【あべの・天王寺】湯麺(中華汁そば)の旨い店【五目】
鶏ガラなどの上質なスープをベースに、肉や海鮮、野菜などがたっぷり入った中華汁そばは、ラーメンと似つつも、そのアプローチはまったく異なっています。あべの・天王寺界隈で、メニューの片隅に密かに記されている中華汁そばにスポットライトを当ててみました。栄養豊富で美味しい中華汁そばを味わってみませんか?
更新日:2023/11/23 (2018/12/31作成)
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる719件の口コミを参考にまとめました。
目次
各地で日々新しいラーメン店がオープンし、各店が趣向を凝らしてその味を競うなど、未だ衰えを見せないラーメンブーム。そのいっぽう、中華料理店では昔ながらのスタイルの中華汁そばが静かに生き残っています。
麺にそれほど特徴はないものの、鶏ガラなど滋味豊かで品がある上質なスープをベースに、肉や海鮮、野菜などがたっぷり入った中華汁そばは、ラーメンと似つつも、そのアプローチはまったく異なっています。
メニューの片隅に密かに記されている、いささか地味な存在の中華汁そばにスポットライトを当ててみました。栄養豊富で美味しい中華汁そばを味わってみませんか?
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口から国道25号線を東へ5分くらい歩いたところ、生野本通商店街の入口近くにある中華料理店です。
店内は1階が厨房に面したカウンター席のみの10席程度、2階は20席ほどのテーブル席が並ぶ全30席ほどです。
汁そば(500円税別)はいわゆるタンメン。大阪でタンメンは珍しいですね。淡い色のスープに黄色い麺の上に炒め野菜が載っています。
麺は中華屋さんでよくある中細麺。野菜は白菜、ネギ、モヤシ、玉ねぎで、これに豚バラ肉が散らされています。やや油と塩気が強めなので量は多くないがガッツリな感があります。
34人
693人
06-6712-8595
出典: kurodaさん
あべのアポロビルの9階、エレベーターを出ると大きなレセプションデスクのある、昔ながらの巨大中華料理店です。
店内は全部で450席とかなりの大箱。中華料理店らしい大きな丸テーブルに回転台。椅子には結婚式場のようにカバーが掛っています。
菜湯麺(780円税別)は野菜の湯麺のこと。少しとろみを持つ澄んだ塩スープの中に麺が横たわり、沢山の野菜がその上に散らばっています。
スープには深い旨みがあり、塩気は控えめで上品な風合い。野菜はキャベツ、ニンジン、モヤシ、キクラゲ、インゲンなど。さらに小エビやイカも入り、色合いも鮮やかです。
麺は少し縮れを持つ中細麺で、とろみのあるスープによく絡む。麺自体に際立つところはないが全体のバランス感が素晴しいですね。
78人
2095人
050-5868-9944
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の北口から、まるでここだけ昭和のまま取り残されたかのようなレトロなアーケード街「天王寺駅前阪和商店街」を抜けて、明るい場所に出たところにある中華料理店です。
店内はカウンター6席。テーブル席は20人ぐらい。庶民派の中華料理店といった雰囲気です。
北京麺(750円)はいわゆる五目麺。やや濃い色のスープの中に五目がたっぷり浮かんでいて、スープの中に麺が横たわっています。
スープはほんのりとろみを帯びた上湯で、深い旨みを持ちつつ塩気を控えた優しい味わい。具材はエビ、イカ、豚、白菜、チンゲン菜、キクラゲ、ニンジン。五目以上の七目ですね。食感が残るよう適度な火入れがされていて、調理師の腕の良さを感じさせます。
麺はストレートの中華麺で、歯切れのいい風合いです。
街場の大衆中華といった趣きながら、実は本格中華が味わえる屈指の実力店です。
62人
2174人
06-6772-1218
出典: kurodaさん
「あべのキューズモール」の北側一角を占めるViaあべのWalkの地下1階にある中華のお店です。
このお店は阿倍野再開発前には「あべの銀座」の路地裏にあったお店。当時の怪しげな雰囲気からは程遠い、劇的な変化を遂げています。
什景湯麺(770円)はあっさりとした塩スープ仕立てで、玉子とじなのが特徴的です。
具材は大エビ、小エビ、豚肉、白菜、モヤシ、ニンジン、椎茸、木耳、インゲンと実に多彩で、各具材のカットも大きく、食べ応えがあります。
麺は細めの、少しかんすい臭を感じる中華麺です。柔らかい口当たりの優しい風合いです。スープと具材、麺とのバランスの良さを感じます。
150人
3019人
06-6649-5926
出典: kurodaさん
あべのハルカス近鉄本店の13階の、ちょっと高級なレストランが集まるフロアーにある中国料理店です。
ここは化学調味料や添加物は使わず、秘伝のスープと天然塩を使ってのナチュラルでヘルシーな本格中華とのこと。
お店の名を冠した「桃谷樓麺」(1,290円)は、あんかけ仕立ての茶褐色のスープになっていて、誇らしげに海老が乗せられています。
海老の風味をまとったスープは上品な味噌味。豚肉、白菜、小松菜、白木耳など具材もたっぷりです。
麺を持ち上げると、スープの粘度が高いので箸からずっしりと重みが伝わってきます。やや細めながらもシコシコした食感のある麺は、ラーメン専門店に迫る質の高さです。
113人
4471人
050-5590-2422
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅の北口をでて、環状線のガードに沿って桃谷方面に5分ほど歩き、ガードに86と記されてる路地を東に少し進んだところにある中華料理店です。
店内は入り口側に厨房とテーブル席、奥が小上がりになっていて、合わせて30席足らずです。
「五目ソバ」(550円)はあっさりとした塩スープ仕立てで、玉子とじなのが特徴的です。
具材は豚肉、白菜、モヤシ、ニンジン、玉ねぎ、木耳など。実に多彩で、各具材のカットも大きく、食べ応えがあります。
麺は細めの、少しかんすい臭を感じる中華麺です。柔らかい口当たりの優しい風合いです。スープと具材、麺とのバランスの良さを感じます。
なんといってもこのご時世でこの値段。CPは抜群です。
11人
258人
06-6741-1095
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線・阿倍野駅の5号出入口を出て、路面電車が行き交う阿倍野筋を南に少し下がったところにある中華料理店です。
店内は厨房を囲うL字型のカウンターに10席と、その背後にテーブル席が6席の全16席です。
酸辣湯麺(680円)は、薄茶色のスープにたくさんの具材が浮かんでいて賑やかな風体。漂う酸っぱい匂いは酸辣湯麺ならではのものです。
スープはとろみのあるテクスチャーで、コクのある中華スープにやや強めの酸味、辣油の辛さ、そしてほんのりとした甘さが相俟って複雑な風味です。
麺は中華料理店でよくある中細麺で、スープの熱さにも負けず歯切れの良さを保っています。とろみのあるスープとの相性もいいですね。
具は豚肉、イカ、海老、白菜、モヤシ、木耳、ヤングコーンといったところ。多品目なのがいいですね。野菜たちが刺激的なスープの味を緩和させる実にいい仕事をしています。
31人
783人
06-6623-4619
出典: kurodaさん
JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館4階のレストラン街にある北京料理のお店です。
店内はテーブル席ばかりで100席足らず。南の窓からは「あべのハルカス」、西の窓からは「通天閣」の姿も望め、新旧の大阪のタワーが一望です。
「海の幸汁そば」(1,200円)は、置かれたと同時に胡麻油の香りが立ち上がってきました。深めの器に澄んだスープが満たされ、たっぷりの海鮮や野菜が姿を現しています。
上湯スープの淡泊な味わいの中に魚介による深い旨みが感じられます。端正な味付けながら胡麻油の香味が風味を特徴づけています。
具材は海老、烏賊、帆立の海鮮と、白菜、にんじん、青梗菜、筍木耳など。実に多彩で、各具材のカットも大きく、食べ応えがあります。丁寧に背わたを取ってる海老や、飾り包丁の入ったにんじんに老舗の矜恃を感じます。
麺は細めの、少しかんすい臭を感じる中華麺です。柔らかい口当たりの優しい風合いです。スープと具材、麺とのバランスがいいですね。
128人
6314人
050-5594-6065
出典: kurodaさん
近鉄・大阪阿倍野橋に直結、JRおよび地下鉄・天王寺駅に隣接するあべのハルカス近鉄本店 ウイング館のB2F、食品売り場にある、551蓬莱のショップです。
イートインスペースはL字型のカウンター席のみで10数席、食券方式になってます。
「海鮮麺」(1,030円)は、白い器には実に美しい澄明のスープが満たされ、麺の上にはたっぷりの野菜と海老が乗っています。
あっさりとしたやさしい味わいのスープは海鮮の旨味が引き出されています。油分は少なめだが光の加減で金色に輝き実に美しい。
麺は中細の弱縮れ麺。やや柔らかめの歯ごたえでコシはあまり感じられないが、つるつると滑らかな風合いで、このあっさりとしたスープとの相性は良好です。
具材の野菜は白菜、ニンジン、タケノコ、エリンギです。エリンギが食感のアクセントになってますね。そして海鮮は海老、イカ、ホタテです。特にホタテから出た旨味がスープの味を深めています。
112人
797人
06-6623-5534
※本記事は、2023/11/23に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。