8回
2023/09 訪問
料理も接客も、高い次元での完成度(^o^)
大阪の伝説を作ったフレンチシェフとご一緒した
今回の訪問、アカさん。
フレンチを知り尽くした料理人が
東シェフの独創的なスペイン料理に
いたく感激されていました。
何よりこの日、
肉厚なサンマとサワラ、子持ち鮎の太さ、
ホッキ貝の大きさなど、
とても食材が充実してた今回。
東京に来てから
厨房とサービスの入れ替りは色々あって
現在はスタッフ7名全員がすべて料理人。
厨房にいたかと思えば
サービスに出てきて料理の説明を
それぞれがきちんとしてくれる。
シェフ東さんの真似できない奥深い世界を
誰に聞いても素材や調理法を
細部に渡り説明が聞ける、
その贅沢なこと!
アカの独創性溢れた料理を
料理のエキスパート達が
丁寧に楽しくサーブしてくれる。
スゴイ!なんて楽しい!
シェフの現在の方針は
いつか独立するだろうみんなが
料理もできて接客もこなせるように、
厨房にも立たせ、
カウンターで接客もさせる、
という心遣い。
別の角度からこのお店を考えると
アカはキッチンが
お客のカウンターに向けてフルオープン。
だから厨房は作るだけではなく
見せるレストランでもありますが
それ以上に調理の合間に
お客と目が合えばみなニコリ。
そうそう、接客の心が常に動いてる。
料理人といえども皆さん笑顔。
ですから空間は広くて
ゆったりとした店であり、
美しい内装のレストランでありながら
意外と厨房とカウンターの距離は近い。
いや、というよりも
食事が進むにつれて
どんどん近くなるような感じ。
この感覚が
京都から東京に進出してきて
ある意味アカさんは
とても良い方向に変わったと言えます。
どこにもない東シェフ流のスパイン料理と
それを楽しませるチームの団結力。
今や向かうところ敵無しのアカさん。
スペイン無敵艦隊です!!
2023/10/05 更新
2023/01 訪問
洗練された店内には、笑顔いっぱい(^.^)
訪問するたびに
アカさんが変化しています。
開店当初はスタイリッシュそのもの、
金融街のキリリとしたムード。
それはそれで良かった。
でも少々張り詰めたムードもあり。
それが1年を経過する中で
接客がこなれてきて
お店のムードに和らぎが生まれてきて、
カッコ良さはそのままに
スタッフの笑顔が
どんどん柔らかくなっています。
もちろん個人差はあれど
その人なりに精一杯お客様に向き合おうとする気持ちが
カウンターのこちら側に
ちゃんと伝わってくるんです。
東シェフの唯一無二の料理を
背筋を伸ばして頂きながら
同時にお店の皆さんが気持ちをほぐしてくれます。
完成された料理を頂く緊張感と
ホッとする笑顔に包まれる充足感。
こういう風に緊張とリラックスを
両立できるレストランって中々ないかも。
ハッとする美味しい料理を、笑顔に満ちた安らぎの中で。
この日はカウンターに顔出してくれる
メンバー皆さんのショットもアップします。
・・・と思いきや
なんと接客のかなめ、
石橋くんのショットだけなかった。
彼とは一番しゃべってたので撮り忘れた。
え~い、こうなりゃどこからのイラスト
引っ張ってきて石橋アバター!
え、似てないってーー(◎-◎;)
いやいや、
根性出して眼を命がけで細めりゃ
見えなくもないって(×_×;)
皆さんのお写真、載っけました。
料理はすこーしのせてま~す。
2023/01/17 更新
2022/08 訪問
台風だって負けないぞ。アカさんの大いなる魅力。
アカの予約日。
ちょうど食事の時間に
台風が関東直撃となるアナウンスがあり。
その日は朝から
在来線と新幹線を乗り継ぎ
お店に行かねばならず。
果たして東京にたどり着けるのか。
いえ行くしかありません。
貴重な予約であり、
何よりアカさんの料理が頂きたい。
その一念が通じたのか、
無事にアカさんにたどり着きました(^_^)
そしてこの日は、特に心震える
いくつかのお皿が待ち構えていることに。
そのいくつか。
いつもはコハダを使ったボカディージョ。
今日はこの季節だけ限定入手のシンコです。
身が柔らかでしかも繊細な味わい。
大ぶりなつぶ貝を炙ったひとさら。
青のりと生ハムで作ったソースを泡立てて
たっぷり掛けます。
下には叩いたオクラを敷いて。
コリコリの肉厚つぶ貝と泡のソースと
ネバネバオクラのコラボ。
もう天国です♪
ノドグロのパエリアは
ノドグロがしっかり分厚くて
あぶらが品よく上品で
こってりしたくどさが一切なく、
パエリアと完璧なハーモニー。
最高の一皿でした。
鮎もアカ流のクレープ巻き。
シェリーワインビネガーのソースと
揚げた鮎の相性は涙出るほど美味しくて。
写真はその日の料理の一部をチョイスして。
どんな料理も東シェフの独創性があって
でも現代スペイン料理にありがちな
高尚さに惑わされた
味の難しさは一切ない。
常にどの料理も
分かりやすい美味しさ。
こんな話をシェフより聞きました。
↓
スペインに行ったときは
高級レストランにはいきません。
いつも地方の庶民的なお店ばかりを
いっぱい巡るのです。
そこから学びとる沢山のことで
私の料理は成り立っています。
ものすごく納得のお話でした。
庶民的な、誰もが旨いと思えるお店。
そこからヒントを得る
アカの料理は分かりやすい。
誰がたべても美味しいのです。
アカさんの料理って
斬新で見たことない素材を組み合わせて
でも美味しいかどうか、よく分からない、
というのが絶対にでない!
しかし分かりやすくて美味しいことが
どんなに難しいことか。
そしてどの料理も
和の食材を多様してますが
きちんと本質はスペイン料理であり、
口に運べば
誰も真似できないスペイン料理を越えた
東シェフの世界が広がってゆく。
その構築力が
東シェフが持つ天賦の才なんでしょう。
なんかエラそうにゆーとります、私。
多分いつかパエリアが喉に詰まって
バチが当たると思います、はい。
この日も感動でした。
片道5時間掛けて
台風をかいくぐってやって来て
アカの食事が終了して直ちに
また5時間かけて帰宅。
日帰りで往復10時間かけて
東シェフの料理を頂く。
もし美味しくない料理なら
帰ったあとはクタクタになります。
でもこの日は
いつも通り幸福なひとときでした。
もはや私はアカ教の
熱心な信者と言うべきでしょうか(*^-^*)
ありがたや~、ありがたや~
2022/08/14 更新
2022/06 訪問
美味しくって、笑いあって、極上のひととき。
最近のアカは最強です!(^^)!
東京に移転して以来、
厨房もしっかりした料理人が何人か増え、
そして最近、接客もすごいし、
脱いでもすごいんです。
いや脱がないけどね(^^;)
何がすごいって
2人のサービス陣が配置されてますが
1人は京都時代よりずっとスーシェフ、
アカの料理をすべて知る爽やかな笑顔の石橋君。
もう1人は
前職である長谷川稔でシェフの片腕として
厨房を支えていた美しき笑顔の板倉さん。
この2人が料理を運んでくれるので
どんな細かなこと聞いたって
材料やら、調理方法やら
見事な回答と細やかな説明が帰ってきます。
もうお見事すぎて
目の前でサービスの2人が
お料理作ってくれたのかと。
そう思わせてくれるほど
的確なお料理の説明。
そしていつものアカさん、
料理もサイコーだった。
一部の写真アップし、説明つけました。
この日は東シェフもノリノリで
和気あいあいで
時折、厨房の人たちも笑顔を送ってくれて。
ああ、私はアカで暮らしたい。
2022/06/25 更新
2021/06 訪問
スペイン料理を超えたアカ。
東京は日本橋のアカさん。
訪問は6月で貸切会をさせて頂きました。
緊急事態宣言下でお酒は提供なし。
もうこれからは
実現不可能かもしれない貸切会。
とっても盛り上がったひとときでした♬
この時期のアカは私の大好きな季節。
京都の鮎が用意され、
それを揚げたフリットにしてマンチェゴチーズをたっぷり振りかけ、
シェリービネガーの甘いソースで頂きます。
チーズの香り、サクッとした食感に追いかけてくる苦味。
そして包み込む風味あるソース。
鮎は和食、フレンチと色んな出し方がありますが
私にとってアカの鮎は神ワザの美味しさです。
写真はその日のメニューの一部です。
やっとの事で次の訪問が近づいてまいりました。
年末最後の営業日に。
待ち遠しくて、嬉しくて♪
レビューしちゃいます。
東京に移転して
予約が更に激化しております(*_*)
もう常連というので
大きな顔してられない。
いつか席の確保に人間模様が絡み合い
きな臭い事態に発展しないのか(>_<)
予約争奪殺人事件なんてね。
パエリアのご飯粒を
なに食わぬ顔して予約を争うライバルの鼻に詰め込んで
窒息させたりする、とか
ミステリーファンが喜びそうな
あっと驚く展開を期待しちゃうよ。
何はともあれ、
スペイン料理を
日本人の好みに再構築したアカさんのスタイル。
誰も真似できない世界に出逢えます(^_^)
2021/12/13 更新
2020/12 訪問
かけがえのないアカ (´▽`)
2020年師走、アカさんの年末最終日に訪問。
この年も仲良しの料理人さんのお店で
色々と貸切会をさせて頂きましたが
一年の締めくくりとして
最後はアカで貸切会。ああ、極楽なり(^O^)
日本銀行を目の前に、
重厚な店構えは格調高く、
シックなカウンターから臨む厨房で、
東さん始め皆さんがキビキビ働く、
その姿が実にカッコいい。
やはりアカさんは金融街としての日本橋が
よく似合います。
そんな舞台が用意されて
京都から東京に来てからの料理は
洗練さが一段と極まった気がします。
この夜も蟹のパエリアはレモンの風味を効かせて引き締まった仕上がり。
薪焼きのヒレステーキはとても美味しかったし、
新ソムリエール西谷さんのペアリングも実にお見事!(^^)!
もちろん東シェフの
インスタ萌えショットも変わらずナイス(死語!)
そしてデザート。
安納芋をじっくり炭であぶって
香ばしさあふれて甘さたっぷりのお芋を器に敷いて
上にはヤギのミルクアイス。
ああ、たまらなく嬉しくて。
もうアイスはこっそりダブルでオーダー。
と抜け駆けしたのは私だけと思いきや
ダブルアイスは他のメンバーも。
いやいや中にはお肉もお代わりするという
ツワモノも居てビックリ。
皆さん大満足のうたげに、
最後は全員の拍手で感動の終了。
写真を見返すとあの夜の興奮が込み上げて参ります。
次回は初夏、また貸切の会で。
アカの世界に酔いしれる私です。
2021/04/23 更新
2020/09 訪問
この店作りは、誰も真似できない。
acaが東京のどこにオープンするか。
随分時間を掛けて探していた東さんだから
多分センスの良いビルのなかで
綺麗な内装になるはずでした。
そんな誰もが予想した、その遥か上をゆき、
acaが見つけ出した場所は日本橋。
といっても江戸情緒ある日本橋ではなく
金融とビジネスの顔の日本橋。
超高層のマンダリンオリエンタルと
半沢直樹ロケで有名な
三井住友銀行本社に囲まれるように
堂々の格式ある三井ビル一階の路面店。
ビルの中の飲食店街なんかじゃない。
道路に面したエントランス、
その重厚なドアの前に立って
振り向けば道を挟んで目の前には
なんと日本銀行本店!
もう立地が凄すぎる(@_@)
お店の内装は
風格と歴史の日本橋にふさわしく
シックで上品。
伸びやかに広がるカウンターと
目の前の厨房もゆったりとした空間。
日本橋の金融街の雰囲気に浸り、
品格高い店構えをみれば
何も食べなくて帰っても
もう心は満たされた気分です。
いやいや、帰っちゃダメよ。
東さんの料理は
京都と変わらずどこにもないacaの世界。
これから東京の美食家のハートを
掴んで離さないんでしょうね。
新たなスタッフも加わり、
オープンに際しては
皆さんで玄関の美しいレンガを貼る
建築仕事もされたと言う。
しかし私が勘ぐるには
お店の直線距離に、
位置的には道を挟んで
広大な日本銀行敷地のピンポイントで
天下の大金庫。
密かにレンガ工事と並行して
地下のトンネル工事もしてたのではないか。
あ、声が大きいよ。
多分一年後には
まことしやかに語られる東京の都市伝説。
「アカと日本銀行は地下で繋がっている」
写真はその日のコースの一部。
大金庫に繋がる抜け道は載せることできません。
あしからず。
すごいお店ができたもんだ。
2022/08/15 更新
年末の最終営業日に訪問。
最近のアカさんは
東シェフの料理を全員で盛り立ててゆく、
そのチームワークを見るのが
とても楽しくて(^v^)
スタッフ全員が料理人であり
なおかつ皆さん交代でサービスもこなされる。
だからある場面では
カウンターで笑顔の接客してると思いきや
ちょっと目を離すと
厨房で知らーん顔して調理に励んでる。
力を合わせてアカの世界を作り上げてゆく
そんな情景をカウンターのこちらから
観察できるワクワク感。
こちらとしても
ついつい黙ってはいられない、
目の前をきびきびと動き回る
お店の誰かを捕まえては喋りかけちゃう。
メインを紹介するために
スタッフがお肉運んでカウンターに立つ時も
シェフがパエリアを運んでくれる時も
こっちがやたら話しかけるもんだから
少しの間食材持ち続けて
それに答えなければならず
すぐにプレゼンにならない。
迷惑かけてごめんなさい(>_<)
スペイン旅行にお店で行った際に
かの地の海岸で相撲大会やって
驚くことに学生時代にレスリングやってた
シェフが一番強かったとか、
旅行中はずっと男4人部屋でワイワイ楽しかったとか、
色んなことを聞き出して。
食べにゆくというより
もはやアカのみんなと話したくて、
そんな心躍るアカさん。
いや、そんな店だと思うのは私だけか(苦笑)
ここは雰囲気たっぷりな個室もあって
かつてこちらでお食事を、とお願いしたら
東シェフは全くとりあわず、
とうさんは別室で静かに食事する、
そんなタイプじゃないからね、
と笑いながら却下。
けなされてるんか、そうではないのか、
なーんか複雑な気分(・o・)
この日は同席させて頂いた
中国のお客様御一行も巻き込んで
みんなで大盛りあがり。
よーく聞けば恐るべき大富豪の方々で
ある有名飲食店に億の投資をしてるとか。
ひっくり返りそうになって驚いた。
そんな話は置いといて。
料理の美味しさは
やはりこの日も絶品☆
特に出色の一品だったのは
シェリービネガーでマリネしたブリに
綺麗にスライスされた
青芯大根を合わせたヒトサラ。
彩りも美しく
ブリの脂もすこぶるのっていて
心揺さぶられる一品でした。
この春には麻布台ヒルズに
新しくお店をオープン予定のアカさん。
ベランダに出れば
東京タワーがしっかり見えるという。
実はある料理人さんが、
オープン前のアカの店舗を
内覧してたことを私は知っていて
麻布台ヒルズは超一流の飲食が
ズラリ出店する中で
アカさんだけが2階のベランダある場所。
東京タワー見えるのはそこだけなので
すごーく羨ましい、
とコッソリ聞いてました。
今やアカの知名度抜群なので
お店の配置に関しても特権クラスなんでしょうか。
ライトアップされた東京タワーの情景に
スペイン料理が溶け込む姿が想像されて
それだけでもう
ウットリしてしまいそう。
今回も大満足のひとときが終焉し、
お店をあとにします。
年末の日本橋は慌ただしく
人の往来は年越しに向けて
華やぎに溢れていて。
そんな中お見送りに出てくれた
東シェフの双眸は
既に年明けを見据えて
まぶしく輝いて見えました。
2024年、
アカさんの新たな挑戦が始まります。