大阪 古民家・旧街道カフェ

大阪 古民家・旧街道カフェ

大阪にも 戦火を逃れたような古民家が市内にあり、中崎町が有名です。また旧街道沿いにある建物も 趣深いです。

記事作成日:2020/07/18

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1244の口コミを参考にまとめました。

古民家を利用した ノスタルジックなカフェ

店内もその時代に合わせたような 設えになっているのが魅力的。

うてな喫茶店

うてな喫茶店

中崎町の喫茶店では前から
その名が知られています。古い家を
使っているところはどこでも同じですが、
中に入るとそのインテリアには
目を見張ります。
家具、飾っている物、食器など、
私も古いものが好きであれこれ
集めますので
たぶん同じ時代のものを使用してると
分かります。その細部にいたるまで
統一感に気を使い、徹底しています。

どこでも座っていいと言われたので、
奥の中庭の見える席に座りました。
ブレンドコーヒー400円と
ジャムトースト200円を
オーダーしました。
ややあって運ばれてきたコーヒーは、
苦味の少ない酸味を感じる味です。
大阪に多い味です。
トーストはこんがり感はあまり
ないですが、ジャムがたっぷり塗られ
厚みがあり200円なら安いと
思いました。

給仕の若い女性のかた、マスターの
男性のかた、共に笑顔があり
柔らかい接客で
こういう隙の無い統一感にも
かかわらず、なごむことができるのは
このかたがたの醸し出す空気の
おかげかも知れません。

うてな喫茶店 - 中庭が見えます

うてな喫茶店 - 食器類は同じ時代のもの

うてな喫茶店

うてな喫茶店

うてな喫茶店

ピピネラキッチン

ピピネラキッチン - 店名が変わっています

中崎町の商店のような古い家を
改造しています。

その店内のイメージは一口に言えば
少女趣味。
飾り棚にずらりと並べられた
コレクションは、日本の昭和レトロの
もの。
人形が多く当時の印刷物など、
特に奥にあるショーケースは圧巻です。

ランチも何種類かあり、
おばんざいランチをオーダーしました。
内容は、鳥ミンチを紫蘇と
ぎょうざの皮で包んで揚げたもの、
金時いも・高野豆腐・
天ぷらのふくめ煮。
玉子を厚揚げに挟んで炊いたもの。
おからのマヨネーズ味付け・ひじき・
小松菜の和え物が少しずつ。
雑穀米、お吸い物、
小さなふりかけ付きです。
いろんなものが食べられるのは
うれしいですが、小食の人以外は
量は物足りないと思います。
味は手作り感があり家庭で食べるような
美味しさです。

面白いと思ったのは、レコードと
プレイヤーがあったことです。
BGMはFM大阪でしたがレコードを
かけてもらうことができる、と
ありました。
かけてみたら楽しかったかも?と
今は思っています(笑)

ピピネラキッチン

ピピネラキッチン - おばんざいランチ

ピピネラキッチン

ピピネラキッチン - レコードをかけてもらえるようです

エクチュア からほり「蔵」本店

エクチュア  からほり「蔵」本店

この松屋町から空堀のエリアは、
戦火を免れた古民家が何軒か残り
その建物を活かした店舗が点在
しています。そのうちの一つである
エクチュアからほり「蔵」本店は、
築200年の建物の蔵を利用しています。

1階ではチョコレートの販売とカフェ、
2階もカフェフロアなので階段を
上がって行きました。
天井の骨組みも良く分かる、
蔵の白壁を活かしたビンテージ感の
あるインテリア。

2人掛けのテーブル席に座り、
5種類の生チョコレートが味わえる
ブルージュセットをドリンクは
ショコラティーでオーダー、
864円(税込)。

選んだチョコレートは
☆さくら(期間限定)~ミルク感満点、
 ほんのり桜の香り
☆ホワイト~こちらもミルク感の中に
 レーズンの酸味
☆抹茶~きな粉のような香ばしい
 香りを含む、清々しい苦み
☆ミルクチョコ~カカオ感弱く甘味強め
☆エスプレッソ~強いカカオの苦みの
 インパクト、一番好み

ポットサービスのショコラティーを
カップに注ぐと、
みるみる立ちのぼるショコラの香り。
長く経っても渋さが出ず柔かいお味で、
カップ2杯以上の量があります。

スタッフの方は、テキパキして
にこやかで丁寧な接客。お客も多く訪れ
中々に賑やかなのですが
それでも蔵の中という異空間での
ショコラ時間でした。

エクチュア  からほり「蔵」本店  - 2階カフェフロア

エクチュア  からほり「蔵」本店

エクチュア  からほり「蔵」本店  - ショコラティー

エクチュア  からほり「蔵」本店  - ブルージュの石畳

エクチュア  からほり「蔵」本店

エクチュア  からほり「蔵」本店

エクチュア  からほり「蔵」本店  - 1階でチョコレートを販売

エクチュア  からほり「蔵」本店  - 1階カフェフロア

エクチュア  からほり「蔵」本店  - 空堀にあり

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム - 京阪守口市駅近くにあり

守口宿は東海道57番目の宿場町です。
京阪守口市駅を出て、
左手にある交差点の近くに
陸橋が見えます。この陸橋が豊臣秀吉が
文禄年間に、諸大名に命じて建設した
文禄堤という淀川左岸の堤防道の
名残です。そして、この堤防上の道が
京街道(大坂街道)と呼ばれていました。

ブンロク ティールームは、その街道沿いの古民家をリノベーションしたお店です。
大きなどっしりした建物の内部は、
高い天井、中庭、井戸等があり、
ペンダントライトや
ガレ風照明、ピアノが飾られ、
古民家でも英国風の洗練された
インテリアです。

メニューを見て多くの紅茶の中から、
アッサムティーをカップで
オーダーしました、702円(税込)
運ばれましたアッサムティーを
飲んでみると、ストレートでは渋みが
強いですが
ミルクと砂糖を入れれば濃厚な
味わいが楽しめます。

帰り際に建物の築年数を尋ねたら、
90年になるそうです。
歴史ある文禄堤の名を冠した、
街道沿いの雰囲気にも合うティールーム
だと思いました。

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム - アッサムティー

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム - 井戸

ブンロク ティールーム - 井戸の中

ブンロク ティールーム - 文禄堤を通る橋

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム

ブンロク ティールーム - 古い建物が残る街並み

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ 

枚方宿は東海道56番目の宿場町です。
私は子供のころから
東海道中膝栗毛が好きで
大人になって原文を読んでみました。
弥次郎兵衛と喜多八は伏見から
三十石船に乗って大坂を目指すので、
枚方宿は徒歩では無く
船上で近づくことになります。
そして名物であるくらわんか舟との
やりとりに、弥次郎兵衛が本気で
怒り出す等
児童書には無い抱腹絶倒のエピソードが
原文にはありました。

さて、その枚方宿は京阪枚方公園を
下車して旧街道筋を目指す辺りに
なります。
古い建物が保存されている通りの、
町家を利用したカフェの
ルポ・デ・ミディ。

店内は靴を脱いでスリッパに履き替えて
中に入ります。
カリモク60のチェアが配置され
白熱球にビンテージの雑貨が
飾られています。ソファに座り
菊人形味噌とチョコレートのケーキと
抹茶と米粉のロールケーキ、
各200円。
自家焙煎珈琲400円を
オーダーしました。

運ばれました~菊人形味噌ケーキは、
しっとりした味噌の風味がある
ガトーショコラ風。
抹茶と米粉のロールケーキは、
濃厚な抹茶クリームに
ふんわりスポンジ、小豆がアクセント。
自家焙煎珈琲は苦みが強いながらも
すっきりしたお味。

お店を出て街道筋を散策してみました。
枚方は私にとっては身近なところ
だったのですが
こういう宿場町であったという視点で
眺めると、また興味深い町だと
思いました。

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ  - 菊人形味噌ケーキと抹茶と米粉のロールケーキ

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ 

ルポ・デ・ミディ  - 古い建物が残る町並み

ルポ・デ・ミディ  - 鍵屋

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠~今を遡ること約45年前、
私は同級生の家族の車で琵琶湖に
ドライブに行きました。
その帰り道に、洞ケ峠にあった食事処で
晩ご飯をいただきました。
その時代の洞ケ峠は小高い丘に木が
茂っており、峠の名に相応しい
ものでした。

それから時が経ち、子供のころより
洞ケ峠に近いところに引っ越した私は
その懐かしい場所に行ってみましたが、
もう峠と呼べる地形では無くなって
いました。
そのときに家族と立ち寄った食事処が
こちらです~洞ケ峠茶屋。

茅葺き屋根のまるで広重の浮世絵にある
ような、正に峠の茶屋の趣のある建物。
入口をくぐって入店すると、
中央がテーブル席、窓際が小上がり席に
なっています。
天井は梁がむき出しています。
和風な照明がほの暗い雰囲気。

小上がり席に着きメニューを見て、
こちらの名物である田舎ぼたもち1つ
210円
ぜんざい450円、甘さけ400円、
を注文しました。

まず、田舎ぼたもちが運ばれました~
大きさは10センチ弱あります。
食べてみますと、甘さ控えめの
やや塩気もある餡、
しっかりした食感のもち米。
ぜんざいの方が遥かに甘さが強め、
添えられえた山椒の効いた
塩昆布が良いアクセント。
甘さけは麹のまったりした甘みと
生姜の風味が優しいお味。

会計時にお店の歴史を伺うと、
茶屋の営業は50数年ですが
この茅葺き屋根の建物は
築100~150年級のものを
移築してきたそうです。
目の前は国道1号線の車の列ですが、
こちらだけは洞ケ峠があった時代に
戻ったようです。

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠茶屋 - 田舎ぼたもち

洞ケ峠茶屋 - 甘さけ

洞ケ峠茶屋 - ぜんざい

洞ケ峠茶屋 - 梁がむき出しの天井

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠茶屋

洞ケ峠茶屋 - 洞ケ峠の由来

※本記事は、2020/07/18に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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