いてありますし、最近になってグラスでも出すようになったこともあって、ワインを飲んでいる人が以前に比べると随分と増えました。
②以前は日本酒のリストがなく、呑みたいものの味わいを伝えたりしてお任せする形でしたが、いまはリストもきちんとあります。お値段は銀座では特に高くもなく安くもなく、普通のお値段です。
<食事>
①おつまみは、ダシがきいたしっかりとした味わいのものが多く、お酒が進みます。特に、おつまみの前半に蛤、あさり、鯛などからしっかりと出汁をとったスープが出てくるのですが、これがいつも美味しい(注:2021年現在は常に出てくるものではなくなりました)。自分がお酒好きであることを把握してくれているので、「もう少しおつまみいきますよね?」と確認を入れてくれつつも、いつもおつまみや珍味を多めに出して頂いています。
②このレベルのお店になればネタが上等なのは当然です。アワビのような高級食材(しかも上等なもの)も惜しげも無く出てきます(ただし、あわびはツマミとして出てくるのが常なので、握ってもらうときは別途お願いしましょう。)。
③シャリは少し固めで酢がきいている感じなので、やはりお酒呑みには向いています。シャリの温度にばらつきのあるお店もありますが、このお店でそのような経験をしたことはありません。
④ビシッと形が整った青空さんの鮨の美しさは見事です。サヨリやアジなどの光り物の握りの美しさがとりわけ素晴らしく、SNS映えすること間違いなし。
⑤お好みでやる常連客もいますが、自分を含め殆どの客はお任せです。
<サービス>
①大将と二番手、三番手の方がカウンター内のつけ場を担当し、若いお弟子さん3〜4名と女性スタッフ2名ほどがフロアや厨房を担当しています。高級寿司屋のオペレーションとしては最大級でしょう。カウンター席に座っている限り、サービスに滞りを感じたことはありません。自分のお酒の呑み具合をみてタイミングよく次のお酒を勧めてくれる点も(お酒好きの自分には)ポイント高し。
②大将である青空さん、職人意識が高いのはもちろんですが、その美意識の高さにも感心させられます。時代物と現代物とがバランスよく使われる食器群、さりげなく飾られている美しい絵画などもそうですが、ビシッと決まった髪型、独特な形の襟元、シャープな体つきなど、あらゆる面において美意識が高いと思わされます。エンターテイナーではないですが、だからと言ってとっつきにくいことはなく、キチンとした距離感を保ちつつ、適度に快適な会話を楽しませてくれる方です。
③器も素晴らしいものを使っておられます。現代作家のものもあれば年代物ものもあってバリエーションが豊富。いずれも高価なものですが、それらを惜しげもなく使ってくださいます。
<内装>
①L字型の長いカウンターと個室。個室には4名が入れることになっているそうですが、(新型コロナの時期にテイクアウトを取りに行った際に個室で待機した際の印象では)4人だと狭くはないけど広々という感じでもないというイメージです。
②ビルの中にあるとは思えない、そして寿司屋とは思えない、ゴージャスな内装です。
<特筆>
客層は実に様々で、外国人客も多いし、綺麗な女性を連れた同伴客もいます。無言で寿司とじっくり対峙している男性1名客、食べ歩きを趣味としているであろうカップルやグループ客、そして大将と軽口叩いてリラックスしている常連客もたくさん。この多彩な客層、ミシュラン三つ星、立派なお値段(スタッフ数とネタのピンぶりを考慮すれば納得ですし、最近は5万円超えのお寿司屋さんなんて当たり前になってきたので青空さんのお値段がそんなに高いとは思わなくなってきました)、頻繁に入れ替わる客で常に埋まっているカウンター、ゴージャスな内装・・・これらの要素がこのお店をとても銀座らしく、そして日本を代表する寿司屋にしていると感じます。