拘りワイン通のための千葉イタリアン 5選

拘りワイン通のための千葉イタリアン 5選

筋金入りのブルゴーニュ好き。シャルドネは熟成と樽香が肝と思っている。ピノノワールはまず白いテーブルクロスの上で色を確認、香りだけでワインを表現してしまう。ドメーヌを聞いただけで当主の顔や畑の場所と醸造場所が思い浮かぶ。そんな拘りのワイン通が楽しく通える千葉県の気軽なレストラン。

記事作成日:2015/09/24

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1294の口コミを参考にまとめました。

千葉でワインを飲むならこんな店

千葉県屈指のソムリエたちがワイン通を喜ばせている人気店。そう言う店がイタリアンに多いのが千葉県の特徴でもある。どの店も、ワインを知り尽くしたソムリエ支配人やソムリエ店長、オーナーシェフの存在が光っていて素晴らしい。全国のワイン通に勧める、千葉でワインを飲むならこんな店。

カリスマ支配人の店 サクラ

北西イタリアのリグーリア州に12軒あるミシュラン星付店のトップクラスで有名なラルコアンティーコ。そこで修行したシェフは、師匠であるラルコアンティーコのフラヴィオコスタから、直接スペシャリテの数々を伝授されてもいる。帰国してから直ぐにこの店で腕を振るうようになった。千葉では貴重な腕を持つシェフと、今やカリスマとなったソムリエ支配人が織り成す千葉ナンバーワン、ワインのためのイタリアン。

千葉ナンバーワンイタリアン

フォアグラを詰めたウズラのインヴォルティーニ トリュフソース茸香るフリッタータ 新牛蒡のチップス添え

真っ白でエレガントなインテリア

ワインはブルゴーニュを中心に世界中から集めている。ハウスワインはフランス、ニューワールドを含め、仕入れ状況で変えている。乾杯はロワイエのシャンパーニュ。赤ワインならモメサンのモノポール、クロドタール2009年がそれとなく出される。ムルソーシャルムなら2004年という飲み頃。娘の書いた日本的アニメのエチケットで有名な希少ボトル、ルーシーマルゴーまで用意されていて驚く。文句なしのパフォーマンス。支配人のセレクトと素晴らしいサービスは日本でもトップクラスの顧客満足を達成している。

九十九里のジビエ ウシマル

九十九里海岸の中ほど、房総半島の東の外れ。太平洋の香りさえ遠くない田園風景の中に小さな集落。その中に可愛らしい装いの1軒屋が、良く手入れされたガーデニングの庭と共に佇む。シェフの炭火焼は、肉の熟成による食べ頃の見極めと、その火入れ加減にひとかたならぬ拘りを持つ。地元産の野菜、九十九里の魚、房総半島で獲れたジビエを使い、和製セップ茸ヤマドリダケモドキなどの茸類を、毎朝シェフが自宅近くの山を歩いて採って来る。何より酪農を営むオーナー家の名実ともに自家製乳製品が絶品。

九十九里に牛の香りのリストランテ

炭火焼 4種類
 いすみ産ジャージー牛
 いすみ産房州地鶏
 山武産仔鴨
 房総産鹿肉
 柚子胡椒 山ワザビ ナツハゼのソース 山サンショ

白いテーブルクロスのインテリアと可愛らしい外観が洒落ている

ワインはブルゴーニュを含めかなり充実している。泡はスプマンテかシャンパーニュ。白は季節の料理に合うセレクションがイタリア、フランスと幅広い。赤もこだわり感のある、かなりニッチなところを抑えていて面白い。女性オーナーの夫であるソムリエマネージャーがワインのセレクトを担当。ワイン好きな客を手ぐすね引いて待っている。

ワインオタク店長の店 エスト! プロッシモ

千葉で開業して既に20年。人気を博し続ける地元イタリアン。千葉市産や千葉県産のジビエ、野菜に徹底的に拘り、千葉県の千葉県民による千葉県民のためのイタリアンを目指す店。自称房総イタリアン。ソムリエ店長のワインへの拘りは千葉でも有名。通の間で知らない人はいない存在。月1回のワイン教室も4年目。ワイン通からワイン初心者まで、多くの千葉ワインラバーが集っている。

房総イタリアンで千葉県産野菜尽くし

君津市産イノシシのテリーヌ

1階がワインバー
2階がリストランテ
 1階でも2階でもパーティースペースに最適な設え

ワインは泡が数種類、白、赤が10数種類づつ、全てグラス、カラフェ、ボトルが用意されている。価格はボトルで2千5百円から5千5百円と手の届きやすいものを集め、ディナーにも深夜の利用にも便利。特に深夜利用のお勧めは「グラス用ボトルの飲み切り売り」。残ったグラス用ワインを残量に応じて、5百円から2千円程度で売り切り。「今日は何が残っているか?」、毎日通ってしまう楽しみになる。

千葉のリグーリア アンティコ ジェノベーゼ

イタリア、リグーリア州に永住するつもりだったと言うオーナーシェフが、この店を開業してから既に2年近くになる。リグーリア州の州都はジェノバ。そこから電車で40分の海岸沿い、日本なら丁度千葉あたりとなる町の名店、アンティコジェノベーゼを中心に8年間、修行と言うより普通に現地の料理人として生活していた。そろそろ日本語も忘れ始めた頃に実家のある千葉に戻ったシェフの料理は、まさにジェノバのそれとなっている。店の名前もリグーリアの名店から暖簾分けされた。

登戸1丁目にジェノバの風

6種類の前菜盛合せ
 鯖と牛蒡のリエット風
 豚肉と鶏レバーのパテ
 小さな野菜とバーニャフレッダ
 蛍烏賊とフレッシュトマトのルーコラペースト添え
 鶏腿肉と小松菜のガランティーヌ
 玉葱のオーブン焼き

イタリア各地で作られるパスタのサンプル

乾杯の泡は味わいも価格も軽いスプマンテ。ワインサーバーにはグラス用の白ワインが2種類。いずれも飲みやすいイタリアワインでコストパフォーマンスが良い。ボトルワインもピエモンテやトスカーナを中心に、高額なものも揃っているが、主には3千円台から5千円台と買い得価格。シェフにお勧めを聞けば、イタリアで賞も取っている貴重な赤などの取って置きを持って来てくれる。それも値付けが安過ぎて申し訳ないくらい。グラッパもマージを初め、有名どころの希少な品を揃えている。ワインやグラッパはシェフがイタリアから入れているものもあるらしい。

千葉一のビジュアル系 カステッロ

ソムリエ支配人の気配りでホスピタリティの高いリストランテ。洒落た外観とインテリアは千葉県一のビジュアル系。オーソドックスなシェフの料理もワインに合せて美味しい。数年前に改装して旧館も明るくイメージチェンジ。全体の空間を5つのエリアに柔らかく分割して、各エリアを個室としても使えるようにしている。ウェディングや宴席に便利な設え。既に老舗と言ってもおかしくない店。オーナーの2代目も同じ道に進み、将来も安心。

佐倉のビジュアル系イタリアンも今や老舗

セコンドピアット
 和牛頬肉の赤ワイン煮

ウッディモンダンなインテリアと外観が美しい

ソムリエ支配人のホスピタリティが素晴らしい。乾杯はプロセッコ。支配人が今日のお薦めグラスワインとして、サッシカヴィやヴァルポリチェッラクラシコなどのイタリアらしいワインを次々に出してくれる。この店も他の有名千葉イタリアン同様、ワインを知り尽くした支配人が支えている。

※本記事は、2015/09/24に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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