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磯部 マキの酒場放浪記(になりつつある・・・)
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磯部 マキ
この口コミは、磯部 マキさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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1回
夜の点数:3.5
2008/03 訪問
正しい酒場
大森に出向き、よし川でとんかつをいただこうと思い、店を覗くも生憎と満席。ちょっと時間を潰しますか。と言う事で近辺をお散歩。良さそうなお店があったら入ろうか?なんて話をしつつも、食指を動かされそうなお店が中々ありません。細い裏通りも歩いてみると、あたしの「正しい下町酒場レーダー」が、何かをキャッチした。赤い古ぼけた提灯・・・そこには「煮込み」「天下一」のような文字が・・・2間程ある、これまた古ぼけた引き戸の間口。入りづらい雰囲気があるものの、そこら辺は北千住や京成線沿線で鍛えているので、躊躇無く入店。正面に年季の入った白木の大きなコの字カウンター。左側にテーブル席。椅子は丸いパイプ椅子・・・壁には品書きの短冊が貼ってあり、そのどれもが320円か420円の様子。カウンターの真ん中には、直径70cm程の大きな鉄鍋があり、その中には真っ黒けのくつくつと煮込まれた牛もつの煮込み。なんでも松坂牛のもつだそうな。「いらっしゃい」も言わないようなぶっきらぼうなおじいさんが煮込みと飲み物を担当。常連さんとは楽しそうに歓談してますが、一見にはまったくと言っていいほど愛想なし!!だけどそんなの慣れてるもーん!!奥の厨房にはお料理担当の、上品な感じのおばあちゃん。夫婦で営まれているようです。ウーロンハイと、名物らしい煮込みを玉子入りで注文。色んな部位が入っているらしく、玉子なんて真っ黒けで、煮込まれすぎてぱつんぱつんだし(笑)。森下の山利喜の煮込みを獣臭くしたと言いましょうか、野趣溢れるとでも言うのでしょうか。これは好みが分かれるところでしょう。エイヒレやポテトサラダ、まぐろ納豆なんていう酒場の定番メニューに、ホワイトボードにはその日のお奨め品が書いてあります。里芋の煮付けや昆布の煎り煮。きんぴらごぼうなど、おばあちゃんが作ってくれそうな家庭料理などがあるようです。鰯の酢〆などもあります。里芋の煮付を注文。ここは伝票を書かない代わりに、青やオレンジなどの丸いプラスティックの札を、専用のホルダーに刺していきます。里芋の煮付けは、にっころがしのような物が出てくるんだろうな。と思っていましたが、出てきた物は、綺麗に六方剥きにされた里芋に、あしらいに椎茸の含め煮に絹さやで、柚子の千切りが天盛されています。「おおっ!?」見てくれは割烹で供されてもおかしくないような出来栄えです。味わいは最上の家庭料理とでも言うのでしょうか?このおばあちゃん料理の心得がかなりあるようです。新じゃが煮を頼んでみると、新じゃがとつきこん、牛肉を一緒に炊いた物。なんだかほっとするような優しいお味。無愛想な店主とは対称的に、おばあちゃんはお話し好きなのか、一見のあたし達にも親しみをもって話しかけてきました。優しいおばあちゃんです。大きなチェーン居酒屋が幅を利かす世の中で、このようなお店には是非ともがんばっていただきたいと思います。とても居心地の良い正しい下町酒場でした。情報では土曜休みになっていますが営業しております。
2008/03/16 更新
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指定なし
ランチ
夜10時以降入店OK
夜12時以降入店可
始発まで営業
朝食
カード可
個室
貸切可
駐車場
飲み放題
食べ放題
子供可
ペット可
クーポン
テイクアウト
家族・子供と
デート
女子会
合コン
大人数の宴会
接待
一人で入りやすい
知人・友人と
禁煙 分煙を含む
喫煙可
ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
大森に出向き、よし川でとんかつをいただこうと思い、店を覗くも生憎と
満席。ちょっと時間を潰しますか。と言う事で近辺をお散歩。
良さそうなお店があったら入ろうか?なんて話をしつつも、食指を動かされ
そうなお店が中々ありません。
細い裏通りも歩いてみると、あたしの「正しい下町酒場レーダー」が、何かを
キャッチした。
赤い古ぼけた提灯・・・そこには「煮込み」「天下一」のような文字が・・・
2間程ある、これまた古ぼけた引き戸の間口。
入りづらい雰囲気があるものの、そこら辺は北千住や京成線沿線で鍛えている
ので、躊躇無く入店。
正面に年季の入った白木の大きなコの字カウンター。左側にテーブル席。
椅子は丸いパイプ椅子・・・壁には品書きの短冊が貼ってあり、そのどれもが
320円か420円の様子。
カウンターの真ん中には、直径70cm程の大きな鉄鍋があり、その中には
真っ黒けのくつくつと煮込まれた牛もつの煮込み。なんでも松坂牛のもつ
だそうな。
「いらっしゃい」も言わないようなぶっきらぼうなおじいさんが煮込みと
飲み物を担当。常連さんとは楽しそうに歓談してますが、一見にはまったく
と言っていいほど愛想なし!!だけどそんなの慣れてるもーん!!
奥の厨房にはお料理担当の、上品な感じのおばあちゃん。夫婦で営まれている
ようです。
ウーロンハイと、名物らしい煮込みを玉子入りで注文。色んな部位が入って
いるらしく、玉子なんて真っ黒けで、煮込まれすぎてぱつんぱつんだし(笑)。
森下の山利喜の煮込みを獣臭くしたと言いましょうか、野趣溢れるとでも
言うのでしょうか。これは好みが分かれるところでしょう。
エイヒレやポテトサラダ、まぐろ納豆なんていう酒場の定番メニューに、
ホワイトボードにはその日のお奨め品が書いてあります。
里芋の煮付けや昆布の煎り煮。きんぴらごぼうなど、おばあちゃんが作って
くれそうな家庭料理などがあるようです。鰯の酢〆などもあります。
里芋の煮付を注文。ここは伝票を書かない代わりに、青やオレンジなどの
丸いプラスティックの札を、専用のホルダーに刺していきます。
里芋の煮付けは、にっころがしのような物が出てくるんだろうな。と思って
いましたが、出てきた物は、綺麗に六方剥きにされた里芋に、あしらいに
椎茸の含め煮に絹さやで、柚子の千切りが天盛されています。
「おおっ!?」見てくれは割烹で供されてもおかしくないような出来栄えです。
味わいは最上の家庭料理とでも言うのでしょうか?このおばあちゃん料理の
心得がかなりあるようです。
新じゃが煮を頼んでみると、新じゃがとつきこん、牛肉を一緒に炊いた物。
なんだかほっとするような優しいお味。
無愛想な店主とは対称的に、おばあちゃんはお話し好きなのか、一見のあたし
達にも親しみをもって話しかけてきました。優しいおばあちゃんです。
大きなチェーン居酒屋が幅を利かす世の中で、このようなお店には是非とも
がんばっていただきたいと思います。とても居心地の良い正しい下町酒場でした。
情報では土曜休みになっていますが営業しております。