「北海道」で検索しました。
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2021/12訪問
1回
札幌山の手にある讃岐うどん店。 大変な人気店なようで、平日の開店間もなくに伺いましたが満席近い客入りでした。 こちらのお店は大将がはりや出身とのことで、メニューもかしわ天推し。 なので今回は、かしわぶっかけを注文しました。 フルオーダーのお店だけに、麺も天ぷらもバイオーダーの模様。 しばらく待って出てきたうどんは、エッジの立った艷やかな麺肌。 はりやとはまた異なる印象ながら、讃岐らしいヒキもある素晴らしい麺でした。 そして、かしわ天もはりやのような丸っこい形ではなく、平たいタイプでペッパーが効いています。しかも揚げたてとなれば、それはもう。 いい麺、揚げたてのかしわ天と揃えば、そら美味いです。 総じて、はりやの仕事を再現しているというより、修行を基にオリジナルのうどんを追求し、それに成功されているお店だと感じました。
2021/10訪問
1回
札幌にある3店を構える老舗鮨店。 今回はすすきの店に伺いました。 店内はコンパクトながら、カウンターは二面式。 事前予約のうえ開店時間に伺ったところ、若い職人さんが付いてくれました。 最初は、大変失礼ながら大丈夫かなと思ったりもしましたが、終わってみればとんだ杞憂でした。 複数店舗を構えられているだけに仕事やシャリもしっかり決まりがあるようで、いい意味で安定感があり使いやすい印象。 タネは道産を中心に質の高いものが揃っています。 なかなか獲れなくなっているマスノスケなどを通年で提供できるあたりは、さすが老舗といったところでしょうか。 貝類やキンキなどやはり道産のタネが楽しかったのですが、中でも、盛り盛りに更に盛られた雲丹がインパクト大でした。 会計の段になって、おきまりがおまかせに変更されていたことに気づいてやや驚いたりはあったものの、それでも総合的な満足度は高かったです。
2021/10訪問
1回
食べログ ラーメン EAST 百名店 2023 選出店
南平岸、平岸(札幌市営)/ラーメン、つけ麺、台湾まぜそば
2021/12訪問
1回
サッポロファクトリー近くにある老舗鮨屋。 店内はカウンターだけでなくテーブル席も設えられており、寿司桶など什器からも歴史を感じる渋い佇まい。 今回は事前予約のうえカウンターにご案内いただき、おまかせ16貫を注文。 握りは上品なサイズ感で、シャリはいい意味でクラシック。 正統派な握りがタイミングよく出てくる中で、特に目立ったのは中トロ、ブリ、貝類。 まず中トロですが、炙りはあれど外面だけを加熱する仕事には初めて遭遇しました。 こちらは、食感の微妙な変化が楽しかったです。 そして、ブリ。 鮭の代わりに揚がっているのかと思われますが、色味から伝わる立派さ。 がっつり熟成させるのではなく、少し硬質なところも含めて好みでした。 それから、貝類はさすが北海道だけあってハズレがありません。鉄板。 全国的に見ても、この水準のお鮨が、この価格帯で出てくるところはそうそうありません。 今回はたまたま帳場に隣接した席に案内されましたが、道内外からひっきりなしに問い合わせの電話が入っていたのが印象的でした。 それだけ人気があるのも納得のお店です。
2021/10訪問
1回
円山公園にほど近い鮨屋。 このクラスになると当然に美味しいのだろうと思ってはいましたが、つまみも握りも想像を超えていました。 鮨はつまみも合わせると品数が多いので、忘れたくないものをピックアップするのですが、本当に最初から最後まですべてが印象的。 まず、つまみの一皿目カレイを口に入れた瞬間にとろけました。 雑味がなく上品ながらも、長く長く続く心地よい旨さの余韻。 この一皿でコースが終わりでも納得したと思います、正直。 しかも相当に熟成の具合がよいのかと思っていたら、当日捌いたものとのことで二度驚きました。 大将は「ものがいいので」と笑っておられましたが、人生ベスト級のカレイでした。 それから、一本買いではなくきちんと納得できるものを仕入れられているというブリ。 脂は豊潤ながら流れるようで一切クドさがなく、なのに身は超上質なカンパチのようなとんでもない代物。 北陸や九州で結構ブリを食べてきたつもりでしたが、所変わればで全くの別物。これも強烈でした。 そして、鱈の白子のすりながし。もう文字だけで勝ち確。 もはやここまでくると白子がビビるくらい美味しいのは当然で、それに加えて伸ばし方の上手さに唸りました。 ただ白子の美味さに頼るだけではなく、きっちりそれを活かした「料理」です。 んで、ホタテの磯辺焼き。 見た瞬間に誰でも分かる美味さです。そして、口に入れるとその予想の何倍も強烈な旨さがやってきます。 やはり貝類の強烈さでは、北海道に叶うところはないと思います。 どちらのものかお聞きし忘れましたが海苔も魅力的で、香りも含めて強く印象に残りました。 それから、のどぐろに添えられたあん肝奈良漬け。 既に全国で定番化して擦り倒されているので、普段は食傷気味に感じることも少なくないのですが、こちらのあん肝奈良漬けは非常にバランスがよく、久しぶりにとても美味しいと思えるものでした。 そして、つまみ最後の牡蠣と落葉きのこの餡掛け。 葛の打ち方も好みでしたが、何より仙鳳趾の牡蠣を加熱して提供してくれるセンスが最高でした。 仙鳳趾の牡蠣はとても美味しいのですが、生食だと硬質さを感じることも少なくなかったため、完全に自分の嗜好にフィットしていて嬉しかったです。 して本題の握りですが、タネは当然というべきかピンのピン。 ネタ箱から出てきた瞬間に、誰が見ても分かる質の高さ。 つまみのホタテも凄いなと思いましたが、グローブ大のホッキ貝なんかは立派すぎて笑ってしまいました。 それから、仕事の素晴らしさも言わずもがな。 たとえば、まさか九州から伺って天草の神経締め鯵に出会うとは想像もしていなかったのですが、熟成のバランスと神経締めらしいフレッシュ感の残し方が絶妙で、地元でもそうそうにお目にかかれない仕上がりでした。 そして、タネはもちろん、シャリの旨さも物凄いものがありました。 北陸などで遭遇する、米自体が美味い系というより、シャリとして美味い。 刺々しさは一切なく、赤酢のいいところだけを抽出したようなシャリです。 握りになって出てくると、タネとシャリがシームレス。 一体となって美味く、鮨という食べ物の魅力を再確認できる体験でした。 それから最後になりますが、大将のこれまた絶妙な距離感や、ホールスタッフの方々の気配りも素晴らしく、ホスピタリティの面でも非常に満足度が高かったです。 北海道に行った際には必ず伺いたいお店というより、こちらへ伺うために北海道へ行きたくなるお店でした。