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夜の点数:5.0
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脳が痺れるひつまぶし
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2017/01/31 更新
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[ 料理・味-
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2017/01/31 更新
関東在住の私。
去年食べたひつまぶしの美味しさが忘れられなくて、半年も経たずにノコノコと再来してしまいました。大好きなお店です。
店内は和風で明るくクリーンな木目調。
接客がとても丁寧で、アットホームな経営の雰囲気があります。
お通しの鰻の骨せんべいをつまみながら、頼んだのは勿論ひつまぶし。
前回は白焼きや長焼き、うなオムレツも頼みましたが、食べきれなかったので今回はパス。
うなオムレツは卵に鰻の身が散りばめられているだけなのに、もうそれだけで旨味と香りがたまらない仕様になっていました。この状態でこんなに美味しくて、ひつまぶしを持ってこられたらどうなっちゃうの!?という気分を味わえます。
それから、お漬物バイキング。なんとこれ、百円です。しかもかなり美味しくて、とても選びきれないほど種類が豊富。頼まない手はありません。
お漬物をつまみつつ、先に出された山葵を擦って、ひつまぶしが来るのを待ちます。
ほどなくしてひつまぶしが届きます。
ほぼうな重です。
普通イメージするようなうな重のそれとは違い、ベトベトしたタレがまとわりついていません。
鰻の身を食べると、先ずは"さくっ"。一瞬で口に馴染んだ後は、ジューシーな旨味が口の中に広がります。油、重くない。濃いめの味付けとのことですが、全く気にならないどころかあまりの美味しさに感動することしか許されません。
対して対照的なのがセットで付いて来るお吸い物。
これがまた、上品な味。鰻の肝が入っているだけ、塩みは本当に最小限なのに、充足感が半端じゃないです。とてもいい出汁がとれているのだと、否が応にもわかります。
美味しいひつまぶしの食べ方が書いてあるので、それに従って食べていきます。
私が最高に好きなのは、最後の工程。
食べ崩していったひつまぶしに、最高の出汁をそそぎ、薬味(のり、万能ねぎ)をたっぷりかけ、擦りたての山葵を溶いて、いただきます。
卵にちょっと混ぜただけで広がる鰻の旨味が、
たったいまお吸い物で見せつけられた出汁の実力が、
日本人の魂の米が、
シャキシャキの薬味が、山葵の香りが、
見事に天国を見せてくれます。
これを書いている現在も、私は山葵が苦手です。でもそんなの関係ありません。
御託はいいから食べて欲しい。
つい筆圧が濃くなってしまいました。
人生最後の晩餐に食べたい料理です。
またいつか食べにいきます。
(一枚目は去年来た時の写真です)