マイベストレストラン2021（Hannibal Barca）

富山で一番の寿司料理屋さん。

料理と寿司、日本酒のペアリングコース（19800円）：この日は、魚介類を主体にした前菜を14品と、それに合わせた日本酒11杯（各おちょこ１~２杯くらいの量）、お寿司を11貫、お味噌汁と果物と盛り沢山のコースでした。

甘海老はかなりしっかりとした味付けですが、それでいて甘海老のとろける食感や甘さ旨さ、甘海老らしさはしっかりと立っていて、これにシャンパンの様に軽い口当たりのスパークリング日本酒が凄く合います。

氷見牛を焼いたら富山一のステーキ屋さん。

巷のステーキ屋さんは注文してすぐに出してくれて、それはそれで美味しいんですが、このお店で氷見牛のステーキを注文すると、厚みのあるお肉をじっくりと時間をかけて素晴らしい焼き加減で出してくれます。この日は注文から約30分でお肉到着です。

氷見牛ランプステーキ・250g（7480円）：脂身が一欠片もない、厚みのある赤身肉。ミディアムで注文しました。ナイフを入れると、綺麗なピンク色のしっとり柔らかな断面からは肉汁など全くこぼれませんが、これをパクリと頂くとお肉の旨みが一気にお口の中一杯に広がります。味付けは塩胡椒のみです。ステーキソースやタレの類はありません。一応、マスタードは付いて来ますが、不要です。とにかくお肉そのものが文句なしに美味しいです。ステーキ屋さんのプライドを感じます。

岐阜のパン屋さん。

特に美味しかったのは、クリームが美味しいデニッシュ等のスイーツ系、クロワッサン生地のお惣菜系、そしてプレッツェルです。

シャインマスカットのデニッシュ（450円）：シャインマスカットの黄緑色が鮮やかです。デニッシュ部分はザクッとパイ生地のような食感で、白ワインクリームとシャインマスカットがみずみずしい甘さです。これはリピートしたい。

チョコの上にチョコを積み、その上にまたチョコを積む。
このお店のチョコレートケーキは様々な風味のチョコレートを使い分け、積み上げられた逸品です。チョコ好きは是非食べて見て下さい。

アッフェルシュトルーデル（450円）：秋限定。薄皮のパイ生地のウィーン風アップルパイ。甘酸っぱさが絶妙で、リンゴの酸味はこのためにあったのだと思います。どんな時でも別腹で入ります。

お洒落な十割蕎麦処。

お洒落なカウンター席、テーブル席、奥に座敷席があります。お蕎麦はいずれも十割蕎麦で、品種や産地（北海道・富山・鹿児島・福井・山形・香川）を選びます。

十割蕎麦・山田（富山）（1100円）：地元のお蕎麦。白っぽい色合いで、十割なのにしっかりとした弾力があり、つるっとしてます。自然な甘みがあって、そのまま頂いたり、軽く塩だけで頂いても美味しいです。お出汁は鰹節の香りが立ってて、ちびちび飲んじゃうくらいです。

合鴨ときのこのつけ汁（700円）：期間限定の、合鴨・きのこ各種・葱がたっぷりの漬け汁。とてもいいお出汁が出ていて、良い香りです。これにお蕎麦を漬けて頂くと、まず爽やかな程良い山椒香味油の香りがして、これが邪魔にならずに鴨汁の良い出汁と凄く合ってます。この鴨汁は、勿論お蕎麦を漬けて美味しく頂けますが、実は単品で頂いても美味しくて、思わず汁まで全部頂きました。

呉羽山の上にある絶景の喫茶店。

町の近くにありながら、ちょっと俗世を離れた隠れ家の様なお店です。一番の売りは、ガラス張りの席からの立山連峰や富山湾の眺めですが、お料理も美味しいです。

スペシャルランチ（ベーコン＆ハンバーグ＆コキール、ライス、サラダ）（2000円）：お皿を置かれた瞬間、燻製の素晴らしい香りが広がります。自家製の分厚いベーコンは、外はカリッと焼き上がりつつも、しっかりとお肉で、噛めば噛むほどに旨みと香りがお口いっぱいに広がります。圧倒的な存在感です。

前衛的地方料理レストラン。

富山の山奥、世界遺産の合掌造り集落から更に山奥の利賀村に移店しました。2016年にミシュランの星１つ取った時の感想に確か「悔しい」というのがあったのが印象的で、当時のお店から山奥に移店して、お店どころか畑も１から作り上げたそうです。

熊本の馬肉料理屋さん。

店内は高級焼肉屋さんの様ですが、割と気楽です。
メニューは、馬刺し・馬肉の握り・しゃぶしゃぶ・すき焼き・焼肉（部位豊富）・ステーキ・串焼・揚物・ホルモン味噌煮込みと豊富な馬肉料理と、からし蓮根・一文字グルグル・馬肉の団子汁などの郷土料理があります。

からし蓮根（820円）：ほんのり温かです。温めると、より味噌や蓮根の風味が立つそうで美味しいです。良い事を教えて貰いました。なお、森辛子蓮根のだそうです。

赤身刺し（2040円）：鮮やかな赤が綺麗な馬刺し。純粋に肉が旨いです。思わずお代わりしました。

ヨーロッパの絵本に出て来るような、異国情緒あふれるカフェ。

呉羽山の梨畑の中にあって、葡萄のツタが這ってて雰囲気があります。店内の壁はターコイズブルー（トルコ石色）や黄色に塗られていて、木製のテーブルはヨーロッパの様に自分で作ってペンキを塗った様な味のあるもので、沢山のクッションには長靴を履いてそうなネコが。

あか牛丼が美味しい定食屋さん。

あか牛丼（1760円）：丼ご飯に、赤身の牛肉のレア焼きがたっぷりです。お肉だらけで肉の旨みしっかりですが、決して重くなくぺろりと頂けます。これにワサビや肉味噌も付いていて、これがまた良く合ってて美味しいです。更に、付いて来たお吸い物は、牛の出汁が効いててこれ単品でも注文したいくらいです。

老舗の鯖寿司屋さん。

天明元年創業の祇園の老舗です。店内はテーブル３席のみの小さなお店で、本来は「御進物の寿司を待つ間に、寿司を簡単につまめる処」として調えたのだそうです。

どれも美味しかったですが、鯖寿司は別格で、昆布で覆われたフレッシュな鯖は、今まで食べた全ての鯖の中でも格段に旨いです。塩梅が程良く、しっとり弾力もあり、昆布の旨みも鯖の旨みもしっかりとしているのにクドくなく、とにかく鯖ってこんなに旨い魚だったんだと思わされました。

肉が旨い高級ハンバーガー屋さん。

お肉を炭火でしっかりと焼き上げるので、モスバーガーとかより更に待ちます。

ダブルパティチーズバーガー（1750円+税）：大きく肉厚なパティはしっかりと噛み応えがあって、肉を食ってる感たっぷりです。よく見ると、ハンバーガーと言いつつ、パティのお肉には1cm角くらいのお肉ゴロゴロです。それでいて歯切れも良く、ジューシーで下味も良く、純粋にストレートに旨いです。パティが普通の２倍なので更にボリューム感もありますが、その割に食べ易い印象も受けました。

富山県で一番の洋食屋さん。

1948年開業の老舗洋食屋さん。メニューはステーキをアピールしていますが、それ以外のメニューも豊富です。

牛ヒレカツサンド（2500円+税）：ヤバイです。パンに挟まれた分厚いヒレ肉は歯茎で噛み切れそうに柔らかくジューシーでそれでいてはっきりとお肉の存在感のある、これはもうカツサンドというよりステーキです。

ワインが美味しい創作料理。

和食系のお料理も含め濃過ぎず飽きが来ず、それでいて物足りない事がありません。炭火焼の香ばしさのお陰でしょうか。色々と飲みたくなるラインナップで、お酒も美味しいのがありますので、飲む前提で行くお店ですが、飲まなくてもまた楽しめるお店です。