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夜の点数：4.5
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￥5,000～￥5,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.2
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク 5.0
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［ 料理・味5.0
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| 酒・ドリンク5.0 ］
バーテンダーの矜恃
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ギムレット
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2020/02/25 更新
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カクテル「マンハッタン」をつくらせたら日本でも１・２と称されるバーテンダー・佐藤謙一さんのお店。
佐藤さんは二十数年間、帝国ホテルで勤務された後、独立されて銀座にバー『ル・ヴェール』を開店。その後、『テンダー』の上田和男さん、『毛利バー』の毛利隆雄さんとともに”ビッグ3”とも“バーの魔の三角地帯？”とも評された佐籐さんは、開店より十数年経ちいま、この秋田の街にお店を構えている。
佐藤さんは元々、秋田のご出身。
お店は秋田でも一番の繁華街・通称「川反（かわばた）」とういう場所にある。川反は、その昔は高級料亭などがいくつも並び「東北の赤坂」とも言われ、仙台の国分町とともに東北の繁華街として名を馳せていたが、いまでは料亭も一軒のみで、昔に比べたらずいぶん若い人も増え、落ち着いた大人の街という雰囲気も少なくなってしまったように感じる。
そんななか、こちらのお店では秋田のバーでは非常に珍しい「ドレスコード」がある。丸首シャツ、短パン、作業服に下駄等のラフな服装は入店を断られる。
うるさそうな客なら、平気で追い返す。何度もその場面も自分は見てきている。
いつも、この重厚な扉を開けるときは少々緊張する。
扉を開けると、まさに「銀座」があるからだ。
重厚な造りのお店の中に、これまた重厚なオーラを放つ佐藤さんが凛とたってらっしゃる。
佐藤さんは、にこやかに接客をされる方ではないし、積極的に話しかけてくる方でもないので、もしかしたら一部の方には冷たく、無愛想に映ってしまうかもしれない。たが、決して、そのような方ではない。と思う。
まずはギムレットを、お願いした。佐藤さん特有のローリングシエィク。上田さんのギムレットとは違い、氷片が全くない。しかし、渾然一体となった極上の一杯。
つづいて、待望のマンハッタンを。
帝国ホテル時代から変わらないステアで作る一杯。
自分もこれまで、様々なバーでマンハッタを飲んできたが、やはり、ここのマンハッタンが世界一美味いと思う。いや、思わせる。
秋田にお店をだされてからの今でも、全国各地から「佐藤マンハッタン」を飲みに、こちらに伺う方々が後を絶たないのもうなずける。
～マンハッタンもそうだし、マティーニもそうだけど、『確実に材料を混ぜ合わし、なおかつ、しっかりと冷やす』。そして『決して水っぽくしてはいけない』。これだけを追い求めて、今たどりついてるのが、このマンハッタンなんだよ。〜と、以前佐藤さんに聞いた記憶が蘇ってきた。
もし秋田に来ることがあれば、オススメしたい。
扉を開けると、そこには大人の社交場・銀座と、バーテンダーの矜恃を感じられる一杯に出会えるであろう。