ランチ向上委員会さんが投稿したレイハン ウイグル レストラン(東京/駒込)の口コミ詳細

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ランチ向上委員会 (男性・神奈川県) 認証済

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閉店レイハン ウイグル レストラン巣鴨、駒込、千石/アジア・エスニック、居酒屋、飲茶・点心

1

  • 夜の点数:3.5

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 3.4
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2019/10 訪問

  • 夜の点数:3.5

    • [ 料理・味3.4
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

都内でも珍しい本格ウイグル料理

巣鴨駅と駒込駅の間、山手線沿いにあるウイグル料理のお店です。

まず初めに『ウイグル』の基礎知識ですが、中国の新彊ウイグル自治区や中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスなどシルクロード周辺に住む、古来は遊牧民であった、イスラム教徒の人たちや民族を指します。
ユーラシア大陸で地続きなので、このあたりの文化はグラデーションのごとく周辺のものとの共通点があり、近隣の国の食文化を知っていると楽しいですね。中国を始祖とする麺や小麦粉の生地で包む文化、イスラムやインドで見られるケバブ、食材としては羊を多用するモンゴルなどと共通点があります。

お店は静かな住宅街にあり、大きな看板は無く、暖色系の照明が漏れるのがお店の目印です。

店内は、テーブル席のみで、広々とした印象です。装飾もしっかりしていて、ウイグルの調度品や写真などが飾られています。
卓上の調味料入れなども凝ったものが使われていますね。

奥にキッチンがあり、入り口近くにはバーカウンターがあります。これはアルコールの置き場所を別にすることで、ムスリルに対しての配慮をしているとのこと。
料理に入らなければ同じ空間で日本人が飲酒していてもOKなようです。

いただいたのは、
●ピリ辛ラム胃袋(1,200円+税)
原語では「アチク・チュチュク・ケーリン」らしいです。
羊胃袋『羊の胃』と聞くとちょっとビビリますが、スコットランドの郷土料理のハギスも羊の胃とレバーで作るので世界的に見ればさほど特別な食材ではないですね。
実際に食べてみると、風味は牛の胃袋のハチノスです。ただ、サイズダウンしているため、だいぶ薄くなり、食べやすい印象ですね。共に反芻動物ですから似ているのでしょう。
若干のクセはありますが、辛さを軽くした豆板醤のような調味料で味付けしてあり、適度な香辛料で美味しくいただけます。ウイグルっぽさ満載ですが、日本人にも食べやすいです。

●ウイグル風春雨サラダ・大(780円+税)
原語では「アチク・チュチュク・ピントザ」らしいです。
味はクセの無い感じで同じですが、日本や中国の春雨と比べて太いのが特徴です。鉛筆の芯よりひと回り大きいぐらいの太さがあり、ちゅるんとした食感とちょっと強い噛みごたえが特徴です。
味付けは、黒酢(たぶん、中国のもの)を使っていて、しつかりとした酸味を感じます。

■シシカバブ(1本300円+税)
ウイグルあたりからアラビア半島では定番の料理です。串刺しの羊肉を焼いたものです。お肉は脂身の少ない赤身の部分を使い、スパイスなどで下味をつけてから焼いてあります。
スパイスは赤いので辛そうに見えますが、辛くなく、肉の旨みを存分に味わえる程度のマイルドな効かせ加減です。
一見すると、調理度は低いようですが、実は洗練された料理です。

■ラム肉ピテルマンタ(1,000円+税)
肉や野菜の具を小麦粉の生地で包む文化は中国発祥です。この料理の名前の「マンタ」も「饅頭(マントウ)」からきているのでないかと推察します。と案内しつつも、見た日は大きめの餃子ですね。蒸し餃子という感じです。
生地はやや厚めで、中の具は、羊肉のみ。ちょつと脂身も入っていて、肉汁が溢れるほどではないですが、なかなかジューシーです。
この羊の脂の強さがモンゴル料理に近い感じです。
シシカバブとは逆に調理度は高そうですが、ワイルドな味わいの料理です。

■ポロセット(ウイグル風ピラフ)(1,300円+税)
チャーハンのような炒めたご飯です。お米はジャポニカ米を使っており、たっぷりの人参とレーズン、それに羊肉を入れてあります。
羊肉は脂身と赤身のバランスがいいものを使ってありますが、全体の味わいとしては人参とレーズンの甘さも効いているので羊の脂が全面に出ることはありません。肉が野菜の甘さと調和したチャーハンです。
セットのため、小さなサラダが付き、玉ねぎなどのマリネのようなサラダです。

■レイハン特製ラグメン(1,200円+税)
これを注文すると、厨房では生地を力強く延ばす姿が見られます。「これぞ、ウイグル名物!」という感じがします。
見た目は、普通の麺料理ですが、食べるとコシの強さに驚かされますね。太さはうどんよりやや細いぐらいのもので、断面は正円、かん水を加えていない白い麺ですが、どんな讃岐うどんよりもコシが強いです。むしろ、強すぎですが、噛みごたえを楽しむ料理でしょう。
赤いスープのようなものに絡めて味付けしていますが、これはトマトスープで辛くありません。具のエンニクの芽がやたら多いのも特徴です。

●ホータンバラ紅茶・ポット(1,000円+税)
お茶は、1種で1,000円程度しますがポットで提供されるので、1つで3人程度は楽しめるでしょう。
素敵なガラスの器で提供され、ポットの下からキャンドルで加熱して保温してくれます。バラのものをお願いしましたが、紅茶の茶葉をベースにハーブを加えたもので、ハーブの主力がバラという感じです。そのため、バラの香気を強く感じるわけではなく、ハーブティーという感じですね。

●アサヒスーパードライ・生中ジョッキ(490円+税)
お店の方もイスラム教徒なのか、メンテナンスがちゃんとしていないようでちょっと雑味を感じました。

●タクン・赤・ボトル(2,100円+税)
ウイグル名産のお酒は無いので、羊肉に合いそうなチリ産のコストパフォーマンスのいいワインが用意されています。
軽めのカベルネソーヴィニヨンで料理の邪魔をしない程度の酸やタンニンです。


料理とお茶、それに内装とウイグルを満喫できました。日本に住むウイグルの人はまだまだ少ないようで、お客さんの大半はもの珍しさで訪問する日本人ですね。そのため、ビビらずに利用できるお店だと思います。ちょっとした海外旅行気分を味わえるお店です。

  • シシカバブ(1本300円+税)2019年10月

  • ピリ辛ラム胃袋(1,200円+税)2019年10月

  • ウイグル風春雨サラダ・大(780円+税)2019年10月

  • ラム肉ピテルマンタ(1,000円+税)2019年10月

  • ポロセット(ウイグル風ピラフ)(1,300円+税)2019年10月

  • ポロセット(ウイグル風ピラフ)(1,300円+税)のサラダ2019年10月

  • レイハン特製ラグメン(1,200円+税)2019年10月

  • ホータンバラ紅茶・ポット(1,000円+税)2019年10月

  • ホータンバラ紅茶・ポット(1,000円+税)2019年10月

  • ザクロジュース(500円+税)2019年10月

  • アサヒスーパードライ・生中ジョッキ(490円+税)2019年10月

  • タクン・赤・ボトル(2,100円+税)2019年10月

  • 調味料入れもお洒落。金の卵はつまようじ入れ2019年10月

  • 内観2019年10月

  • 内観2019年10月

  • 外観2019年10月

  • 2019年10月

  • 2019年10月

  • 2019年10月

  • 2019年10月

2019/11/22 更新

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