zzzさんのマイ★ベストレストラン 2015

weekend関西

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年は例年にも増してよく走りまくった一年でした。
車の走行距離を見てディーラーのスタッフにも驚かれました。
2016年も安全運転で素敵な食事と出会えたらと思ってます。

マイ★ベストレストラン

1位

奥日光 ゆの森 (日光その他 / 料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999

2015/10訪問 2015/10/14

全室硫黄泉かけ流し露天風呂付き、食事も雰囲気も良く

湯の湖から入った森の中を進んでいくと突然宿の看板がありました。

バレーパーキングで車を降りトランクの荷物を預けて手ぶらでエントランスへと入って行きます。

深い森の中に溶け込む煉瓦と丸材で構成されるウッディーな建物です。

フロント横のラウンジでチェックインします。
お茶、エスプレッソ、ビールの中からウェルカムドリンクが用意されます。
2人共エスプレッソをチョイスしました。

部屋に入るとテラスには露天風呂があります。
奥日光湯元温泉の源泉が宿泊中ずっとかけ流されています。
ザバザバとオーバーフローした温泉は宿の裏手を流れる川から湯の湖に注がれていきます。

森の景色を見ながら入る部屋の露天風呂は最高です。
エメラルドグリーンの硫黄泉に真っ白な湯の華が舞います。
部屋の露天風呂にしては泉質といい眺望といい最高です。

部屋で体や髪の毛も洗えるように露天風呂の横にシャワーブースもありました。
アメニティも品の良い物で揃えられて非常に充実しています。

まずは大浴場「木漏れ日の湯」に入ります。
この日は、満室なのに誰とも合わずまるで貸切風呂のようです。
硫黄の温泉がドバドバっとかけ流されていて乳白色の浴槽でリラックス。
大好きな硫化水素の匂いで体の芯まで癒されます。

夕食はプライベートに配慮された半個室でいただきます。
食前酒はすっきりと甘さを抑えた飲み口のレモン酒です。

お酒は栃木県第一酒造の開華をいただきました。
爽やかな旨みもある辛口です。

先付けのわさびたっぷりの生湯葉です。
だしが効いた餡とトロットロの生湯葉が口の中で蕩けます。

焼きごま豆腐です。
表面がカリッと、中がもっちりとして食感の違いがおいしさです。

菊菜とマイタケのお浸しです。
蟹とイクラがふんだんにトッピングされています。
この3品だけを食べただけでレベルの高さがわかります。
食事のスタートに相応しい先付けです。

前菜は柿の白和え、子持ちの鮎甘露煮、小芋の煮っ転がし、杏チーズ、鯖寿司が華麗に盛られて出てきました。
一つ一つの素材が非常に吟味されていて、わくわく感のある前菜です。

椀は鱧とマツタケです.
秋の深まりを感じます。
鱧とマツタケから出たスープの芳醇な香りと共に楽しみました。

造りは熊本の真鯛と根室のホタテです。
おいしい物を各地から取り寄せています。

煮物はかぶと三度豆と紅葉麩の柚子味噌です。
もみじの季節感の演出、柚子味噌の爽やかさがたまりません。

見事なさしの入ったとちぎ和牛のしゃぶしゃぶです。

水菜、九条ネギ、きのこもたっぷり入ってボリュームもあります。
肉はゴマダレで野菜はポン酢で食べました。
胡麻の風味と濃厚な味、最高ですね。

秋らしくサツマイモご飯です。
香の物はたいてい食べないのですが、ここの香の物は塩分は極めて薄く、麹のうまみが立っていたのですべて食べました。

デザートは梨と栗ブリュレです。
秋の味覚です。
栗のおいしい所をすべて引き出した、栗好きにはたまらないデザートです。

朝食は和食か洋食を選びます。
サラダとヨーグルトだけがセッティングされています。
朝食も1品づつ出されます。
山ぶどうのジュースです。

ブルーベリーソースがかかったヨーグルトです。

今このあたりで旬を迎えているトウモロコシのスープです。
トウモロコシのうまみがしっかり出ています。

肉厚なベーコン、スクランブルエッグ、ウインナー、焼き野菜、フルーツ盛り合わせが運ばれてきました。
美しい皿に美しい盛り付けです。
一つ一つの素材のレベルの高さがよくわかります。

温められたパンと自家製リンゴジャムとママーレードです。
マーガリンじゃなくバターも出ます。

ウエッジウッドのカップ&ソーサーで飲む1杯づつ丁寧に入れられたコーヒーは格別です。
その辺のコーヒー専門店をも凌駕するクオリティです。
いつものようにブラックでいただきましたが、コーヒーのいい香りに包まれながら深いコクを楽しみました。
朝食後も11時のチェックアウトまで部屋の露天風呂を楽しみました。

栃木県日光市湯元2549-3

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

料理旅館 奥飛騨山草庵 饗家 (高山 / 料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/11訪問 2015/12/01

奥飛騨の食材、陶芸家に依頼した器に盛られる創造性豊かな料理

チェックイン時のお茶とお茶菓子です。

全5部屋に対して4個を貸切風呂があります。
鍵かけに鍵があれば自由に入れます。

各浴槽に源泉かけ流しの内風呂と露店風呂と洗い場が付いています。
シャンプー&ボディソープはpola製品です。

湯上りに牛乳が飲めるよう冷やしてあります。
1人1本と書いてあるので1本いただきました。
湯上りの牛乳は格別です。

湯上り処にはコーヒーが飲めるようになっています。
その横にはこころざし貯金箱が置いてありこころざしを入れてコーヒーをいただきました。

その後ろの冷蔵庫にはアイスクリームが冷えています。
アイスクリームを食べる時もこころざしを投入していただきます。

夕食は囲炉裏のある個室でいただきます。
飲み物は飛騨地方の地酒をリクエストしました。
白真弓は飛騨古川の切れのいい辛口です。
飛騨娘は神岡の地酒で白真弓よりは甘口です。

山ぶどう酒と秋のちらし寿司です。
ぎんなんやクルミなど秋の御馳走です。

きくらげ真丈と湯葉の吸い物です。

イワナの洗いです。
スダチのエスプーマでいただきます。
イワナの生臭さは全くてスダチのすっきりとした香りと風味だけが残りました。

牛タン赤ワイン角煮とすぐなカボチャの蜂蜜コロッケです。
コロッケには梨のおろし酢が掛かっています。

栗の和風冷製スープです。
ぶなしめじとほうれん草のマスカルポーネ和えが入って複雑なうまみを演出しています。

脂身少な目の飛騨牛で、1人3切れとボリュームもたっぷりとあります。
肉厚なシイタケと共に囲炉裏の網で焼きます。
岩塩を擦ってできるのを待ちます。

焼きすぎないよう表面だけをさっと焼いたレアよりレアなブルーでいただきました。
脂少な目な赤身肉は適度に歯ごたえがあるのにスパッと噛み切れます。
肉汁がじゅわっと溢れて最高に好みの状態になりました。

イワナの炭火焼きです。
香ばしく焼いてあるので頭と中骨だけ残してがぶりとかぶりつきました。
イワナ用に2つ目のおしぼりが用意されました。

玉子豆腐の長芋ソーメンです。
花びら茸が花を添える形になっています。

茄子と中につくねが入った団子です。
マイタケが糸状に割かれ茄子にトッピングされています。
べっこう色に輝く餡がトロリと掛かっています。

松茸ご飯です。
お代わりしてくださいと言われたのでお言葉に甘えてお代わりしました。
漬物がしょっぱくないのでばくばく食べられます。

デザートは紅茶ゼリーにバナナクリーム、イチジク、ブドウ、ナタデココが入っています。
細かく刻んだレモンの皮で飾りつけされています。

食事を済ませて部屋に帰ると夜食用のイワナ寿司が入っていました。

朝食の豆腐とトマトのサラダです。

朝食の定番朴葉味噌です。

イワナの一夜干しです。
これも囲炉裏で焼きます。

朝食は春慶塗りのニ段箱です。
イワナの一夜干しにレモンをギュッと絞っていただきました。

小松菜とベーコン炒め物、温泉玉子、茄子のうま煮などです。

キノコたっぷりの味噌汁です。

熱々焼きたての五平餅です。
今まで食べた五平餅はあまりおいしいとは思わなかったのに、ここの五平餅はもちもちで甘ったるくなくて初めておいしいと思える五平餅でした。

季節のフルーツです。
工夫を凝らした素敵な朝食でした。

岐阜県高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根212-84

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

レストラン シャンボール (中之島、新福島、福島 / フレンチ)

2回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2020/02訪問 2020/02/16

リーガロイヤルホテルのグランメゾン:レストラン シャンボール

リーガロイヤルホテルの29階にあるグランメゾンに再訪しました。
29階からの夜景の眺望も御馳走です。
まず泡で乾杯し以降は赤ワインを飲みます。
カベルネ・ソーヴィニヨンです。

前菜は軽く炙ったマグロのカルパッチョとアボカド 柑橘風味です。
さっと炙ったマグロが香ばしくアボカドと合わせると中トロになります。
柑橘ソースの僅かなほろ苦さや酸味でさっぱりと味わえます。

帆立貝柱のポワレと北寄貝 ポロ葱のエチュベ パセリ風味の貝類ソースです。
ホタテはポワレで表面がパリッと北寄貝はエチュベでしっとりとした仕上がり。
それぞれの貝の特製を生かした調理法で贅沢さを感じます。
それらを纏めているのが貝類のエキスにパセリを絡めたエスプーマされたソースが絶妙の仕上がりです。

スープはきのこのスープです。
スープにするならいろんなきのこをじっくり加熱してきのこの旨味を引き出したきのこのスープがいいですね。

真鯛のポワレとポテトのエクラゼ黒オリーブ風味 マリニエールソースです。
皮目のカリッと焼いた真鯛をマッシュポテトの上に敷き詰め、大西洋に突きだしたブルターニュ地方の漁師風のソースでいただきました。

牛フィレ肉のグリエ 彩り野菜を添えて 赤ワイン風味ソースです。

デザートは苺のヴァシュラン ライチのシャーベットです。
白いキャンバスに真っ赤なエディブルフラワーと苺の赤で絵を描いたようで食べるのを躊躇するデザートでした。

大阪市北区中之島5-3-68リーガロイヤルホテルタワーウイング29F


ディナータイムに再訪しました。
まずはスパークリングワインをいただきます。
喉を潤していると見た目にも美しい3種のオードブルが並びました。
春菊ムースと海老、ライムのジュレ、合鴨と黒豆、胡桃のシャルロット、サーモンマリネのタルタルブールと数の子、紅白なます添えです。
3種の一つ一つが丁寧に尚且つ贅沢に作りこまれていて、それぞれの組み合わせの妙
が素晴らしく、スパークリングワインとの相性もばっちりでした。

2品目は彩り野菜とタピオカ入りのコンソメスープです。
お馴染のシャンボールの味です。
芳醇な色のコンソメの香りが染み込みます。
シャンボールは今まで一番多く訪れているレストランですが、この容器は初めてです。
壺のような深い形状の器が長いスプーンが入りずらくて飲みにくいですね。
普通のスープ皿じゃダメだったのかなあ。
スプーンでは掬いにくくてかなりのスープが残りました。

ここからは白ワインにします。
鯛とオマールエビの白菜包蒸気蒸しです。
カレー風味のリゾットが添えられています。
カレー風味というネーミングはどうかなと思いましたが、様々なスパイスが効果的に使われていました。
ターメリックやクミンが控えめだったのでカレーをあまり感じずに仕上がってました。
蒸気で蒸すことでオマールエビがプリプリで鯛の白身もふわっと仕上がって非常に好みの料理でした。
淡泊な鯛の白身ですが、スパイス使いも控えめでいい感じに仕上がっていました。
この後口直しの洋梨風味の白ワインのグラニテが出て口の中をリセットします。

ここから肉料理なので赤ワインに切り替えます。
肉料理は特選フィレ肉のパべステーキです。
赤身派には嬉しいフィレ肉です。
グリーンペッパーソースがスパイシーに効いていて好みの味でした。
赤ワインと相性のいいソースが料理をピリっと引き締めていました。

正式なフランス料理のフルコースではサラダはこのタイミングで出ます。
個人的にはアミューズの後か肉料理と一緒に出てくる方が一番ピンときますね。
肉料理の後からサラダが出てきても食べにくいですね。
デザートの前に口の中をリセットする意味だと思いますが、この順番は好きになれません。
ここは古き良き時代のフランス料理の伝統を守っているので仕方ないですね。

リンゴを丸ごと使ったデザートでブランデーでフランベして提供されます。
炎を使った伝統的な演出が見事です。
最後にコーヒーが出ます。
いつものようにブラックで飲みます。
この日も満足のいくディナーでした。

大阪市北区中之島5-3-68 タワーウイング 29F

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

旅館 洋々閣 (唐津、和多田、東唐津 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/08訪問 2015/08/25

さりげなく・・・純和風日本旅館の美

住宅街の狭い道をしばらく行くと洋々閣の文字が見えました。
車をパーキングに留めたとたんに仲居さんが現れました。
玄関に入ると中里隆作の花器に花守さんによって生けられたお迎え花に迎えられます。
欅の一枚板の敷台で靴を脱ぎ、BGMのない凛とした空気感の中、十分に歴史の息吹を感じる館内に入ります。
松浦川の河口と虹ノ松原に挟まれた旧満島村で明治中期に元々料亭として誕生したのが旅館洋々閣の始まりです。
石炭積出港として発展を遂げた唐津が栄華を極めていた頃を忍ばせる面影があります。
閉山後は、近隣の料亭群は幕を閉じましたが、ここ洋々閣だけはその姿を今に留めています。
昔の面影をそのまま残しつつもロビー、ギャラリー、パブリックバス、客室などは柿沼守利氏の手によってリノベーションが施されています。
1800坪の敷地に立つ堂々たる歴史ある木造2階建ての日本建築、リノベーションされたところも違和感なく共存しています。
Wi-Fiも使えたので持参したタブレットもサクサク動きました。

玄関を通り抜けるとロビーで落ち着きます。
本籐の椅子が配置され、庭の錦鯉を見ながら寛ぎました。

渡り廊下の両側に大きな池が配置され、色とりどりの錦鯉が優雅に泳いでいます。

1600坪の庭が広がります。
奥には枯山水を配した、すぐ近くの高取伊好邸と同じ黒松のみのシンプルな庭園ですが、良く手入れされています。

庭園から見た作用姫の間です。
3分の1が池の上にかかっていて、夏でも涼しい部屋です。
このあたりは大正時代初期の建築です。

和室の部屋にはさりげなく掛け軸や額が飾られています。
各部屋にも中里隆作の花器に花守さんが花を生けたりして和の趣が保たれています。
部屋のバス、トイレ、洗面などはモダンにリノベーションされていて高級なアメニティもさりげなく置かれています。

乱れ箱には丁子染のタオル、足袋靴下が用意してありました。
丁子染は殺菌力、防腐力が強くクローブのいい香りに包まれます。

隆太窯ギャラリー2です。
ここだけは宿泊客でなくてもギャラリーとして見学できます。
中里隆、太亀父子の作品の陳列が充実しています。

中里隆氏の二女・花子さんのギャラリーです。
故郷の唐津にmonohanako、アメリカ、メイン州にmonohanakowestという2つの工房を持っていて、唐津とメイン州を半年ずつ行き来しているそうです。

中里隆、太亀父子のギャラリー1です。
手編みの杉網代の襖がとってもお洒落です。

麦飯石のパブリックバスです。
温泉ではありませんが温まります。
檜の香りに包まれながら黒御影石を浴槽に使って眺める庭には癒されます。
福光石の床で滑りにくい工夫もされてます。

風呂上がりの水飲み場です。
唐津焼の湯呑みでよく冷えた水で火照った体に流し込みます。

風呂から上がると部屋での会席料理の夕食が始まります。
鰯糠炊き木の芽和えは鰯好きにはたまりません。
右の皿は鰻巻き卵、茗荷寿司、鹿尾菜の白扇揚げ、山桃ゼリー、枝豆、魳一夜干し。
思わず唸る一品ばかり、酒が進みます。

椀物は鱧、吉野葛仕立て、鱧の骨で出汁をとっています。
鱧と黄身の糝薯です。
上品なだしが出ています。

造りは鯛、鰺、剣先イカです。
あしらいの使い方が見事です。

煮物はあらかぶです。
魚の煮物にありがちな味の濃さに最後の方は飽きるといったようなことはありません。
最後まで骨だけになるまでおいしくいただけました。

炊き合わせは丸茄子オランダ煮酒盗クリーム添え、絹さや、白ズイキ、桃麩、焼き穴子の尾州巻き、姫もろこしが唐津焼の美しい皿で生えます。
食べるのが惜しいほど色とりどりの美しい炊き合わせでした。

足赤海老のカダイフ揚げです。
トルコでは専らお菓子に使われますが、フランスなどでは料理に使われることも多い細い麺です。
左は足赤海老の明太湯葉揚げです。
カボスをギュッと絞っていただきました。
実に細かい仕事がされています。
呼子の沖、加唐島の対馬暖流から精製した一の塩でいただきました。

食事は佐賀米の新米コシヒカリです。

デザートのメロン、スイカ、マスカット、ピオーネです。
お腹が苦しくなることもなく丁度適量を最後までおいしくいただくことができました。

朝食は庭を見渡す広い部屋の窓際の席でいただきます。

朝食は白米か大麦粥かを選びます。
二人とも大麦粥を選びました。
出汁巻き卵、野菜サラダなど好きなおかずが並びました。

川島豆腐店のざる豆腐です。
国内産ふくゆたかから作られた水にさらさないざる豆腐はたっぷりのポーションで供されます。
薬味ともろみ味噌を添えていただきました。
一の塩も用意されていましたが、塩分をあまり使わなくても豆本来の味を楽しめる豆腐です。

無添加、無着色で有名な岩本商店の鰺一夜干しです。
焼きたて熱々を有田焼の器で供されました。
レモンをギュッと絞って頭からかぶりつきます。
ふっくらと仕上がったとても肉厚な鰺です。
香ばしさがたまりません。

佐賀県唐津市東唐津2-4-40

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

夢遊華 (鳥羽市その他 / 料理旅館、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/02訪問 2015/08/03

伊勢海老漁師のオーナーが構想20年、長年の夢を具現化させたユートピア

今宵の宿は星海幽月・夢遊華という宿です。
駐車場に乗り入れるとどこからともなくスタッフの方が現れて、離れの部屋に案内されます。
部屋でチェックインします。
部屋にも露天風呂がありますがまず夢湯という大浴場に行ってみました。
トロトロの榊原温泉からの引き湯を楽しみます。

湯上がり処にウォーターサーバーとビールサーバーが待っていました。
湯上りに木のベンチに座ってグビッと飲み干します。
これはたまりませんね。
粋な計らいですね。

個室の食事処に移動して夕食です。
湯上がりにビールを飲んだのでここでは熱燗の日本酒をいただきます。

酒肴だけで3品並びます。
サザエ壺焼き、白魚にこごりなどです。

〆サバ、青柳、細モズクの酢のものです。
〆サバのサバの〆具合が絶妙で、このくらい酢が効いてるとうれしいです。
青柳がとてもプリプリでした。

蛸と大豆の煮物に季節の菜の花が添えられています。
蛸に煮汁の味が染み込んでいます。
菜の花で一足早い春を感じます。

天然地魚の宿だけあって造りはアワビ、アワビ肝、ウニ、中トロ、カンパチ、真鯛、太刀魚、ヒラメ、石鯛、イカ、ミル貝と凄いクオリティとそのボリュームで圧倒されます。
新鮮でコリコリと食べ応えがあります。
中でもウニ、トコブシ、アワビ、赤貝、伊勢海老などの高級食材を食べている石鯛はうますぎます。

伊勢海老の姿造りは1人1匹とこれも食べ応えがあります。
伊勢海老のカットの仕方が大きくてとても幸せな気持ちになれます。
口の中でじゅわっと伊勢海老のうまみが広がります。

これまた好物の若竹煮です。
若竹だけでもおいしいのに、さらに蛤のとてもいい出汁がでて極上の若竹煮です。

伊勢海老の黄金焼きでこれも一人一匹出ます。
食べ応えあります。
タルタルソースで焼いた伊勢海老はふっくらとした焼き加減に仕上がっています。
火を入れることで伊勢海老のプリプリ感が一層引き出されましたね。
生とは違う伊勢海老の魅力をうまく引き出していると思いました。

牡蠣の土手鍋です。
火を入れても牡蠣は全く縮みません。
ジューシーな牡蠣と赤味噌の相性は抜群です。
脇役のネギとエノキ茸が効いています。
赤味噌は見た目ほど味が濃くないのであっさりと食べられます。

鯛のかぶら蒸しです。
鯛の上品な白身と摩り下ろしたかぶらの上にトロリとした餡がかかっています。
カツオと昆布の出汁が白身魚の淡泊さから旨みを引き出しています。


魚料理ばかり続いたのでいいタイミングで和牛ステーキが出てきます。
いい焼き色が付いたニンニクチップを肉の上に乗せて食べると、口の中で肉汁がじわーっと溢れてきます。

牡蠣フライです。
レモンをギュッと絞って塩を少し付けて熱々をフーフーしながら食べました。
衣はカリッと揚がっていて中はとてもジューシーです。

食事は名物ウニご飯です。
ウニがたくさん入っていて贅沢なウニご飯です。
ささがきゴボウもいい味を出しています。
海藻がたっぷり入った赤だしも海藻の風味がよく出ています。
このウニご飯を美味しく食べるために昼食は早めに軽く済まして来ました。
宿に着いてからもお腹が空くように筋トレや散歩でお腹を空かせた甲斐がありました。
そうでないと絶対完食できない量です。

デザートはチーズケーキと苺とパイナップルです。
女将さん特製の濃厚なベイクドのチーズケーキでした。
苺とパイナップルの酸味であっさりと食べられました。
3年後の自分への手紙はまたここに帰って来れるように書いておきました。
食事処を出て空を見上げると夜空には冬の大三角をはじめとする星が一面に広がっていました。

翌朝は部屋の露天風呂にお湯を溜めて入りました。
部屋露天風呂がある所はたいてい温泉じゃないのですが、ここはしっかり温泉が出てきます。
蛇口をひねるとヌルヌルした榊原温泉の引き湯が出てきます。
部屋には上質な厚手のバスローブが備え付けられているのも気が利いていて良かったです。
朝食前の至福のひとときを過ごしました。

朝食は伊勢海老の味噌汁、真鯛のはらんぼの造り、湯豆腐と豪華な朝食がテーブル一杯に並んでいます。
土鍋ご飯が十分に水分を吸収してふっくらと炊きあがっていました。
ご飯だけ食べても非常においしいご飯です。

炊き合わせ、イカと大根の煮物など品数が多い朝食です。

出来立ての出し巻きが運ばれてきます。
出しをたっぷり吸った出し巻きはふっくらしてうまみもたっぷりです。

鯵の干物をコンロで焼きます。
自分で炙るので香ばしくてご飯が進みます。
土鍋で炊いたご飯がおいしくてお代わりもしました。

大きなオニサザエの窯焼きです。
もろみ味噌を付けて食べますが、これは朝から飲みたくなります。

この後ヨーグルトとコーヒーが出てきました。
御馳走さまでした。
朝食の後部屋に戻るとまだ布団がそのままになっていたので、チェックアウトまでゴロゴロできました。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

住吉大社吉祥殿 (住吉、住吉鳥居前、住吉大社 / ヨーロッパ料理)

2回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2022/12訪問 2022/12/06

最高の料理が味わえる:住吉大社吉祥殿

住吉大社に来ました。
全国にある「住吉神社」の総本山です。

住吉大社のシンボル豊臣秀吉の側室・淀君が奉納した反橋(通称・太鼓橋)です。

住吉大社の吉祥殿を宴会で利用しました。

赤ワインを飲みます。

前菜が入った箱が来ました。

蓋を開けると住吉大社の反橋と綺麗に盛り付けられた前菜の数々です。
車海老のいくら射込み、蟹の湯葉巻き、黒豆、くわい、紅イモ、梅人参うま煮などです。
奉書の中身は紅鮭と子持ち昆布です。

吸い物は天然鯛とじゅんさいの吸い物です。
鯛のいい出汁が利いてます。

造りは伊勢海老姿造り、中トロ、キャビアです。
伊勢海老は中〜大型サイズで、身が大きくカットされ食べごたえ十分です。
中トロはねっとりとした味わいで口に入れると蕩けました。

蓋物は活け鮑とフカヒレ姿蒸しです。
鮑はキモも付いてます。
フカヒレ姿煮は食感もよく大きくて食べごたえ十分でした。

魚料理は金目鯛のソテー ヴァンバランソースです。
白身魚の旨さを白ワインソースが引きだし下ろしたカラスミがアクセントになってます。

肉料理は国産ヘレステーキ、トリュフソースです。
トロけるヘレステーキとトリュフの相性は最高ですが、すぐに口から消えてなくなるのでとても名残惜しいです。

酢の物は蟹と小松菜、土佐酢ジュレかけです。
たっぷりの蟹の身です。
今年もズワイ蟹は高くて口に入らないと諦めていたので嬉しい限りです。

食事は市松寿司です。
小鯛と鰻です。
さっぱりとした小鯛の昆布〆と濃厚な鰻と味の対比が良かったです。

デザートは馬車に乗って運ばれてきました。
メロンと和菓子の盛り合わせです。

大阪市住吉区住吉2-9-89


バンケットで利用しました。
これまでは有名高級ホテルでバンケットを利用していましたが、メニューがワンパターンだったり、冷めかけのステーキが出てきたリあまり良い思い出はありません。
そんなバンケットで悩んでいた時においしいと薦められたのがここです。
まずはビールでいただきます。
キャビアを添えたカナッペなど高級食材を随所に取り入れています。

胡麻豆腐のウニのせです。
胡麻豆腐にうにの風味が混ざり合ってより濃厚な味です。

オマール海老のブイヤベースです。
オマール海老のプリプリな身と魚介の旨みが溶け出したスープです。
和食だけでなく洋食も十分いけてます。

伊勢海老の造りです。
盛り付けや器の鮮やかさが目を惹きます。

蛸と海老の炊き合わせです。
蛸が柔らかく煮てあります。

柔らかく煮たアワビです。
アワビ独特の貝臭がしないよう抑えてあります。
クレソンの付け合わせが効果的でした。

和牛ロース蒸しです。
脂がのった霜降り肉ですが、蒸すことで脂が落ちてポン酢でさっぱりといただきます。

フカヒレの姿煮入りの茶碗蒸しです。
表面にフカヒレの姿煮がのっているので、見た目でまず圧倒されます。
食べても期待通りの味です。

ズワイガニの酢の物です。
ズワイガニの身を食べやすいようにカットされています。

ここまででお腹がいっぱいになりました。
出席者も皆満足されたようです。
この後吸い物と食事となります。

デザートはゼリーと3種類のケーキです。

熱い料理は熱いまま、冷たい料理は冷たいまま出されます。
食材の豪華さ、テーブルセッティングの華やかさ、料理のおいしさ、料金のリーズナブルさといいすべてが高級ホテルのバンケットより上回っていましたね。
あまり世間的には知られていませんが、穴場だと思いました。

大阪市住吉区住吉2-9-89

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

にしたにや海華 (佐津 / 料理旅館、かに)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/03訪問 2015/08/03

20歳、女子大生女将が切り盛りする予約の取れない人気宿です

今回の宿は予約困難な宿がようやく取れて行ってきました。
というのはここは蟹シーズンが始まる頃には土曜日の宿泊がほぼ埋まるからです。
かなり前から狙わないと週末の予約は困難です。
エントランスを入ると見事な石庭が広がります。
石庭を通り抜けるとようやくロビーがあります。
ロビーでは20歳の女子大生女将と仲居さんが我々を待ってくれていました。
実はここの名物女将は蟹シーズン真っ只中の2015年1月に50歳の若さで天国に召されていきました。
そこで急遽早稲田大学を休業し女将を引き継ぐことになったのが名物女将の娘さんです。
まるでアイドルのような容姿ですが、実にてきぱきと仕事をされてます。
石庭を囲むようにその周りに客室、ロビー、個室の食事処が配置されています。
ロビーも素敵なロビーで、音楽に身を任せながら読書していると時間の経つのを忘れます。
大きな窓から田んぼを眺める佐津温泉は弱アルカリの泉質ですが、景色と共に癒されます。

温泉を楽しんだ後は個室の食事処で蟹フルコースをいただきます。
いつも香住に来たら香住鶴です。
定番ですが、熱燗でいただきます。

まずはお造りです。
イカ、甘海老、カンパチの3種盛りです。
どれもボリュームたっぷりです。

イカを除けるとイカの下にカンパチが現れます。
ぶ厚い刺身で弾力があります。

生の白菜と共に蟹味噌を食べます。
濃厚な蟹味噌の風味が強烈です。
白菜のシャキシャキ具合とねっとりとした蟹味噌は酒のお伴としては最高です。

イカの麹漬けです。
これもお酒が進むメニューです。
ペースを考えてセーブしないと早くも酔いが回ります。

今朝水揚げされたばかりのズワイ蟹です。
食べやすいよう絶妙にカットされた蟹ですが、女将さんがさらに食べやすいよう殻から身を出して後は食べるだけの状態にしてもらえます。
脚の中の殻には少しも身が残っていません。

今朝競り落とされたばかりの蟹には柴山港光春丸のピンクのタグが付いています。

1本目は刺身でどうぞと食べやすいように女将さん自らが剥いてくれます。
これは自分で殻から身を取り出す作業をしなくていいので非常に楽ちんです。
蟹は好きだけど身を取り出すのが苦手という人は結構多いのですが、そんな人でもここの蟹なら大丈夫だと思います。

2本目からは鍋の湯でしゃぶしゃぶして食べます。
生であまりたくさん食べると人によっては食あたりすることもあるからと思いますが、2本目からはしゃぶしゃぶで食べます。

身が殻からきれいに剥がれているので、さっとしゃぶしゃぶして後はどんどん食べるだけです。

蟹の爪と脚をしゃぶしゃぶし終えると鍋の中に野菜を食べにくい肩肉をすべて投入します。
蟹のエキスが野菜に絡んで野菜が甘く感じます。
食べにくい肩肉は火を通した後仲居さんに預けると身だけをほぐして雑炊に入れてもらえます。
食べにくい肩肉も身だけを取り出すのが手間なのでたいへん楽ちんです。
身を取り出すのが苦手な人でもここなら案内できますね。

鍋を食べ終えると熱々の陶板焼が来ました。
蓋を取ると蟹の香りに圧倒されます。
殻が焦げつくことなく、それでいてとても香ばしく焼けています。
直火で焼くより焦げる心配が要らないし、陶板焼で蒸し焼きにした蟹はジューシーで蟹の旨みが詰まっています。

こちらも女将さんが身を殻から外して食べやすいようにしてくれます。
殻をほじる手間が省けるので身を食べることに集中できます。
ここまで蟹の身だけでお腹が膨れましたが、余裕を残しておかないとさないと雑炊がおいしく食べられません。

食べにくい蟹の肩肉がたっぷり入った雑炊が出来上がりました。
自家製漬物と一緒に食べると蟹のうまさが広がります。

食後のデザートはバニラアイスクリームです。
20歳の急造女将とは思えないてきぱきとした所作は、さすがに子供の頃から先代女将をそばで見てきたからこそできるのではないでしょうか。
先代女将の衣装を見事に着こなす笑顔の素敵な若い女将さんの成長を今後も見守りたいですね。

兵庫県美方郡香美町香住区訓谷383-1

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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8位

お宿いけがみ (電鉄魚津 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999

2015/09訪問 2015/09/28

山間の鄙びた温泉地に3姉妹女将の和のオーベルジュ

北山鉱泉は魚津市の山間にある湯治場の雰囲気を残した温泉地で、現在4軒の宿があります。
そんな中の一つ「池上旅館」がリニューアルオープンしてモダンな「お宿いけがみ」に生まれ変わりました。
宿に着くと和服姿もあでやかな美人3姉妹女将に出迎えしていただきました。
ロビーでほっこりと落ち着く「二条」の香りに包まれながらお茶を一服しつつチェックインします。

その後女将さんに館内を説明してもらいながら部屋へと案内されていきます。
館内あちこちにウサギをモチーフにした飾りがあります。
風呂の入口にもウサギがいます。
女将らしいアイデアがいたる所に表現されています。

部屋はスッキリとしたデザイナーズルームです。
宿に必要な物はすべて作り付けになっていて余計な家具はありません。
洗浄便座付トイレ、洗面、冷蔵庫、お茶セットなどの水回り、リビング、ベッドルームという構成で、すべての備品がすっきり収まるようになっています。
Wi-Fi接続はもちろんテレビはHuluが見放題と至れり尽くせりです。
アメニティは男性用がPOLAスチュアートシリーズ、女性用がPOLAカハラシリーズです。
フェイスマスクが2セット備えられているのはポイントが高いと言えます。
布団の上げ下ろしの作業がないので従業員の方が部屋に入ることもないのでチェックインしてからチェックアウトまで寛げます。
LEDダウンライトや間接照明を多用した和モダンな部屋にはベッドが備えられています。
ハイグレードな睡眠を得るため寝具はシモンズです。

ウサギの暖簾をくぐると加温された源泉が24時間かけ流される檜のいい香りの風呂です。
源泉で温まったらPOLAアロマエッセシリーズでさっぱりと一汗流しましょう。

風呂上がり、ロビーにはデロンギの1杯ずつ豆から挽く全自動コーヒーマシンが設置され宿泊客は自由にコーヒーを飲むことができます。
いつものようにブラックでいただきました。
挽きたての薫り高く香ばしい珈琲専門店にも負けないくらいおいしいコーヒーの飲みながら寛ぎました。

館内あちこちに花が生けられて宿泊客の目を楽しませてくれます。

部屋のインフォメーションには富山の日本酒の詳しい解説がありました。
夕食時に何を飲むかは食事を楽しむうえでたいへん重要な要素です。
前もって知識がないと適当にビールとかを注文しがちです。
これは非常に嬉しいインフォメーションでした。

夕食は大広間を素敵なパーテーションで区切った半個室でいただきます。
完全に仕切られてないので空間が広くてしかもプライベートが守られてよく考えられています。

お酒は地元魚津の本江酒造の北洋をいただきました。
魚介類のうまみをキリリと引き立てる酒だそうです。

美しく盛られた前菜はエリンギポン酢、いがくり、イチジクごま寄せ、もずく酢漬け、まつたけとしめじのお浸し、ズッキーニの挟み焼、和牛マリネです。

お造りは地元魚津港直送のヒラマサ、生たこ、甘えび、あかかれい、キジハタです。
さすがは天然のいけすと言われる富山湾で獲れたてキトキトのお造りです。
山間の宿ですが魚を仕入れる漁港まで20分だそうです。
お酒が進みますね。

煮物は黒鯛里芋巻き、蟹爪、さつまいも、焼きマイタケ、きぬさや、菊花ニンジンでほうれん草のソースでいただきました。
里芋を酢飯に見立てた黒鯛すしをはじめ、旬の野菜をほうれん草のソースでおいしくいただけました。

自家製立山ポークのローストポークです。
旬の野菜を巻いて食べるとポークと野菜の味を葱レモン塩がひとつにまとめていました。
シャキシャキ野菜としっとりとしたローストポークの食感が最高です。
野菜を肉で巻く料理はどれもおいしいのですが、これは今まで食べた中でもベスト5に入るでしょうね。

お洒落なタジン鍋に着火して火が消えたら出来上がりです。
何が入ってるか楽しみです。
火が消えて少し蒸らしてから蓋を取ります。

中身はタラ、ほたて、蟹爪、マイタケ、豆腐です。
魚介からたいへんいい出汁が出ています。

天ぷらは熱々のエビのえごまの葉揚げ、タチウオ、ししとう、ヤングコーン、茄子です。
入善の海洋深層水から作られた塩でいただきます。
マグネシウム、カリウム豊富な塩で天ぷらのうまみが引き立っていました。

食事の前の酢の物です。
サンマ、タコ、ミョウガ、糸ナンキンです。
酢で口の中がリセットされてこの後の食事に臨めます。

ご飯は魚津米のコシヒカリです。
留め椀はすまし汁で具は卵豆腐、焼きシメジ、ジュンサイです。

デザートはマンゴープリン、梨のワイン煮、ぶどうです。
梨はそれぞれ赤、白、ロゼと3種類のワインで煮ています。

朝食の盛り付けも美しいです。
サラダ、ニシンの昆布巻き、ホタルイカの燻製、イカの黒造り、手作りできたて豆腐などです。
朝食でよくある味付け海苔の代わりに少し厚めにカットしたおぼろ昆布が入っていました。
さすが昆布の消費量日本一の富山らしい朝食です。
ご飯の友のような味の濃いおかずは少なめで野菜が多い朝食でした。
富山の食材、米、酒、すべてに富山を感じられる宿でした。

富山県魚津市北山684

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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9位

別館 すずき (鳥羽市その他 / 料理旅館)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2015/07訪問 2015/07/31

海の幸なら心ゆくまで堪能できます 別館 すずき

今宵の宿は相差の別館すずきです。
さっそく加茂川船津温泉行者の湯の貸切露天風呂で汗を流します。
2Fの貸切風呂は循環でしたがそれでもトロトロヌルヌル感が凄いです。
3Fの貸切風呂は源泉かけ流しで中山平の琢秀に匹敵するほどのトロトロヌルヌル感があります。
空いていれば宿泊者は何度でも無料で利用することができます。
伊勢志摩は温泉のイメージがあまりなかったのですが、こんな凄い泉質の温泉があったとは驚きです。

夕食は部屋で落ち着いていただきます。
シャープの亀山モデルの大型TVが置かれた部屋でビールを抜きます。
船盛はヒラメの活け造り、鯛、アワビ、アワビの肝、サザエがいきなりど〜んと置かれます。
とても2人前とは思えないボリューム。
食べても食べても下から造りが出てきます。

酒の肴はタコの塩辛、数の子のマヨネーズ和えで大量の活け造りから目先を変えます。

モズクの酢のものです。
このくらい酢が効いてるのが好みです。
酢が苦手な人は厳しいかも。

クラゲの酢のものです。
野菜がシャキシャキしてうまいです。

ここから怒涛の伊勢海老のオンパレードが始まります。
まずは1人1匹の造り。
大胆に大きくカットした造りが食べごたえがあります。
う〜ん、この歯ごたえ、最高です。
プリっプリで甘い伊勢海老です。

焼き上がったばかりの熱々の塩焼きが運ばれてきました。
頭と銅を掴んで捻って挟みで身を取り出して食べます。
レモンをギュッと絞って香ばしく焼けた身を塩味とレモンだけでシンプルにいただきました。
伊勢海老の甘さが一番引き立つ食べ方かもしれません。

2つに割った身をマヨネーズで焼いています。
伊勢海老を焼いた香ばしい香りが食欲をそそります。
プリプリの伊勢海老にマヨネーズが焼けてトロッと溶けたところがたまりませんね。
1年分の伊勢海老を食べた感じがします。

さらにまだ伊勢海老料理は続きます。
具足煮でいただきます。
こちらにも身がたっぷり入っていて、味噌の香ばしさで食が進みます。
大好きな伊勢海老なのでいくらでもおいしく食べられますね。

鯛の煮つけです。
我が家の味より味醂を利かせた少し甘めの味付けです。

天ぷら盛り合わせです。
和風だしの餡がかかっています。
ここにも海老が入ってます。

大あさりの醤油焼きです。
見た目は味が濃い印象ですが、思ったほど濃くもなくて、貝からでたジュースの旨みを十分に味わえます。

アワビの陶板焼きです。
1人1枚付いてきます。
貝殻ごと焼いて少し火が通ったところでひと口大に切り分けてもらいます。
コンソメ味の玉ねぎの千切りの上で蒸し焼きして柔らかくなりました。
仲居さんが付きっ切りで調理してもらえて、食べ頃を教えてもらえるので絶妙なタイミングで味わうことができました。

〆はうにご飯です。
おこげもうまい具合にできています。
米粒全体にうにの旨みが広がります。
かなりお腹が膨れてきましたが、最後のうにご飯までおいしく食べるために今日は空腹に耐えてきました。
お腹を空かして来たのでうにご飯も完食できました。

デザートはチーズケーキとリンゴです。
お腹いっぱいですがなんとかデザートまで完食できてびっくりです。
デザートまでで2時間はかかります。
なんとか完食できましたが、それも朝ごはん、昼ご飯を軽く早めに済ませる、間食は一切しないなど、ここの夕ご飯を完食するための戦略を十分練った成果だと思います。
あまりにもペロッと平らげたので仲居さんもびっくりでした。

朝食はご飯の共がずらりと並びます。
干物を焼いたりまあこの辺の一般的な朝食です。
夕べの伊勢海老の造りの殻の味噌汁が出てきます。

三重県鳥羽市相差町174

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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10位

ノーザンアークリゾートホテル (端野、愛し野 / ホテル)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2015/01訪問 2015/08/03

金の湯が楽しめるリゾートホテル

やたら長い廊下の先に辿り着いたのは広いリビング、トイレ、バスルーム、パウダーコーナーを備え、ゲレンデを見渡せる豪華な部屋でした。
ただものではないなと思って調べてみると、なんとあの元メビウスリゾートではありませんか。
全室スイートルームのリゾートスキー場を売り物に道内、本州からの来客を当て込んで作ったものの、経営は芳しくなく今は韓国資本の温泉リゾートになってるようです。
いくらでも客が呼べるスケールのでかいリゾートがたくさんあるのに、1000mの4人乗り1本では太刀打ちできませんね。
道央のメジャーから無名のローカルスキー場までたいていのゲレンデは行き尽くしましたが、道東エリアは初めてなので新鮮です。
女満別空港から近いのが唯一の売りみたいですが、コースレイアウトを見て全く魅力を感じることなく、いつの間にか記憶からも消えていました。
今は近所のファミリー層に愛されるローカルスキー場としてそこそこ賑わってるようでした。
雪見の露天を楽しみましょう。
−20℃の冷え込みの中、露天風呂に繋がるステンレスのドアが凍りついてビクともしません。
5分くらいお湯をかけ続けたらようやく開きました。
湯舟に浸かった瞬間前髪が凍りました。
最高です。

新しい経営陣に代わってできたのが温泉です。
金の湯は有馬温泉と同じということが強調されてました。
露店風呂の湯口からは50℃近い源泉が供給されています。

夕食は日本料理の懐石です。
先付は柚子釜盛りで、柿とイクラです。
前菜は穴子八幡巻き、数の子松前漬け、海老芝煮、黒豆松葉刺し、菜の花からし漬け、鳥松風、つぶ貝酒蒸しです。
お酒のあて的なメニューがずらりと並びビールが進みます。

造りは鯛松皮造り、マグロ、イカ、生海苔です。
鯛、マグロ、イカのカットが特に大振りで豪快で良かったです。

椀の中身は角餅、鮭、鶏、大根、人参、ゴボウ、三つ葉です。
薄味でたいへん口に合います。

天ぷらは真鱈白子としし唐です。
地元では高価な食材なのでなかなか食べられませんが、これだけ食べたら満足感があります。

煮物はなんと高級魚キンキです。
煮汁も濃くなくて上品な煮物でした。

食事は鮭とイクラの親子ご飯です。
味噌汁はふのり、なめこ、豆腐です。

デザートは梨、キウイです。
ご飯の量もちょうどいい量です。

朝食はブッフェスタイルです。
ゲレンデを見渡せる広いレストランはたいへん気持ちがいいです。
種類も多いし眺めもいいし混雑もしてなくて最高です。

最後はトマトジュース、ヨーグルト、コーヒーで〆ました。

北海道北見市端野町二区829

  • (説明なし)
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